1974-11-12 第73回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第5号
十八クローム八ニッケル鋼でございます。
十八クローム八ニッケル鋼でございます。
○参考人(岩越忠恕君) 触媒の二次公害の問題でございますけれども、これは一昨年の十一月に運輸技術審議会の答申に出されておりますとおり、使用過程車の排出ガス対策についての触媒方式の場合、触媒に使用する金属は二次公害のおそれのある金属は使用しないというように述べられておりまして、それはニッケルであるとか、クロームとか、コバルトとか、マンガン、銅、こういったものは使ってはいけない、こういうふうになっておりまして
○政府委員(濃野滋君) 朝日新聞の記事、私見ておりませんので詳細はあれでございますが、問題は、南アとは私ども日本は貿易関係を持っておりまして、おそらく現在それが問題にしておりますのは、南ア産ではなくローデシアのクロームの鉱石を買っておるのではないかということに関する問題ではないかと思います。
クロームの輸入でありますけれども、七一年に日本は七十一万九千六百四十九トンを輸入している。しかし、南アフリカ共和国の統計では三十五万三千三百七十五トンしか輸出していない。これは貿易をやっていること自身が問題でありますけれども、約半分の数字しか南アフリカは出ていない。
ただ、南アフリカの輸出統計とわが国の輸入統計に非常な差が出てくるということが制裁破りではないかという疑惑が生ずることを、われわれとしましても非常に懸念いたしておりますので、できるだけそのクロームが南アフリカ原産であるということを確保するための手続上の措置の強化ということを現在考えております。
そうしますと、一定の確証があってのことだと思うほうが当然であって、しかもローデシアから輸入しているものは、単にクロームだけでなくて、石綿とかたばこの問題まで出てきているのです。しかも、たばこの輸入についても、ローデシアのソールズベリーですか、たばこ輸出会社から三井物産が輸入をしている、こういうようなことまであるわけですね。
それから特殊鋼の需要が、いわゆるクローム、タングステン、モリブデンに関係するわけでございまして、これまた非常に日本の機械産業、またクランクシャフト等の自動車部品等に使われておるわけでございます。
言ってみますれば、特殊鋼なんというのはクロームなりニッケルをまぜて電気炉でやれば特殊鋼ができるわけですから、電気が原料ですね。ほかに何も加えぬでいいのです。でありますからそういうものについては、これはその方法が使われておる限りにおいては非課税品目にすることは妥当であると考えられます、国際競争等も含めまして。
○政府委員(春日斉君) 有害物質、この中のカドミウム、鉛、それから塩素、塩化水素、それから弗素、弗素化合物、こういったものの排出基準は四十六年の六月に設定または改定の強化をいたしてまいったわけでございますが、さらにクロームや硫化水素、化学反応工程から排出されます硫黄酸化物等を有害物質として指定し、排出規制を行なうための調査を実施いたしておるところでございます。
○細谷委員 時間が過ぎましたが、大臣、クローズドシステムということで逃げますけれども、たとえばソーダ工業あるいは塩ビにおける塩化水銀等の触媒、あるいは硫酸水銀のアセトアルデヒドはやっておりませんけれども、そういう問題については、いま言ったように水銀法から隔膜法に転換するということで、その他の問題について、たとえばけさのテレビでもマーキュロクローム、こういうものも大体生産をストップしてきましたね。
ところが、実際は一番多いのはほとんどが零細企業でございまして、三重県の場合ですと、トヨタとか本田とかこういうようなメーカーの孫請がたくさんありまして、十人に満たないというような企業がたくさんあるわけでございますが、昭和四十三年の実績でいきますと、実は、PHで六〇%が違反しておる、シアンで七五%が違反しておる、クロームでは六〇%あるというように非常に多いわけでございますが、これがほとんど零細企業である
それからもう一つでございますが、クローム鉱の鉱滓の投棄がございまして、こういうことも極力防止する必要がございますので、これを焙焼いたしまして海洋投棄を行なわずに陸上で処理をするというような個々の指導をあわせて行なっている次第でございます。
それから、先ほど具体例で申し上げました廃酸とか廃アルカリとかクローム鉱の焙焼を行って埋め立てをするというような具体的なことにつきましては、現在ある程度問題が解決して若干の効果はあがっているというふうに考えております。
一方、成分の問題がございまして、同じステンレスでもクロームの系統であるとか、あるいはニッケルの系統であるとか、それに相当腐食性のある材料を入れるという場合もあります。したがいまして、そういう成分と厚みの関係を十分に事前に実験データなり過去の操業データなり、そういうものをもちまして設計するわけでございます。
それで、それに加えまして、われわれはそれをさらにほかの有害物質その他の調査をいたしまして、対策を考えようということから始めたわけでございますが、汚泥の中に見出されました有害物質といたしましては、水銀、メチル水銀、クローム、鉛、砒素、亜鉛、そういうものが入っておりまして、これは百間港の排水口のそばに一番高濃度で存在しておりまして、港の外に向かってやはりだんだんと少なくなっております。
その理由は、これらの鉱物の採掘及びこれに付属いたします選鉱、製錬等の事業の用に供せられます坑道、捨て石、鉱滓の堆積場は、その使用が終了したままで放置しておけば、金属鉱物にありましては水銀、砒素、鉛、銅、亜鉛、鉄、マンガン、クロームというような有害物質を含んだ坑水または廃水が流出するほか、非金属の硫黄及び螢石にありましても砒素または弗素というような有害物質を含む坑廃水が流出いたしまして、環境に悪影響を
これは職場の中でクロームを扱っている、取り扱いをしている人がございました。その取り扱いをしている人の中に、鼻中隔に穴があく、ひどいのは鼻中隔せん孔が起こる。そこまではいかなくても、非常にそこに障害が起こって、そうしてそのあとこれが一応なおる。そこまではいいんですが、そのなおったあとで、においが全然なくなっている、いわゆる臭覚がなくなる人がわりにあるわけです。
○渡邊(健)政府委員 業務上のクローム中毒につきましては、労働基準法施行規則三十五条の十七号の業務上の疾病ということに相なっておるわけでございます。
操)政府委員 おっしゃるとおりこの問題について私たち十分認識しておりますが、私どもの大気保全局でいま仕事を進めてまいっております過程は、大気汚染防止法における工場、事業所等から排出される大気汚染物質、それから自動車の排出ガスから出るもの、これらの中で有害物質でいままでにきまっておりますカドミウム、鉛、塩素、塩化水素、弗素、弗素化合物、これらにさらに追加しようとして現在作業を進めておりますものは、クローム
それから、まあ立ちましたついでと申してははなはだ失礼でございますけれども、高山市の上野浄水場の原水の水質、その後ずっと継続していろいろな項目について、先ほどの二十数項目でございますか、それ以外にも調べておりますが、カドミウムあるいはシアン、水銀、銅、マンガン、亜鉛、鉛、六価クローム、砒素、そのほかのものにつきましても不検出かあるいは検出されましても、ほとんどもうごく微量でございまして、問題はないというふうに
もう一つは、先ほどもちょっと申し上げましたように、現時点におきましては白金が最有力な触媒でございますが、マンガン、クロームその他、パラジウム等の貴金属等も含めてアメリカ及び日本国内でも検討されておりますので、白金だけに頼らなくてもいいような態勢、また白金を使いましてもそれが四散しないような、回収できるような、長持ちするような一つの使用方法の研究その他も合わせて進めていきたいと思っておる次第でございます
○説明員(山形栄治君) 御説のとおり、触媒につきましては、白金、マンガン、クロームその他銅等各種の金属が現在研究されております。先生のいま御指摘のとおり、その中では白金が現時点では最も重視されているものでございます。
それから、それ以外の物質につきましては、私どもはやはり現に健康被害が起こってから、おくればせながら指定したというものもございますけれども、最近はやはり先取りいたしまして、たとえば毒物劇物あるいは労働衛生等の関係でもって、すでにある限られた環境では非常に有害性がわかっておる、そういったものが環境に放出された場合は環境に非常に危険であるというものは、先取りして、たとえば大気ではクローム、これは未規制でございますが
それから、今後追加すべき問題として、いろいろございますけれども、現在私どもの考えておりますのは、六価のクロームは現在いわゆる有害物質として対象になっておりますけれども、単価のクロームにつきまして、その有害性というものは説がいろいろたくさんございますけれども、われわれとしては早急に対象に加えていきたい、こういうふうに考えている次第でございます。
ニッケル、バリウム、アルミニウム、鉄、すず、珪素、マンガン、銅、鉛、チタン、銀、亜鉛、クロームそのほかにもまだ元素があるかもしれませんが、およそのものはみんな出ているという、したがって、今回のこの緊急措置法案も、田中委員が最初に指摘されたとおり、条文はきわめて簡単ですけれども、内容としてはきわめて重要な内容であるという点、私も全く同感であります。