1975-06-17 第75回国会 参議院 文教委員会 第14号
給食用ゴム手袋から一万一二〇〇PPmのフタル酸エステルが溶け出したとか、こういう問題が多く出ているわけでございます。また発がん性のある白色剤・亜硝酸塩は給食用のハムとかソーセージに六から一四PPmも含まれております。こういう中で厚生省の基準というものは五〇PPm。
給食用ゴム手袋から一万一二〇〇PPmのフタル酸エステルが溶け出したとか、こういう問題が多く出ているわけでございます。また発がん性のある白色剤・亜硝酸塩は給食用のハムとかソーセージに六から一四PPmも含まれております。こういう中で厚生省の基準というものは五〇PPm。
そこで次に、きょうの問題の中心点である問題に私は触れていきたいと思いますが、一部では第二のPCBと言われておるフタル酸エステル、これについてお聞きします。 フタル酸エステルという化学物質はわが国の生産量はどれだけですか。
ただいま先生御指摘のように、特にアメリカなどでは相当広範囲にフタル酸エステルの毒性の報告がございます。私どもとしましても、昭和四十九年度から、フタル酸エステルの特に繁用されております二品目ほどを選びまして、慢性毒性あるいはその細胞に対する影響とか、蓄積性とか、代謝とか、こういうものの研究を広範に現在実施中でございます。
私は、このような中で、プラスチック、ことに塩化ビニールの可塑剤としてフタル酸エステルというものが使用されていますけれども、この食品、あるいはまた包装用容器の安全性という問題につきましてフタル酸エステルの毒性という問題が現在いろいろ言われておる中で、この問題を中心にお伺いをいたしたいと思います。
○小林(政)委員 たとえばこのフタル酸エステルの場合は、最近いろいろと世論の高まりもありまして、業界などにおいてもこれについてはできるだけ使わないようにしていこうという動きも出ているわけですね。
ただいま先生御指摘のフタル酸エステルでございますが、これは塩化ビニール樹脂が開発されましてから、急速に可塑剤として使用されるようになってきておるわけでございまして、ただいま御指摘のように、非常に安全性等についても政府としては深い関心を持っております。
ただし、一番上の、たとえば無水フタル酸について計算してみますと、ほとんど同じ金額になります。ぴたりと合うというわけにはいきませんがい六十一という数字が六十になるという程度でございますから、その全体についても、まあせっかくお調べになった結果は、ほとんど間違いない、正確に近いものであるというふうに思います。
製造技術の開発という中で、パックから最近またフタル酸エステルが問題になっております。これもこの間からテレビで二、三べん私も見たわけですけれども、これは第二のPCBだといわれて、その毒性が最近また学界で問題になっているようですけれども、この問題についてはどうお考えでございますか。
○中沢伊登子君 先ほどフタル酸エステルのことについて——環境汚染からわれわれのからだに入ってくる、こういう話がございましたね。包装からも入るのだけれども。これはたいへん毒性が弱いとはいわれながら、やっぱりPCBの大体百五十倍ぐらいわれわれのもう血液の中に入っていると、こういうような学者の報告もございましたね。
○政府委員(石丸隆治君) このフタル酸エステルの毒性、あるいはわれわれの生活に対する被害という点については、二つの問題があろうかと思うわけでございます。
ほかにもありまして、たとえばプラスチックでありますが、いろんな形でフタル酸エステルという可塑剤を加えて加工をしておりますが、この可塑剤は水にしみ出しやすいわけです。だから、プラスチックの中に入れた血液を注射いたしましたら肺ショックを起こしまして、NASAの技術者がやってみたらそういうことが起こった。そこで、これはいかぬというので調べてみたら、フタル酸エステルがしみ出していた。
それから、無水フタル酸、これがアルキド樹脂あるいは可塑剤に変わりまして、これも塗料や接着剤、それから各種合成樹脂に配合されていくわけですね。 それから、きょう主として取り上げます高圧法によるポリエチレン、これはフィルムに変わる。ラミネート、それから電線の被覆と申しますか、それから成形品。中低圧法によるポリエチレンは、やはり成形品、フィルム、合成繊維。
それからもう一つのプラスチックの乱用は、可塑剤を加えてやたら誘導品をいろいろつくっておりますけれども、フタル酸エステルという可塑剤がございます。これはゴムホースとかゴムの手袋だとかいろんなところに加工するのに使って、シートなんかにも加工用に使っておりますが、これはだんだんしみ出してきまして環境に入ります。これが口に入りますとどういうことが起こるか。
○杉原一雄君 これはまことに突然で申しわけないのですけれども、けさ、私自炊をやっているものですから、食事をしながらテレビを見ておりましたら、突然ニュースに入ってきたのはフタル酸エステルの問題で、愛媛大学の立川助教授がこの問題を指摘されて、大気の中にあるいは水の中にこれが、濃度は薄いようだけれども、相当浸透している。
○説明員(赤羽信久君) まだ直接その試験結果を入手してございませんけれども、新聞等によりまして間接的に得ました情報に基づきますと、空気の中にあります有機物をかき集めて分析した結果、一立方メートルの空気の中から多いところでは六マイクログラム、少なくて〇・五マイクログラム、平均二・一マイクログラムのフタル酸系統のエステルが発見されたということでございます。
たとえば、分解しやすいと普通いわれております有機燐化合物であるとか、界面活性剤のABS、あるいは可塑剤のフタル酸エステル、こういうものも場合によっては生物あるいは人体に蓄積するという報告がございます。こういうものがはたしてこの条文を適用されて特定化学物質に入るのかどうか、そこのところが非常にあいまいだと思います。
神戸大学の喜田村教授は従来たくさんの物質についてこのような方法でテストをされておりますが、いま問題になっておりますメチル水銀、PCB、DDT、フタル酸エステルなどは大体千倍あるいはそれ以上の、つまり二、三週間でそれ以上の濃度に濃縮いたしますのに比べて、一般の物質ははるかに低くて、いまのところ、その間は断然たる断絶がございまして、蓄積するもの、しないものというのは大体間違いなく区別できる。
たとえば、フタル酸エステルは悪いほうに出ます。そういうわけで、これはすべてスクリーニングテストでございますからその目的は十分達せられると思います。ただ、その施行細則に載るべき方法が同時に出ておりませんので皆さま非常に不安がられるのだと思いまして、この点はまあ私どもの責任ではないのではないか、御了承を願いたいと思います。
○小幡説明員 フタル酸エステルは、もちろん既存の化学物質でございますから、これはもちろん点検の対象になるわけでございます。ただ、いつからそういうことを始めるかという点でございますが、本年度の予算におきまして分解性試験設備、それから蓄積性試験設備というものをつくるわけでございまして、現在その準備を進めさしておるところでございます。
○浦田政府委員 寺前委員、先ほどすでに御指摘のあったところでございますが、食品衛生の立場からのフタル酸エステルに対する考え方についてお答えします。 フタル酸エステルは、御指摘のように、従来チューインガムにその使用が認められておりましたが、昨年十二月にその指定は取り消しております。
先ほど問題になりましたPCBとか、あるいはPCTとか、あるいはフタル酸エステルとか、それに不純物も加わっていろんな毒物があるわけですけれども、まあそういったものを期限内にチェックできるるかどうか、ちょっと心配になりましたので質問したいわけです。
○近江委員 それからまた、第二のPCBといわれておりますフタル酸エステル、これはいろいろ研究もなさっておるのではないかと思うのですけれども、これも、こういうような事例を見ておりますと、これが事実であるとすると、私はPCB以上の大きな問題である、このように思うのです。この問題は前の委員会でも申し上げたわけでありますが、その後研究の経過としてはどうなっているか、浦田さんにお伺いしたいと思います。
○浦田政府委員 フタル酸エステルのいわゆる発ガン性等につきまして、一部新聞紙上に、カナダの研究ということでもって発表されたことがあったやに記憶しております。その後私どもはこの問題につきまして現地にも照会いたしまして、これはどうも一部報道のほうの誤りと申しますか、それもございましたようで、フタル酸エステルそのものについての問題はないというふうに承知しております。
○太田説明員 ただいまフタル酸エステルの問題につきまして御指摘がございました。正直に申し上げまして、現在水質規制の立場からは、まだフタル酸エステルは検討の対象には入っておりません。しかし、いま御指摘もございましたし、各省と連絡の上、今後の方向を検討してまいりたいと思います。
もう一つ私は、この問題に関連して指摘しておきたい、のですが、第二のPCBということで昨年来指摘せられたものにフタル酸エステルというのがあるのです。これはくしくもたいへんな毒性がある。ところが、チューインガムの中へどんどん入っておったわけですね。すでにロッテのチューインガムの中にある、こういうことも指摘されておった。通産省のあれを見ましても、いろいろ使われております。
これは、PCBなどはほんとうに九牛の一毛で、そのあとフタル酸ジプチルという問題が出てまいります。血液に変化を与える。これが食品添加物でチューインガムに四%入っている。それからカルシウムを破壊する燐酸はコカコーラの中に存分に入っている。カフェインも入っている。
○松下説明員 いま御質問のございました医療器具に使われておりますフタル酸エステル、これは先生御案内のことと存じますが、医療器具の中で塩化ビニール樹脂製の血液セット、それから輸血輸液セット、そういったものに、ガラスにかわるものといたしましてフタル酸エステル、これはジオクチルフタレート、非常に高分子のものでございますが、そういったものが使われておるわけでございます。
○浦田説明員 食品衛生法上での許可は二種類でございまして、フタル酸ジブチル、ブチルフタリルブチルグリコレート、この二種類ございます。
またフタル酸エステルもいろいろな種類がありまして、その中には慢性の毒性の強いものも、あるいは毒性のないものもいろいろな種類がある、こういうふうに承っているのですが、このフタル酸エステルにはどのくらいの種類がございますか。
それから消防法による指定危険物の酢酸ビニール樹脂、フタル酸ジブチル、その他爆発物で危険指定されたものが九つあるのです。たとえばフタル酸ジブチル、これはこの間問題になりましたPCBにかわる非常な害毒を流すのではないか。これはチューインガムの原料に使われています。しかしおそらくこういうものは予期されなかったでしょう。ところが、最近では朝日新聞あたりで大きく取り上げている。PCBにかわるものではないか。
まず初めにお伺いしたいことは、農薬のBHCによる食品汚染、これに続きましてPCBあるいはフタル酸エステル、各種の化学物質の環境汚染を通じての人体への影響というものが最近は非常に心配されるようになってきたわけです。現在主要なものだけでも四千種類以上の化学薬品が使用されておるということを聞いておるわけです。そういたしますと、これらの中には第二、第三のPCBの心配があるんじゃないか、このように思います。
そして最近は、可塑剤としてフタル酸エステルが塩ビに使用されて問題になっているわけですが、このフタル酸エステルはたくさんあると思うのですけれども、いま問題になっているフタル酸エステルは、一体どれに入るのか、DOPなのか、DBPなのか。フタル酸エステルといっても種類が多いと思いますが、どれがその問題になっているのか。聞くところによりますと、チューインガムに使っている。
○説明員(小島康平君) フタル酸ジブチルとブチル・フタリル・ブチル・グリコレートのこの二つでございますが、後者のほうが、風船ガムをつくりますときに非常に可塑性においてまさるというところで、現在ジブチル・フタレンといいますか、フタル酸ジブチルのほうは使用しなくなったという実情でございます。
○小幡説明員 フタル酸系の可塑剤の生産量といたしましては四十六年で約三十三万トンでございます。 それで、それがどういう用途に使われているかと申しますと、全体の八割以上が塩ビの可塑剤といたしまして、農業用ビニール、一般用フィルムシート、レザー、電線用フィルム、それから製品を製造いたします際の原料分であるコンパウンド、それから床材等に可塑剤として使われておるわけでございます。
一つはPCB後の新汚染物質としてプラスチック添加のフタル酸エステル、これは溶けて生物に蓄積する。これはガムなどにも広く使用されておるわけですが、このフタル酸エステルの有毒性について政府は報告を受けておりますか、まずこれについてお聞きしたいと思います。
○小島説明員 フタル酸のエステルにつきましては、私ども厚生省におきましては、食品添加物としてジブチルフタレートを許可いたしております。
二五ページから二六ページにかけまして、第四百八十九条の改正は、非課税品目について、焼成燐肥に燐酸液を作用させた肥料を削除し、無水フタル酸を加えるとともにアクリル酸を三年間の暫定非課税とするものでございます。 次に二六ページ、第四百八十九条第四項及び第十項の改正は、道路等の電気融雪装置その他の施設に使用する電気等を非課税とするものでございます。