1964-04-03 第46回国会 参議院 本会議 第15号
これがわが国農業に与える直接的な影響は、バナナの輸入によるリンゴの暴落、学校給食用の脱脂粉乳輸入や、バター、チーズの輸入が国内乳製品市場を圧迫し、乳価値下げの原因になっていること、また飼料について見ても、 畜産の拡大に国内の飼料自給体制の整備が伴わず、三十八年は農家購入飼料の六〇%は輸入飼料であり、三十九年度の需給計画ではこの割合は七〇%になっておりまして、わが国畜産における外国飼料依存度はきわめて
これがわが国農業に与える直接的な影響は、バナナの輸入によるリンゴの暴落、学校給食用の脱脂粉乳輸入や、バター、チーズの輸入が国内乳製品市場を圧迫し、乳価値下げの原因になっていること、また飼料について見ても、 畜産の拡大に国内の飼料自給体制の整備が伴わず、三十八年は農家購入飼料の六〇%は輸入飼料であり、三十九年度の需給計画ではこの割合は七〇%になっておりまして、わが国畜産における外国飼料依存度はきわめて
もちろん国内乳製品産業の振興とか助成とか、そういうことは農林省の役目でございますので、私のほうとしては、これくらい使ってもらうのが適切であるという問題が出たときに、はっきりそこで価格という問題をやるというように基本的には考えておりまして、なおそういうこの問題並びになま牛乳の問題一般論として現在話し合いをしつつある現状でございます。
きておるのでありますから、これを熱気消毒して、そして冷却期間も摂氏十度以下、一たん煮沸してからも十度に下げなければ出せないというような、とにかくうるさい規定を、消費者の立場も考え、食品衛生という立場もありましょうが、必要以上に——集団飲用あるいは学校給食その他家庭でも大量に消費したり、また労力不足、いろいろな点から見ましても、もうここらで一つ食品衛生法を国内の実情に沿うべく改正をして、両々相待って国内乳製品及
そういう意味で、直ちに輸入乳製品と国内乳製品の均衡をとらすというわけには、そう簡単に短期間に生産の合理化も可能ではない、そういうことから、酪農業者に対しましても、先行き牛乳が安くなる、こういう心配があり、非常な損害を与えるということで、急遇対策をとった。
ことにただいまお話しになりました国内乳製品の価格百五円ということ、これが輸入されるいわゆるアメリカ製品のものは金額として非常に安い。これはもう、けたはずれに安い。そういうように金額的にも非常に差がある。
第四に、昨年十月に大カン練乳の砂糖消費税の免税措置が廃止されて以来、大勇ン練乳の生産及び消費が著しく減退しておる事実にかんがみ、これが免税措置の復活をはかるべきであり、第五に、最近、輸入乳製品の数量が年間二万五千トンをこえるに至り、これを牛乳に換算すると百八十万石の多量に及ぶので、わが国農業保護の立場からも、外貨節約の見地からも、この際輸入計画の変更を行い、輸入の抑制をはかり、過剰生産の苦況にある国内乳製品