1975-06-03 第75回国会 衆議院 農林水産委員会 第24号
たとえばサリドマイド児について、当時は心配ないと言いながらも、あのように安全だと言っていたものが結果的には実際にああいう結果になったことは御承知のとおりです。
たとえばサリドマイド児について、当時は心配ないと言いながらも、あのように安全だと言っていたものが結果的には実際にああいう結果になったことは御承知のとおりです。
たとえばサリドマイド児が過般問題になりましたが、これに見られますように、当時は安全だと言っておりましたけれども、後で出てきたことによって問題になりました。自分が開発したものを自分で悪いということは言えないわけでございます。したがって、国が金を出して安全性をチェックする機関をつくらないと問題ではないかと私は思っています。
必ずしもサリドマイド児のときに裁判所が採用いたしましたライプニッツ方式が有利とは言えないのであります。ホフマン方式にも単式もあれば複式もある。その他いろいろな方法があるわけでありまして、そういう点も今後慎重に検討しなければならないと思うわけでございます。
○説明員(宮嶋剛君) まあ、先生からおっしゃいますようなことかもわかりませんけれども、しかし、サリドマイド児を現に持っておられますおとうさん、おかあさんにとっては、子供の教育問題というのはほんとうに御心配であろうと思いまして、まさにそういう御心配の中からこういう規定、条文が入ったのではなかろうかと思います。
○説明員(宮嶋剛君) ここに書いてある字句に即しますと、「入学選抜を受ける機会が奪われることのないよう」ということでございますので、具体的には入学試験の願書を出したけれども、サリドマイド児のゆえをもってこれを断わるとか、そういうことのないように、そういうことだと思います。
○小平芳平君 そんなあたりまえのことは確認する意味がないじゃないですか、入学願書を出しておきながら、サリドマイド児なるのゆえをもって、入学試験を受けることすら断わられることがないようにしますなんというのは。どうですか。
サリドマイド児の発生に関して薬事行政の責任が問題になった昭和四十三年五月の本院社会労働委員会の記録によりますと、当時の園田厚生大臣は、国が承認した薬によって生じた事態については製薬会社だけでなく、国にも責任があると答弁をされている。
最近でも、サリドマイド児につきましては、普通学級にぜひ入れてほしいというふうな強い要望があったことは、先生も新聞等で御承知と思いますけれども、全部が全部こういうふうな学校あるいは特殊学級で教育をしなければならないかどうか、これは宮之原先生の鋭い御指摘ございましたけれども、私どもも今後の課題として、こういう問題は十分配慮していく必要があるというふうに考えているわけでございます。
このフタル酸エステルを鶏実験をしますと、鶏の子供がサリドマイド児になるわけです。たいへん問題なんでありまして、これを使うことによってプラスチックの軟質のやつの用途が非常に拡大したわけです。
厚生省が言われた薬を飲んで、サリドマイド児とかいろいろな奇病が出てきているでしょう。そんなに無能力なところが保証したから使うなんてのは、これはとんでもない話だと思うのです。だから、政府としては科学的に完全に――「だいじょうぶだろう」ということじゃいかぬですよ、絶対にこれはだいじょうぶだと証明されるまでは使うなということですよ。
使った者に責任があるということになったら、スモン病とかサリドマイド児なんか、これは飲んだ人に責任があることになるでしょう、つくった人に責任がないということになると。やはりそういう公害源を使用させたり、またそれを使用させるようにしむけたところに一番のさかのぼった原因があると私は思うわけです。 そういうことだから、なぜ原燃料の賦課金方式をとらなかったかということです。
特にサリドマイド児の問題については、諸外国で禁止したんだから日本も禁止しなさいと言ったところが、厚生省当局は、日本でまだ検討しておりますが、その結論が出ておりませんので、結論が出るまで待ってもらいたい、こういう話だった。
○政府委員(翁久次郎君) ただいま御指摘のございましたサリドマイド児の援護措置につきましては、これはいわば形の上では肢体不自由児という形になるわけでございます。特にサリドマイドによって手足を——主として手でございますけれども、欠損した児童につきましては補装具あるいは補装具の支給というものを中心に考えてやっておりますと同時に、肢体不自由児施設の入所というようなことを進めておるわけでございます。
それの対策、いま一つはサリドマイド児の援護措置はその後どうなったか、それから森永の砒素ミルク事件のその後の経過、これを聞かしてほしい。
サリドマイド児なんというのは、全く政府の怠慢からなったといわざるを得ないくらいでしょう。それはアメリカではちゃんと押えたわけですね。だから出なかったじゃないですか。それを救済するのは当然です。しかし、そういうことが起きないようにするということは——なぜ起きたのかといいますと、やはりこれは政府の姿勢が、きちっとした制度ができていない。
ところが——こういうやり方だったんだから、サリドマイド児に対しては国と製薬会社に責任がある。これを主張したんです。園田さんは、これに対して国と製薬会社に責任があると、はっきり答弁した。ところが、聞くところによりますと、厚生省でだいぶもめたというような話。それで結局、新聞社等に対して、大臣が、国と製薬会社に責任があるというのは、国としては法律的な責任ではなくて、あくまで道義的な責任であると主張した。
たとえば、厚生省が認可した公認の薬でさえも、スモン病であるとか、サリドマイド児を出しているでしょう。人体に、何というか臨床実験したやつですよ。それを、どういうデータをとってやっているかわかりませんが、特に事公害に関し人命に関する問題については、データがどうこうじゃない。一〇〇%これは絶対だという以外は、しかも国が使うべきではないと思うのですよ。どう思いますか。
それからもう一点は、先ほど何をやっているかということに対して、調査をやっているというお話でございましたけれども、これは一方では、裁判においてサリドマイドとフォコメリー児の因果関係を拒否して反証をしながら、一方の調査においてサリドマイド児の実態というものが明らかになるはずがない。これは私は大きな論理的矛盾だと思う。
○松下政府委員 サリドマイド児を含みますいわゆるフォコメリーといわれております上膜欠損等の四肢欠損症児の福祉対策についてどういうことをやったかということについて申し上げたいと思います。 いま大臣から申し上げましたように、こういう状態にありますお子さんは非常に、原因のいかんは別といたしまして、児童の福祉という立場から申しますと、ぜひ手厚い援護の手を差し伸べなければならない。
たとえば鉱山公害でもしかり、スモン病にしてもしかり、サリドマイド児でもしかり。厚生省が科学の粋を集めて、これはだいじょうぶだと、有効かどうかわからぬけれども少なくとも害はないぞといって飲んだものが、害になっているでしょう。それと同じように、今日の科学にも絶対はないと思うんです。絶対があったら、科学はいかぬと思うんですね。
厚生省薬務局長 武藤き一郎君 厚生省社会局長 加藤 威二君 厚生省児童家庭 局長 松下 廉蔵君 厚生省保険局長 戸澤 政方君 事務局側 常任委員会専門 員 中原 武夫君 ————————————— 本日の会議に付した案件 ○社会保障制度等に関する調査 (サリドマイド児
○国務大臣(斎藤昇君) ただいまサリドマイド児の裁判進行中でございますから、そういう疑いを持たれることはあるいは必然であろうかと考えます。
○政府委員(松下廉蔵君) ただいまの御質問の、サリドマイド児ということばでなくて、先天性四肢欠損症児ということばを使っておるということでございますが、これはいま行なっております調査のことだろうと思います。
そうすると、確かに新しい要求が出てきている、いま指摘された点がそうだと思うんですね、そういうものと、いままですでに発表されているようなこと、これはまたやはり要求に合う方向であるならば――私はどうも厚生省の腹の中というものは、とにかく裁判で何とか決着をつけようという腹があって、それまで対策のほうはほうっておこうということが基本的な姿勢としてあるようにどうも感ずるわけでありますけれども、ほんとうにサリドマイド児
これにつきましてはいろいろサリドマイド児の実態があるのだろうと思います。
○横路委員 そんな抽象的な答弁ではなかなか納得ができないのでありまして、じゃ一体サリドマイド児の父母というのは国に対して何を要求しているのかというのは御存じですか。それは何を要求しているのか。施設に入れるのじゃなくて、自分の子を普通の子供と同じように教育も受けさせたいし、訓練もさせたいというのも一つの要求ですね。
たとえば薬品のほうではサリドマイド児、あれなんかはほとんど予想されなかった、いまだからこそわかったけれども。こういう問題は、やはり食品や医薬品の場合でも出てくるのではないか。そういうことでやはり大きな網を打つ必要があるのではないか。
しかもこれが人体に及ぼすところの影響は奇形児を産む、サリドマイド児のような奇形児を産むということが調査の結果報告されているんです。いま私の手元にベトナム・コリアというハノイから出しております新聞が届けられておるんでございますが、この中にも、アメリカン・サイエンチスト・アンド・ケミカル・ウオーというのが出ております。いろいろのことが書いてございます。
このほか、サリドマイド児の裁判問題についても質疑が行なわれました。 第六は、予算編成に関連して、PPBSについて、また、財政投融資計画と財政民主主義について質疑が行なわれました。 まず、PPBSにつきまして、「予算の実施効果を科学的に測定し、国費の使用にむだがないようにつとめるため、また陳情が行き過ぎにおちいらぬようにするためにも、PPBSの採用を急ぐべきではないか。
そのような事件もおあげになりましたとおり起こっておりますし、サリドマイド児等をテレビのブラウン管から流れてくるのを見ますと、たまらない気持ちでございます。