1952-02-12 第13回国会 参議院 農林委員会 第4号
而してこの問題の対策は、応急対策と恒久対策とに分けて考えられ、応急対策としては、差当つて昨年産の比較的値段の高い原料いもを以て生産された比較コストの高い澱粉のストツクを如何にして処分するかの問題であり、恒久対策としては、今後砂糖との競合において如何にして水飴及び葡萄糖の生産を育成し、延いて澱粉業を、そして終局的にはいも作の維持を図るかにあるのであると考えられるのであります。
而してこの問題の対策は、応急対策と恒久対策とに分けて考えられ、応急対策としては、差当つて昨年産の比較的値段の高い原料いもを以て生産された比較コストの高い澱粉のストツクを如何にして処分するかの問題であり、恒久対策としては、今後砂糖との競合において如何にして水飴及び葡萄糖の生産を育成し、延いて澱粉業を、そして終局的にはいも作の維持を図るかにあるのであると考えられるのであります。
ただ原料いもを政府が渡したものを使つたかどかという点につきましては、これは十分監督しなければならぬと思います。
切りぼしかんしよが昨年よりも下りましたのは、昨年は一等の原料いもでつくりました際に、それに一定の加工賃その他を加えまして上等の價格を出したのであります。そういう立て方であります。今年は原料いもの等級は考慮せずに、全体的に見まして、ごく精選された一定の規格のものは一等の切りぼしかんしよという扱いをいたしたいと思つております。そういう関係でただちに去年と比較ということも適当でないかと思います。