1956-03-14 第24回国会 衆議院 商工委員会 第17号
何ゆえならば、まず第一に、時計は今日の生活では必需品であって、不要不急物資ではなく、かつ高級品といえども、今日の文化生活においては強い必要性のある商品と思うのであります。しかも時計製造は今日でも国産工業として相当発達しているにもかかわらず、いまだ輸入時計について非常な利益を生ずるゆえんは、需要供給の根本的なアンバランスがあるからであります。
何ゆえならば、まず第一に、時計は今日の生活では必需品であって、不要不急物資ではなく、かつ高級品といえども、今日の文化生活においては強い必要性のある商品と思うのであります。しかも時計製造は今日でも国産工業として相当発達しているにもかかわらず、いまだ輸入時計について非常な利益を生ずるゆえんは、需要供給の根本的なアンバランスがあるからであります。
従いまして不要不急物資につきましては、今後もその輸入を制限することによって外貨使用の節約に努め、国際収支の改善に努力いたさねばならないと存ずるのであります。
従いまして、不要不急物資につきましては、今後もその輸入を制限することによって外貨使用の節約に努め、国際収支の改善に努力いたさねばならないと存ずるのであります。
ただ一方こういう工合に外貨収支が多少ゆるくなりましたけれども——楽になりましたけれども、やはりこの際不要不急物資を自由にするということはまた考えものでございますので、この点につきましては通商協定上やむを得ないものだけを限りまして、その他は依然として不要不急物資は入れないという方向は堅持したいというふうに考えております。
昭和二十九年度の国際収支は、前年度に比較しますと非常に改善を見たわけでありますが、今後特需は漸減傾向にあり、また世界各国の景気動向、輸入制限措置等を考えますと、これを手放しに楽観することはできないのでありまして、政府としては、今後とも輸出の振興に大いに意をいたすことはもちろんのことですが、さらに不要不急物資の輸入を制限することにより外貨使用の節約に努め国際収支の改善に努力いたさねばならぬと存ずるのであります
○栗山良夫君 この法案が提出の必要性を帯びた基本になるのは、不要不急物資の輸入を制限して、外貨の節約をはかろうというところにあるということが書いてあります。従って、たまたまこういう考え方の一つとしてバナナとバイナップル等が指摘されておるわけですが、この目的のためには、バナナ、パイナップルだけでなくて、さらに広範ないろいろだ商品があろうと思いますが、そういう類似の商品名をお伺いしたいと思います。
昭和二十九年度の国際収支は、前年度に比較しますと非常に改善を見たわけでありますが、今後特需は漸減傾向にあり、また世界各国の景気動向、輸入制限措置等を考えますと、これを手放しに楽観することはできないのでありまし、政府としては、今後とも輸出の振興に大いに意をいたすことはもちろんのことですが、さらに不用不急物資の輸入を制限することにより、外貨使用の節約に努め、国際収支の改善に努力いたさねばならぬと存ずるのであります
その観点から考えまして不急物資の輸入の問題に対しては、過日質問がありましたから省きまして、私の思うのはとかく問題のある外米でありますがこれは相当多くの外貨が出ている。而も最近はまあ農林省では非常に注意して外米を入れておられるようであるけれども、併しそれが一旦配給される部面を調べてみると、相当大量配給辞退している。過日のここでの公聴会で勝田女史も半分は配給辞退している。
それから特に御承知のように日英協定その他通商協定によりまして、こちらの輸出を伸ばすための誘い水として或ろ程度、例えばウイスキーでありますとか、そのほかの不用不急物資も多少ではございますが、入れなければならんものもございますから、全体として見ました場合にいわゆる不用不急品というものの削減し得る額というものはしかく大きなものにはならないと思います。そこに問題の根源性があるわけでございます。
○松澤兼人君 経審長官は以前不用不急の輸入はできるだけ抑制しなければならない、こうおつしやつているのでありますが、併しパーセンテージから言えば、不用不急物資というものは大したことはないと思うのであります。そこで不用不急物資というものはどの程度あつて、どの程度に抑えるという問題について承わりたいと思います。
それから第四には、通商協定上やむを得ない場合を除きまして不要不急物資の輸入は行わないという原則で、外貨予算を編成したいと思つております。それから第五番目には、自動承認制度については、日英協定といつたようなことから、約束したやむ々得ない場合を除きまして、思惑のおそれのある品目または金額の大きい品目等については、できるだけ自動承認制から割当品目にこれを切りかえるというようなことを考えております。
○国務大臣(保利茂君) 砂糖の問題は或る限度は国民生活の必需物資であり、限度を超えれば贅沢、不要不急物資であると、なかなか面倒な性質を持つております。塩のように或る限度以上は消費が伸びないものでございますというと、扱いが非常に簡単でございますけれども、どこまでが一体必需物資といえるかという点で非常に困難を感じているわけであります。
それで私どもとしてもこのままにしがたいから、今度のようなことをやつておるのでありますが、同時に以前外貨の割当を四半期ごとにやつておつたことは御承知の通りでありますが、それを大体毎月さらに入れるものについての審査を加えるというので相当厳選して、最近におきましていわゆる不要不急物資、あるいは奢侈品等が入らぬことは、これは川崎委員もよく御承知のことと思いまするそれでも相当おそくなつたのではないかと言われればしかたがございませんけれども
三、これに関連して最近問題になつておる輸入節約の点でありますが、不安不急物資は別といたしましても、その他の必需物資の輸入を削減することはインフレ、乃至物価高を招来する危険もあり、なかなか困難なことであろうと思うのであります。
貿易収支の均衡のとれない今日の状況下にあつては、輸出の振興とともに、外貨の節約が強く要請されるわけで、今年下期の外貨予算においては民生必需物資、輸出原材料等の重要基礎物資の輸入は、極力これを確保するが、不要不急物資については極力輸入を抑制することにし、輸入品目を大幅に整理いたしました。
第三、これに関連して最近問題になつている輸入節約の点でありますが、不要不急物資は別といたしましても、その他の必要物資の輸入を削減することは、インフレないし物価高を招来する危険もあり、なかなか困難なことであると思うのであります。
それらもどつちかというと、そんなものを買うよりは米を買つた方がいいではないかというお説もごもつともだと思いますが、協定を締結をする経緯から見まして、バナナやパイナツプルというようなものを買わないというわけには実は行きませんので、今申しましたような四、五百万ドルの、どつちかというと不急物資でも買うようなことに相なつて進んでおるわけであります。
国内産業の振興、物資の活用等により、自給度の向上をはかるとともに、不要不急物資の輸入を抑制し、外貨資金を経済の充実発展に最も効果的に活用することが肝要であることは、諸君御承知の通りであります。輸出増進のためには、まず経済外交を積極的に推進し、友好諸国との経済協力を一層緊密にすることが肝要であります。
即ち、国内産業の振興、物資の活用等により、自給度の向上を図りますと共に、不要不急物資の輸入を抑制し、外貨資金を経済の充実発展に最も有効に活用する方策を講ずる必要があると存じます。もとより今後、国際収支を改善し、経済を自立せしめ得るか否かは、何よりも貿易の振興如何にかかつており、正常な幅出の増進に対し一段と努力することが必要であります。
すなわち、国内産業の振興、物資の活用等により自給度の向上をはかるとともに、不要不急物資の輸入を抑制し、外貨資金を経済の充実発展に最も有効に活用する方策を講ずる必要があると存じます。もとより、今後国際収支を改善し、経済を自立せしめ得るかいなかは、何よりも貿易の振興いかんにかかつており、正常な輸出の増進に対し一段と努力することが必要であります。
○須藤五郎君 大体この不急物資というのは軍需物資を作るために必要な物資だと思うのですが、平和憲法を持つている日本として、なぜ戦争に必要な物資の材料であるこれだけをこの緊急集会にかけてまで二カ月間の延長をしなくてはならんか、その点をもつとはつきりと説明してもらいたい。何の必要があるか。
それが一体どうなつて来るかという問題がやはり問題として相当残る問題ではないかというように考えますが、その点から行きましても、今のところまだその方面の需要が相当大幅に減るということには行かないので、イギリス等の最近の予算を見ましても、やはり軍事費等に対しましては削減を余り加えないで、その他の不急物資等の輸入等をできるだけ削減するといつたような方向で経済政策のバランスをとろうといつたような努力をしておるようでありますし