1974-02-27 第72回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第7号
アメリカの海兵隊岩国基地上空は、アメリカの米軍エリアといわれる制限空域があります。しかし、今回のニアミス発生の地点は、グリーン4、つまり館山、大島、浜松、大津、岡山、岩国、それから福岡、このコースというふうに指定された航空路上で起こっている問題です。
アメリカの海兵隊岩国基地上空は、アメリカの米軍エリアといわれる制限空域があります。しかし、今回のニアミス発生の地点は、グリーン4、つまり館山、大島、浜松、大津、岡山、岩国、それから福岡、このコースというふうに指定された航空路上で起こっている問題です。
それじゃまあ具体的に、私は軍事優先をやめるという態度とも関連してお聞きしたいのですが、この、問題になりました下関小月基地上空で全日空機が海上自衛隊機とニアミス事件を起こしている。この問題について、この自衛隊の態度というのは、非常にこれは国民は不審に思ってるわけです。私はお聞きしますけれども、これについて運輸省はどういう態度をとっているのですか、一体。
御承知のように、この基地上空の場合は、高度によって空域を分けているわけですね。この百里の上のところを大子から佐倉のほうに至るアンバー7という航空路が通っているわけです。千歳から飛行機が羽田に向かって飛んでくる場合の経路ですね。そのアンバー7が通っていて、ここの交通量というのは非常に多い。それからもう一つは、この基地の西側に民間小型機の飛行場があって、こういう小型機のニアミスの防止の問題もある。
基地上空周辺を飛行しながら故障排除の処置を講じたが、回復しなかったため、十四時四十五分団司令は下げ翼を使用しない着陸の困難なことを考慮して、僚機を通じ事故機に脱出を命じた。 黒木三尉は、地上被害を避けるため、機を海上に誘導し、十四時五十分に脱出し、間もなくヘリコプターにより救助された。機体は一瀬川の河口東南約五キロの海上に墜落した。原因については目下調査中であります。
それを防ぐ方法は、今申し上げたように明確に米軍に対して、君らの方は基地上空以外において訓練を実施する権利はないのだ、こういうことをはっきりと通告し、もしやりたければ訓練計画をあらかじめ政府に持っていらっしゃい、こう言ったっていいわけです。ちっとも相互信頼にもそむかないでしょう。ボン政府でさえやっているのですから、ボン政府がやっていることを日本の政府がやっていけないなんという国際常識はありません。