2008-04-18 第169回国会 衆議院 内閣委員会 第10号
この地域ブロック別担当参事官制度といいますのは、全国を八つのブロックに分けます。私もかつて知事をしておりましたときに地方の視点から感じたことでありますが、中央省庁の方は出先の機関というのを、経産局であったり、財務局であったり、地方整備局であったり、農政局であったりと、別々に設けているわけであります。その間を、地方の方ではいろいろ相談をするときに駆け回らなければいけないということがございました。
この地域ブロック別担当参事官制度といいますのは、全国を八つのブロックに分けます。私もかつて知事をしておりましたときに地方の視点から感じたことでありますが、中央省庁の方は出先の機関というのを、経産局であったり、財務局であったり、地方整備局であったり、農政局であったりと、別々に設けているわけであります。その間を、地方の方ではいろいろ相談をするときに駆け回らなければいけないということがございました。
だから一つの、参事官制度見直し要求事件と言われている事件があったんですね、四年前に、二〇〇四年四月には。海自最高幹部である海幕長が、文民統制のかなめとなってきた防衛参事官制度を廃止し、内局組のトップである防衛事務次官が持つ自衛隊に対する監督権限を二〇〇六年四月に新設されることになっていた統幕長に移すよう当時の石破防衛庁長官等の前で直訴したということがあるらしいですね。
だけれども、要は、防衛参事官制度というものも含めて考えたときに、どうやってこの縦割り組織の弊害をなくして、そして硬直化した組織というものを使える組織にしていくか。意思伝達、情報伝達ではなくて、いざというときに有効的に使える組織にしていくかということは大事なことだと思いますけれども、この点、石破大臣はどういうイメージでその組織の中身を考えておられるのか、その点をお聞かせください。
どうしてそんなことがあるか、防衛参事官制度というほかの省庁にない制度があるかといえば、基本的に、防衛大臣というものは素人なので、軍事についても、あるいは法律についても、予算についても素人なので、それはほかの省庁とは違う補佐官的なスタッフが必要なのだということでこの制度ができたとするならば、何で官房長、局長が充て職になるのか。
参事官制度は今のままでよいという考え方、すなわち、それは、陸海空いろいろな考え方があるだろう、陸海空それぞれの最適化がなされて上がってくるんだけれども、その調整をしているのがまさしく内局なのであり参事官なのである、だから今の制度でいいのだという考え方。 何言っているの、作戦や軍事のことがわからない内局はそれは軍政だけやっていればいい、軍事専門的なことは制服がやるんだという二分論。
○赤松(正)委員 もう一つ、かねてよりの大臣の御持論で聞いておきたいことがあるんですが、参事官制度について、御著作でも、あるいはまたいろいろなところで、現行の防衛参事官のありようというものが余りうまく機能していない、つまり、各局を束ねている局長が同時に防衛参事官の任務を兼務しているというのは、結局、いざといういろいろな事態のときに自分の束ねている局の方に足を引っ張られて、実質的に大臣をサポートするその
○国務大臣(増田寛也君) 手続のことを今御要望ございましたんで、少しそこのところだけちょっと申し上げさせていただきたいんですが、今御懸念をいただきましたような、実際に本部を一本化したけれども手続がなかなか複雑にならないようにと、この観点が大変大事でございますので、四本部を一本化しまして、その大きな統合本部の中はもう完全に地域別に全部ブロック別の担当参事官制度というのをしくと。
そして、委員御指摘のように、政治の体制というのが、二十七万の防衛省・自衛隊を大臣、副大臣、政務官二人、これで統制していくということが本当にできることなのか、委員よく御存じの防衛参事官制度というのは本当にこのままでいいのかという議論を、申し訳ないが私は前回長官のときにきちんと完結しないままに終わってしまいました。私は、本当に委員が防衛省・自衛隊のことを御理解あることは私よく存じています。
○古賀(一)委員 具体的に参事官制度の検討ということで進みつつあるということを知りました。これについても、ぜひ、相撲協会じゃありませんけれども、制服、背広に限らず、外部の、守秘義務の問題はあるでしょうけれども、そういったものも私は検討すべき事柄じゃないかと、今初めて聞きまして感じたところです。 それでは、本題に入りたいと思います。
これは、例えば参事官制度という議論を随分いたしました、私、前に長官のときに。これは、委員も官僚出身でいらっしゃいますからよく御案内と思いますが、普通の役所で言う参事官と私ども防衛省で言う参事官というのは、位置づけが異なっております。大臣は素人でございますから、基本的に。 そうしますと、膨大な自衛隊・防衛省というもの、二十七万もおります。
参事官制度というのも、本当にこれでいいのかという議論はされなければいけない。そして、ほかの国において、制服と内局というふうに仮に言うとするならば、この日本の形が世界広くスタンダードかといえば全然そうではないのであって、これは本当にこれでいいのかという観点の議論はしなきゃいけない。
あるいは、文民統制の考え方からいって、内局と幕とのあり方はどうなのか、参事官制度のあり方はどうなのか。文民統制の主体はだれであり、客体はだれでありということもきちんと議論をしなければいけないのではないか。調達のあり方についても、もう一回、何が国益で何が国損か、そういうことを議論する。その場さえ過ぎればそれでいいということが今まで積み重なってきたのではないか、私はそういう反省も持っているのです。
○藤末健三君 私も調べてみますと、その参事官制度というのは、やっぱり日本独特だなという気がしております、正直申し上げて。歴史的な背景見ますと、やはり警察予備隊から始まり、保安隊になり、そして自衛隊になったという過去の経緯からできてきた独自の制度だと思うんですけれど、これはこれでいいところもあるんじゃないかと思います。
それで、次にありますのは、議会の次にございますのは、官僚、背広組の方たちが制服組の方を統制すると申しますか、コントロールするという議論で、我が国はほかの国にない仕組みとして参事官制度、今たしか八人の文官の参事官が長官を補佐するという官僚による自衛隊の統制みたいな話がございます。
それがいいのかどうかというのを、私が前の長官のときに、特にあの当時は教育訓練局というのがあったんですよ、今は名前が大分変わりましたけれども、教育訓練局長は制服の方が、教育の実際の指揮者としてはいいんじゃないかと思ったんですけれども、参事官制度があって、しかも参事官をもって充てるという十一条があるためにできなかった。
○久間国務大臣 私が教育訓練局長を制服でどうかというふうに思ったのは、今の参事官制度、そういうのをよく知らなかったこともありました。
私は、参事官制度についてかなり懐疑的なのはそこなんですよ。参事官というのは、全般にわたって長官を補佐するということになっていますね。この間、参事官制度の改革がありましたね。参事官制度は何を改革しましたか。衛生とそして技術かな、これを参事官から外しましたね。そしてまた、参事官を補佐する官房参事官をつくりましたね。補佐する人の補佐をつくりましたね。
○神風委員 次に、防衛参事官制度についてちょっと伺いたいわけですが、〇四年六月に、当時の海上幕僚長が内局の防衛参事官制度の廃止を文書で要求されて、陸上、航空幕僚長も同調したと伺うわけであります。その結果、〇五年八月に、参事官制度のあり方に関する最終報告が発表されたということでありますけれども、これによって、この参事官制度というのはどのように変わったんですか。
まず、防衛庁長官の補佐体制及び国民保護に係る体制の充実強化を図るため、防衛参事官制度を実効的に機能させるとともに、内部部局や地方組織等の改編を行います。また、装備品のライフサイクルを見据えた取得を実施し得る体制への改革を推進するため、装備本部を新設いたします。さらに、質の高い医官の確保、育成等の観点から、衛生関連組織の改編等を実施することとしております。
○国務大臣(大野功統君) 参事官制度でございますけれども、基本的な考え方、私はこれは維持していくべきではないか。つまり、防衛庁長官を幅広い視野から基本的な問題について、固定した分掌にとらわれないで補佐、助言していく、このことは私は広い視野で安全保障を考えていく上で大変大事な問題である、このように思っております。 この問題、何か月か前にも私、中間報告を受けました。
○大田昌秀君 昨年の十二月二十七日、防衛庁は、防衛参事官制度の在り方や内部部局の組織改編など、現在検討を進めている制度や組織の見直しに関する中間報告を公表されました。今回の防衛庁設置法改正案には、防衛庁内局を改編する内容が盛り込まれていますが、参事官制度の在り方については触れられていません。中間報告にある参事官制度の見直しは今後どのようになさるおつもりですか。
途中まで、私ども議論に加わっておりませんので承知をしておりませんが、防衛参事官制度とか、これについての議論が漏れ伝わってまいりました。事実が漏れ伝わってきたのかどうかは残念ながら確認はできませんけれども、この点について、内部部局のあり方の検討という中に含まれておるのかどうか、そして、大臣としてもし御所見をお述べいただけるのであれば、お聞かせ願いたいと思います。
○大野国務大臣 いわゆる参事官制度でございますけれども、この問題、確かに一つのテーマとして取り上げて、今検討している段階でございます。 たびたび申し上げて恐縮でございますが、新たな安全保障環境のもと、新たな脅威、多様な事態に実効的に対応する、このためにはやはり迅速かつ適切なアドバイスが必要である。広い視野から基本的にアドバイスをする、こういう視野が必要でございます。
防衛参事官制度等いろいろ改革の余地などあるのかもしれませんが、こうした軍事の実際のプロフェッショナルな方たちの見識というものが政策になるべく結び付くようなことを是非考えていただきたいと思っております。 統合運用につきましては、自衛隊を将来的にどういうふうに本当に使うのかという、どういう任務まで果たすのかと。
○国務大臣(大野功統君) この問題は、前石破長官がこの点を見直そうということで、つまり参事官制度がうまく活用、運用されているかどうか、こういう発想法で、今年の年末までに検討を終えて、そして新しい長官の私のところへ報告が上がってくる予定でございます。
去る九月六日付け朝日新聞は、防衛庁が防衛参事官制度の見直しを検討し始めて、庁内が揺れていると報じています。 そこで伺いますが、現行の防衛参事官制度について、その成り立ちと見直しが必要になっているという実情について簡潔に御説明ください。
ちょっと昨今の話に急に飛んで恐縮でございますけれども、現在、防衛参事官制度を廃止すべきであるというふうな議論がございます。また、防衛事務次官が現在統幕よりも上位で持っている自衛隊に対する監督権、これを、防衛事務次官が現在持っている自衛隊に対する監督権、これを統幕長の方に移すべきだと、こういう議論があるようでございます。
それから、文民統制、これも国会が今民主的な予算その他を通じてコントロールするという文民統制が、しかも安全保障会議もある、あるいは総理、防衛庁長官、国務大臣は文民でなければならない、あるいは参事官制度を部内的には設けている等々の文民統制確保の慣行が確立されてきていますね。 そしてまた、非核三原則というのがございます。
さらに、政府の中におきまして国防に関する重要事項につきましては安全保障会議の議を経るとかいうようなこともございますし、防衛庁内部の運びにおきましても、防衛庁長官がいろいろな決定等をやってまいります場合に、参事官制度というものがございまして、いわゆる内局のいろいろな補佐を受けながら行動していくわけでございます。