1971-03-05 第65回国会 参議院 予算委員会 第8号
○杉原一雄君 で、総理もそうですが、私たちの年輩になると、太平洋戦争突入当時の日本の経済の事情をよく反省させられるわけですが、まあ、黒字の問題は別としても、そういう東南アジアの各国との貿易、なかんずく資本の輸出等の形をとって、どんどん進出をしていくということが、よく評論などで、マラッカ海峡防衛論が出ると、中曾根長官は直ちに、そんなばかなことあるかと、おそらく返事をすると思いますが、私は、そういう、これは
○杉原一雄君 で、総理もそうですが、私たちの年輩になると、太平洋戦争突入当時の日本の経済の事情をよく反省させられるわけですが、まあ、黒字の問題は別としても、そういう東南アジアの各国との貿易、なかんずく資本の輸出等の形をとって、どんどん進出をしていくということが、よく評論などで、マラッカ海峡防衛論が出ると、中曾根長官は直ちに、そんなばかなことあるかと、おそらく返事をすると思いますが、私は、そういう、これは
そういう考え方に立って運用上の限界を明確にしておりまして、いわゆるマラッカ海峡防衛論という考え方に持っておらぬわけであります。さらに、装備体系における限界がしかれてあります。たとえば他国の領土を攻撃するような侵略的兵器は持たない、爆撃機は持たないというのはその一つの例であります。これらの四つの限界を厳格に維持するために、世界でも例のないくらいな厳重な文民統制が日本ではしかれております。
冒頭に「作家三島由紀夫の腹切りは」というところで始まり、木川田経済同友会代表幹事のマラッカ海峡防衛論、桜田常任理事の憲法改正論、杉田元陸幕長の「自衛隊の敵は」云々というあのお話、そして羽田空港でお嬢さんが軟禁されているところ、そして三菱グループの首脳会議とF4Eファントム製造工場を見せて、最後に解説者は、「日本が資源を海外に依存している以上、軍事力増強に進まざるを得ない。
それから第三に、大体マラッカ海峡防衛論というものがあるけれども、海上自衛隊を増強するよりも、運輸省の海上保安庁をもう少しきちっと科学的に整備したほうがいいのじゃないか。そのほうがほんとうに国民の生命と健康を守って、自然環境を破壊からお互いが守っていく道じゃないか。三島君なんかになにされるあんな自衛隊というものは何です。
これはナンセンスだと当面は言っておるけれども、マラッカ海峡防衛論というのがそこに出てくるわけでありまして、この十月には三国共同調査もやるわけですから、そうなるとやがて、どうも韓国の安全は日本の安全にとって緊要であると言っておったのが、マラッカ海峡の安全も日本の安全にとって緊要だと言い出しかねないような気がするわけでありまして、そういう意味で私はもう少し突っ込んだお話し合いをしたいと思っておりましたが
外航防衛につきましても、日本の一部でマラッカ海峡防衛論なんということを言っておる方もありますけれども、とてもそんなことはできるものじゃない。それにしても、外航防衛にしてもどの程度のことは一応やろう、一応海上自衛隊で分担しよう、それにはこれだけの能力が足りないというふうなことになるのだろうと私は思うのであります。
そうすると、例の財界から出ているマラッカ海峡防衛論ですね、あんなものはナンセンスです。あるいは中国沿岸沿いに石油を運ぶとすれば、潜水艦対策をやったって上から一発食らえば、それでしまいなんです。でありますから、そういう経済的な見地から考えましても、日本を占領するとか日本に対して攻撃を加えてくるとか、局地戦争が起きるとか、そういうことはあり得ない。
いわゆるマラッカ海峡防衛論。こういうふうなものは一体どこまでできるのかということも考えておく必要があると思うのです。 そこで、自主防衛の限界ということであります。