1956-04-06 第24回国会 参議院 社会労働委員会 第21号
従ってただいま久保さんのお話のように、仲裁裁定というものは公益委員が今度のような権威ある方法で組織された仲裁裁定委員会において決定したものであるから、その通りまるのみにしてもいいのではないか、こういう考えを国会全体が持てば、その予算はまるのみにして、国会もまるのみにされればそれでけっこうなのでありまして、一応やはり国会の審議を経なければ予算は決定することができないのでございますから、やはりその点はどういうふうにこれを
従ってただいま久保さんのお話のように、仲裁裁定というものは公益委員が今度のような権威ある方法で組織された仲裁裁定委員会において決定したものであるから、その通りまるのみにしてもいいのではないか、こういう考えを国会全体が持てば、その予算はまるのみにして、国会もまるのみにされればそれでけっこうなのでありまして、一応やはり国会の審議を経なければ予算は決定することができないのでございますから、やはりその点はどういうふうにこれを
すなわち郵便業務量の増加に伴うものであるとか、特定郵便局の増設に伴うものであるとか、あるいは無線電信関係の増加に伴うものであるとか、あるいは勤務時間に関する仲裁裁定委員会の裁定実施に伴うものとか、これは後に時間がございますれば詳しく申し上げますが、それらによって計算いたしました増加が三千九百四十六人というようなものでございまして、減少する方といたしましては、今まで電電公社から委託を受けておりました電話事業
これが当局に認められない場合、その判定者は、仲裁裁定委員会ということに相なっております。実際において、しかし、この裁定案を実施するかどうかの財政的措置につきましては、絶えず紛糾が続けられてきましたことは、まことに遺憾であり、適切な措置がとられることを期待していたのであります。
そこで政府は、国会の御承認を得て、そうして総理大臣の任命をみる、こういうふうにいたしまして、皆様方にも十分その人物その他識見などについて御判断を願って、そうして御承認を得た上で内閣総理大臣が任命するというふうにいたしまして、 〔副議長退席、議長着席〕 この仲裁委員会の構成について、さらに権威を持っていただくようにしていくことが、かえって仲裁裁定に意義あらしめるものではないか、こういうことから、仲裁裁定委員
やむを得ない場合に仲裁裁定委員会にかけるという格好になるのだと思うのですが、そうするならば、やはり調停案というものに対して政府の態度をきめてもらわなければならぬと思うのですが、政府は大体仲裁裁定によって決定しよう、こういうようなお考えがあるのですか。
国家公務員法の建前を見ましても、あるいはまた公労法の建前を見ましても、人事院の勧告、あるいは仲裁裁定委員会の仲裁裁定は、御承知のように、これらの公務員あるいは公共企業体職員の労働基本権の制限、禁止の代償として置かれておる制度であるはずであります。にもかかわらず、この法の建前を今日までともすれば軽視し、無視して参りましたのが政府の態度であったことはまことに遺憾にたえません。
これは内村さんは十分御承知でございましょうが、仲裁裁定委員会でそういうこともある程度考慮する要はないかという意見を出しておる例もございますので、いろいろと考えてみたのでございますが、そういたしますと、これは正確にはまず販売量であって生産量ではないというふうに見ることが一つと、それからそういう要素を入れるといたしますと、常業キロのふえ方は十数。
ただ、たまたまこれが地域的に八つの中の七つを仲裁裁定委員会が認めて、そうしてあなたの方の当局はこれを拒否したけれども、仲裁委員会が認めたから国会に出して来ているわけです。従って、これは技術的に政府はやろうと思えば、他のアルコール専売の職員と同じように地域給はできるのですよ、できないことはない。ところが、政府は、この意思がどうも消極的か積極的か、わからなかったので、はっきりしなかった。
○芳賀委員 その点は、たとえば調停委員会あるいは仲裁裁定委員会等とまつたく同じであるということは言えませんけれども、ある程度紛争を正しく処理するという場合においては、そういうような性格というものは公益的な立場において持たれる必要があるというふうに私は考えるわけであります。
御承知の通り、本日調査を願います四現業の給与につきましては、昨年秋仲裁裁定委員会から提示されました裁定によりまして、八月から実施をいただくはずになつておりましたところ、予算上資金上不可能という理由で、政府によりまして本年一月から実施という議決を見た経過があるわけでございます。
しかも日本の産業面に重要なる役割を果します官公労の諸君が、生活が困るから給与ベースを上げてもらいたいという要求をして、両者の意見が合わないため仲裁裁定委員会に提訴する。仲裁裁定委員会が裁定をする。当然国家は債務を負担することになるにかかわらず、予算措置ができないからということですつぽかしておる。こういう日本の国情の中において、金を出さなくても船がつくれる。しかもそれは何億という船である。
○吉田法晴君 まあスライドさせる方法についていろいろ意見があるから、そういう方法はとりにくいといつたような意味のことを言われたのですが、例えばそれは人事院にしても或いは仲裁裁定委員会にしても、物価、生計費と賃金というものが相関連して、如何にあるべきかということを、これはめきるでしよう。
殊にこの議題となつております日本電信電話公社に対する仲裁裁定というものにつきましては、公社の仲裁裁定委員会におきましては、資金上可能と認めているのであります。又公社の経営者といたしましても、資金上可能であるということを申している。
小林委員の提案は、公共企業体等仲裁裁定委員会の裁定通り完全実施するものとしてこれを承認するという修正案でございます。右の提案に賛成の方の御挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
六月二十六日公共企業体等中央調停委員会指示の調停案中、給与ベース改訂の部分を除外し、国有林野事業に従事する職員中、定員内職員及び常勤労務者約三万人の現行給与の不合理是正を行うことが妥当であり、これに要する経費約四億六千万円は、木材の売払い価格の騰貴もしくは売払い方法の改善等により生ずる特別会計内部の財源を充当すべきである旨を政府へ申入れ、これが実現を見たのでありますが、その後この給与べース改訂に関する調停案は不調に終りましたので、仲裁裁定委員会
私どもはこういう考え方を持つておるのでありますが、いろいろ御批判、御研究を煩わしたいと思いますが、現在こういうことを言うのは、仲裁裁定委員会の御決定の結果が尊敬すべきものでないという意味ではないのでありまするが、一つの特殊の機関の、これは何ら代表的、国民から選ばれたものでない特殊な機関の決定というものが、非常に国民全体の負担に密接の影響を持つというようなきめ方をするのはどうか、こういう考え方なんであります
仲裁裁定昭和二十八年八月実施が仲裁裁定委員会において決定されて以来、当事者の一方である労働組合を初めとして各政党並びに各階層にわたる世論の熱烈なる要望にこたえず、政府はこれをまつたく顧みざる態度に終止して来たのであります。
しかるに持永案は、この法律の定めるところに従つて仲裁裁定委員会が慎重検討を加え、三社五現業の経済的紛争についてそれぞれ裁定が行われたのでありますのに、これを昭和二十八年の八月にさかのぼつて実施するというきわめて重要な決定事項を無視して、昭和二十九年の一月からこれを実施せんとすることは、この法律の精神をまつたく没却し蹂躪したものといわなければならないのであります。
それからいま一つは、仲裁裁定がくだされる場合に、当然政府は、そういう仲裁裁定をされても、現実に資金的、予算的措置ができないからだめであるという必要な資料をそろえ、必要な証拠書類、証言をそろえて、政府が任命しております仲裁裁定委員に対して所要の手続をとるべきである。
○井上委員 仲裁裁定の下されますまでには、そういうベース改訂をしてもらつても、現実に予算的、資金的措置ができないという理由を、仲裁裁定委員会に政府は主張しませんのですか。全然政府の意見を聞かずに、雇い主の意向を聞かずにかつてに仲裁裁定が下されるのじやありませんよ。十分政府の諸般の事情を聞いた上で、これをやられるにきまつておる。
そこでその安いか高いか、こういうような批判に属する事柄は、仲裁裁定委員会の権限に属することであつて、国会の権限外の事項であり、しかもまたこの審議する過程において、安いにしても高いにしても、あなたの職責においてはそういうことを批判したり比べたりいろいろする必要はないと思う。
裁定の際には、一般物価へのはね返りや、一般国民生活への影響、又他の勤労者の公平というようなことを考えて裁定すべきものだと思いまして、その意見を付して、その意見に対する質問を昨日の運輸委員会で仲裁裁定委員長の今井委員長に質問したところが、大臣は御欠席でありましたが、その際に先ほど一松委員から述べられましたような御答弁が私に対してなされたのであります。
心でどんな不平があろうとも、仲裁裁定委員会が下したその委員会の裁定に従う。それからしばしば当委員会でも明らかになつたことですが、これは国鉄当局の責任者である長崎総裁も、その裁定委員会の下した裁定に従うのだという。ところが一たびこれが政府並びに国会に移つて参りますと、政府は国家の財政の上から見て、その裁定委員会が下した裁定、労使双方がのんだ裁定を、そのまま現実に移して行くわけにはいかない。
同時に私どもはできるだけ、これは先ほど申しましたように、裁定というものは少くともその実施の時期についてはバランスをとりたいというようなお考えが仲裁裁定委員会においてもおありのように私は見ておるのでありまするが、そういう点から申しまして、大所高所から御判断頂きますならば、今の政府の考え方が御納得が頂けるものと確信しております。