1970-03-13 第63回国会 衆議院 文教委員会 第6号
そういう意味で、私ども先般もお答え申し上げましたように、僻地医療なり無医地区対策というものを、医師を確保するという従前の方策のほかに、機動力を増すこと、あるいは巡回診療班というものを定期的あるいは必要に応じて随時出し得るような体制を整えるというような形で、実態的なこの偏在に伴う欠陥をカバーするという方策を考えておるわけでございます。
そういう意味で、私ども先般もお答え申し上げましたように、僻地医療なり無医地区対策というものを、医師を確保するという従前の方策のほかに、機動力を増すこと、あるいは巡回診療班というものを定期的あるいは必要に応じて随時出し得るような体制を整えるというような形で、実態的なこの偏在に伴う欠陥をカバーするという方策を考えておるわけでございます。
○松尾政府委員 僻地対策といいますか、いわゆる無医地区対策でございますが、これにつきましては、現実の問題としてこのことさえやればすべてが解決するというきめ手になるようなものがなかなかできませんので、土地の事情に応じながらいろいろな対策を適用していく、こういう態度でございます。 まず第一番目には、やはり何といっても診療所を設置する、医療機関を設置するということが必要でございます。
私どもは、大臣が先ほど申されました無医地区対策というものを考える上においての基本になる調査というものをいろいろ行なっておる。それは四十一年に行なったものでございます。その後の経過におきまして、それが急速にふえているという傾向はないのじゃなかろうか。
無医地区というものの概念をきめることについていろいろ問題があるわけでありますけれども、厚生省でいわゆる無医地区対策として調査をいたしました結果掌握しておりますものは、全国で二千九百二十地区というふうに理解をいたしております。
このようなことを今回はこの法律で踏まえまして、無医地区対策というのは過疎地域だけの問題ではないのでありますけれども、せめてその先べんを、この過疎立法の機会をとらえまして、この法律で、過疎地域に対する医療対策の措置の第一義の責任者は国の次に都道府県知事であるという規定をいたしました。
○政府委員(松尾正雄君) 僻地の医療対策につきましても多少時代的な変遷がございまして、三十一年からの第一次僻地の無医地区対策というときの中心は、もっぱらそういう地域に診療所をつくっていく、いわゆる昔で言いますところの無医地区診療所でございます、そういう診療所をつくっていくということを重点にして最初の五カ年間をほぼやってまいりましたが、途中から、次第に、診療所の運営の実態でありますとか、あるいは交通事情
以上のほか、零細事業所に対する健康保険の適用、千葉県立血清研究所の小児麻痺ワクチン不正販売問題、重度心身障害児者対策、無医村地域、特に辺地無医地区対策、児童手当制度の実施、ハンセン氏病患者の援護及び療養施設改善対策、同和対策、王子の米軍野戦病院問題、薬品の配置販売制度のあり方、血液対策、医師及び看護婦の不足問題、アルコール中毒患者対策、山谷及び愛隣地域対策、人口問題、自閉症児対策、公害対策等の諸問題
そこで診療所に勤務していただくお医者さんを募集していくという方針を進めておると同時に、一方、医務局のほうで、いわゆる無医地区対策といたしまして僻地診療所の建設を進めまして、両者相まって無医地区の解消にここ数年努力をいたしておるわけでございます。
今度の厚生省の予算で、昨年度より、そのような無医地区対策ということについて、どういう予算をふやされたか、どのような行政措置の強化なはかっていられるか、ごく簡単でけっこうでございますから、御説明を願いたい。
○政府委員(熊崎正夫君) 実はいわゆる無医地区対策といいますか、無医村対策といいますか、この措置につきましては、省内でも主として医療機関の所管をいたしております医務局を主体にいたしまして、僻地診療対策を片一方で強力に推進をいたしておるわけでございまして、私のほうにおきましても直営診療所を持っておりますが、直接所管が市町村でありますために、必ずしも十分な手当てはできないわけでございますけれども、たとえば
○渥美説明員 厚生省におきましては、昭和三十一年から無医地区対策を実施しておりまして、特に医師の確保が困難であります市町村の区域につきましては、僻地医療対策を実施しております。
厚生省では無医地区対策を三つか四つか分類しているはずでございますが、その対策はどうなっているか、御答弁願いたいと思います。
いまあなたのお話しになったのは第一、第二で第三には触れていないようでありますが、人口も多く、関係市町村の財政経済の客観情勢から見まして、開業医を置いても十分に成り立ち得るという個所が二百八カ所もあるという、これは厚生省の統計による数字ですが、この二百八カ所のいわゆる無医地区対策の中の第三にはいっている地域に対しまして、本年度においてどのくらいな病院ないしは診療所をつくらせる計画があるのかないのか、その
委員会においては、小林厚生大臣及び政府委員に対して、無医地区対策、公庫の貸し付け条件、特に、診療所、助産所への条件の緩和、年金福祉事業団の貸し付け条件との均衡、公庫役員の構成等について熱心な質疑が行なわれ、また、柳岡委員から、資本金に関する第四条の改正規定を、「第四条中「八十一億円」を「百十億円」に改める。」とする修正案が提出されました。詳細は会議録によって御承知を願います。
と申しますのは、最初われわれが無医村を調査いたしましたときに、いわゆる無医地区等を調査いたしましたときに、各県側におきましては、あまり多くの数字を出すと、結局財政負担が非常にかかってくるというような配慮等もありまして、やや内輪目に報告を出したというような状態も実はあったわけでありまして、その後無医地区対策というものが、県側においても、なかなかほっておけない問題であるというような認識が漸次高まりまして
もちろん、私は、そういった地区に対する貸付が、ある程度の優先度がとられることは了承しますが、無医地区対策はそれだけでは成り立ちません。むしろ一歩進んで、国が助成をする、いわゆる貸し出しでなく、相当な補助金を与えてやらなければならない性質のものであります。そうしなければ成果は上がらぬと思います。
これは結局型の変わった無医地区対策ですよ。こういう点について、無医地区の対策と同じように、今まで八十二条で、五千トン以上の船あるいは最大搭載人員百人以上の船には乗せなければならないとなっておったものが二百七名で、三百くらいは交代をして、あと衛生管理者ということになるのですが、こういう現状というものを、厚生省はやむを得ないといって黙って見過ごすわけにもいかぬのじゃないかと思うのです。
そのようなことで無医地区対策をしようということは、驚くべきことである。ことに、無医地区対策で一番大事なのは、医師の確保であります。医師の確保の道がついているのかどうか。厚生白書を何回も読み返してみましたけれども、どうも無医地区に対する医師の手当というものの具体的な方策は全然ないと言って差しつかえない。全くお手あげだと言って差しつかえないと思うのであります。
これはどちらかというと、消極的な面で医療機関の集中を避けるということを配慮いたしておりますが、別に積極的に無医地区とかあるいは準無病床地区につきましては、無医地区対策の経費として医務局で計上いたしたものと、保険局で国保の直診として、こういうような医療機関のないところ、あるいは足りないところに補助金を支出することによりまして、積極的にこの解消に当たる。なお、医務局の方で無医地区に協力をする。
また、無医地区対策としては、現在本道の無医地区は三百三十八カ所、対象人口二十四万人余に及んでいるが、昭和四十年を目標として、僻地出張診療所、開拓診療所、国保直営診療所並びに保健婦相談所等をおのおのの地域の実情に即して設置し、その解消をはかろうとしているものであります。
○坂本昭君 この際、大臣に伺っておきたいのですが、今の無医地区対策の問題は、ことしの春の通常国会から当委員会では非常に議論をしたのです。ところが、あのような不正常な状態になったために、しり切れトンボに終っておるんです。
この無医地区対策として今の医療金融公庫はどうなっているか、また、辺地医療振興法をどういうふうにしておられるか、その辺、無医地区対策についてこの際御説明をいただきたい。
そしてまた、今度の医療金融公庫というものは、これは無医地区対策のために使われるものではないのであります。こういう無医地区の、人のいない、もうけにならない、非常利的と言うよりも、おそらく償還不能の地域に、この医療金融公庫を持っていって融資をするということは、これは国の怠慢だと思います。そういうところはずべからく公的な医療機関を配置させるというのが厚生省としての任務だと思うのです。
第一段階としましては、すでに直診が設置されているところでも、なお医師がないというような場所もございますので、そういうようなところに医師をあっせんするということのために、県内の公的医療機関その他医師会等も御協力願って何らか国民健康保険の無医地区対策協議会のようなものを作って定期的に派遣するというようなことにあっせんをしていただいたらどうか、かように考えております。