2002-11-28 第155回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
その結果として出てきたのが、とにかく銀行が不良化し、自己資本を株の低下で押し下げてくるということ、このことを非常に心配し始めて、それに対しては、やはり二年先、二〇〇四年九月までですか、ティア1まで減らせということを法律で決めてあるわけですけれども、現実に株価が下がってきているときに損が今出るということを思い切ってやるのはなかなかできないことなので、その中で私どもとして、時限的な一時的な方法として日銀
その結果として出てきたのが、とにかく銀行が不良化し、自己資本を株の低下で押し下げてくるということ、このことを非常に心配し始めて、それに対しては、やはり二年先、二〇〇四年九月までですか、ティア1まで減らせということを法律で決めてあるわけですけれども、現実に株価が下がってきているときに損が今出るということを思い切ってやるのはなかなかできないことなので、その中で私どもとして、時限的な一時的な方法として日銀
これはもう銀行の判断で、これはしっかりとこのままでやっていこうと思ったらそういう必要はないわけでありますから、非常に債権そのものが不良化して、これを再生ができるかどうか、回収できるかどうかという段階で御指摘のような問題が大きな判断として出てくるのだと思いますが、その判断の中で、先ほどお話ありましたように再生の委員会、再生の機構等々を今作っていこうというふうに考えているわけです。
不良債権処理に苦しむ銀行は「「不良化するような融資はもうできない」と開き直り始めた。」ともありました。銀行はなめたことを言っているわけですが、しかし、これまで半期の状況を見ても改善させなかった、ここはやはり大きい問題だと思うんです。
例えば、デフレの中でビジネスが悪化して、それが不良化するものもあるでしょう。しかし同時に、これまでの検査の中ではなかなか見えてこなかったものが更に厳しい特別検査等々をしてより明確になってきたものもあると。そうした中で不良債権がとりわけ過去一年増加したものであるというふうに思います。
今、不良債権処理を加速するということをおっしゃっていますけれども、結局、健全債権をどんどん不良化させて破綻をふやし、不良債権増加を加速していくことにはなりませんか、総理。
そうでなくても自己資本が減ることを非常に懸念している、海外、内外の日本の金融機関を見る目というのは、やはり不良化した融資がたくさんある、自己資本がそんなにたくさんないと、そういうことを心配しているわけですから、そこのところは非常に今、銀行としても気にしているところなんですね。
他方、エンロンの方は、今委員が御指摘になられたように、非常に複雑な、もちろん、SPCを作った、あそこから、連結から外すというような辺りは、私はそんなに難しいことじゃないだろうと思うんですが、そこに不良化した投資を動かしていく、その技術はやっぱり相当高度な技術もお使いになられたというふうに聞いておるわけでございます。
それからもう一つは、もうちょっと実質的な話で、やっぱりこれをいつの段階で債務者企業との間で話をして、そこの間の何というか、不良化した部分の事業というものの立て直しをしていくか、あるいはそこをあきらめて別途の元気なところを伸ばしていくような、そういう体制にしていくかということがもう一つあろうと、こういうように思います。
そういった背景の下で、破綻の主な要因といたしましては、一つは、不動産関連融資が不良化したことがございます。また、二つ目といたしましては、外債や仕組み債などリスクの高い有価証券を保有しておりまして、そのリスクが顕在化したことがございます。また、三つ目といたしましては、過大な有価証券投資に失敗したということがございます。
そこで、二十一世紀教育新生プランでは、青少年の健全な育成及び不良化防止などにかかわる施策はどのように盛り込まれて、そして現在、どのように生かされておるのか、文部科学省にお伺いいたします。
バブル崩壊による不良債権の処理という問題は九五年の住専とかその辺でほぼ終了していて、その後、不良債権がどんどんふえて、処理しても処理してもふえているのは、デフレ下で企業収益が上がらない、そのために優良な債権でも不良化していく、それが不良債権をふやしている状況で、そのデフレという根っこ、原因を正さずに一生懸命不良債権を処理しようとしても、次から次へと不良債権がふえるという問題を解消することはできないということであります
それで、私も、そういうことが余り多くなってきつつあった段階で、要因別破綻原因についてよく考えてみるようにということを申したわけでありますけれども、やはり、バブルそのものとは言いませんけれども、不動産関連融資の不良化、それからリスクの高い有価証券、まあ余資が相当ありますから、余裕資金がありますから、それを非常にリスクの高い有価証券に利用した、それがデフォルトを起こすというようなことで実は起こっているというようなことを
初めに、企業向け債権が不良化した場合、私どもがどのように対処しているのか、簡単に申し上げたいと思います。 通常は、第一に、当該企業の事業内容と業況を正確に把握した上で、その企業とともに合理化、リストラ策、再建に向けた事業計画、借入金の返済計画等を策定いたします。企業がそうした諸施策を履行し、収益力を高めてまいる過程で貸出金を返済いただくというのが最も典型的な処理方法でございます。
その場合に、私なりに整理をしているわけですけれども、どういう要因で前年に比べてこの債権が不良化したかということを考えますと、あえて言いますと三つに分かれると思っているんです。 一つは、基準が変わる、つまり認識の基準が変わる。この基準というのは、具体的に言うと検査マニュアルですね、今の日本の場合には。
引当金だけでなくて、できれば、これは危ないと思ったのは償却していくということが大事だと思いますし、それからもう一つは、不良貸し出しがなかなか減らないのは、よく予備軍などと言われておりますけれども、明確に不良化しているわけではなくても、注意を要する債権について銀行が自己査定をしてタイムリーに見直して、十分引き当てを行いながら企業再生を促していくということが大切だと思っております。
それと、整理回収機構の買ってきた不良債権は、ちゃんと適正な価格で買ったって、置いてある間にどんどん不良化していくわけですよね。整理回収機構が未来永劫あって、それこそその債権からの利息等の収入できれいに埋めていけるということになれば、それは確かに税金の投入というのは要らないのだろうというふうに思いますけれども。
一方で、不良化した、あるいは時代にそぐわなくなった企業を淘汰させながら新しい企業をきちっと起こしていく、こういう仕組みがある意味では語られているというふうに私は理解しておりますが、開業率などを比較した資料をお持ちしております。 例えば、アメリカとの関係でいけば、この十年来の開業と廃業がどうなっているのか。
だから、そういう意味では、ストックの不良化しているのが相当あるわけですから、わからないけれども、これを何らかの形で処理する仕組みをどこかでつくらなければまずいんじゃないのかと。個々に対応するとおっしゃって、一つ一つ出たらやると言うけれども、先ほど申し上げたように、今の地方自治体の財政の赤字の状況というのは、フローでも大変です。赤字再建団体に転落しかねないようなのがたくさんあります。
それから、結局、それが金融機関の持つ債権を不良化させる最大の原因の一つだというふうに思っておりますけれども、その不良債権がふえてくるに従いまして、それを整理する。現在また、不良債権の整理を二、三年の間にやれ、直接償却を含めてやれということでもって、銀行に対してかなり厳しく指導が行われている。
先ほど申し上げたように、アクセスを整備して都市との交流を積極的に行っていけば、絶対的に、その生産を上げられれば十分そこに後継者が育つという自信と、漁協合併については、先ほど申し上げたように、少しばかりの不良化債権、借金というものが合併の中であるとすれば、それをやはり積み込まないように、全く同様な体制で合併ができるんだという方向性はとられるんじゃないか。
この不良債権化したものが最悪の場合一兆円を超える状況も考えられ、ちまたでは第二の国鉄ではないかというふうにやゆされているわけでありますが、一体全体この不良化したものがどのくらいあるのかという実態についてどうお考えでしょうか。