1957-03-08 第26回国会 衆議院 予算委員会 第16号
補正予算において、特別会計に資金を繰り入れた例は、すなわち昭和二十四年度補正において、食糧管理特別会計に対し百七十億円、昭和二十五年度補正において、外国為替特別会計に百億円の繰り入れを行なった前例があります、この二つともいわゆるインベントリー・ファイナンスでありまして、これらの資金は、商品や外貨に見合うものとして、近い将来それに相当する資金が返ってくることが保証されていたのであります。
補正予算において、特別会計に資金を繰り入れた例は、すなわち昭和二十四年度補正において、食糧管理特別会計に対し百七十億円、昭和二十五年度補正において、外国為替特別会計に百億円の繰り入れを行なった前例があります、この二つともいわゆるインベントリー・ファイナンスでありまして、これらの資金は、商品や外貨に見合うものとして、近い将来それに相当する資金が返ってくることが保証されていたのであります。
昭和三十年度の補正で、あなた方は食糧管理特別会計の百六十七億の赤字、そのうち二十九年末までの累年の赤字は三十億八千三百万円、これは三十一億円、三十年の赤字は百三十六億円、そこで合計百六十七億円、この点については、あなたの方で出された、当時あなたの内閣だ、この特別会計における損失は三十年度において処理し、三十一年度においては厳に収支の均衡を確保するの方針のもとに、今回この損失のうち前述のインベントリー・ファイナンス
二十四年以来、食管会計の赤字につきましては、一般会計からの繰り入れ、あるいはインベントリー・ファイナンスのとりくずし、あるいは輸入補給金、これも八十億円くらいあったかと思いますが、従来までで六百数十億円、一般会計で全部負担しているのであります。私もこの趣旨を踏襲いたしまして、食管会計に出た赤字は附則第二項にありまするごとく、一般会計で負担するつもりでございます。
それに対して一般会計から繰り入れるインベントリー・ファイナンスで百億を加えてこれを決算する、補正でこれを見ておるわけであります。その年はその年で決算をつけようという従来の大蔵省の方針は、去年もおととしも同じですよ、これから出てくるであろうところのものは一応見送って決算をする、こういう建前をとっておられる。
従いまして、今食管会計の赤字の問題も、御了承の通り昭和三十年度におきましても、赤字が起るというのでインベントリー・ファイナンスの百億円を見合いにしてやっておったのでございます。今回は、米の問題が片づけば、三十年度あるいは三十一年度につきましても、私はある程度措置をしようかと思ったのございますが、まだ米の問題が片づきませんので、その処置に対します分の見合いのものは持っておるわけでございます。
この年度は一般会計から六十七億補てんをいたし、その上インベントリー・ファイナンスとして投入されておりました百億をくずしたというようなこともございますので、やはりそれらを合せますると二百億からの赤字ではなかろうかと思われます。それから三十一年度は百六十数億になるかと、こう思うのであります。
○野溝勝君 そうすると、大体大きくふえたのはインベントリー・ファイナンスと、それから食管特別会計というお話しのようでございますが、大体食管特別会計の方は別といたしましてインベントリー・ファイナンスの方は、外為の方に関しては、それはあれでしょう、貿易関係の方じゃないですか。
インベントリー・ファイナンスのときに、まだ期限のこない公債を償還してしまった。そうして資金がなくなっている。安い金利の公債を償還しちゃって、金がない。そうして今度高い金利の民間資金を借りようとしている。非常にコストが高くなる。その結果として、公営住宅、公団住宅は、約百億民間資金を使う。結果として金利が高くなる。そうすれば家賃が高くなる。
そのほかにインベントリー・ファイナンスからは千五百億、こういう計算に相なっております。
○平岡委員 そのほかにインベントリー・ファイナンスの戦後から現在までの累積があろうと思うのですが、これはいかがですか。
本案は、この損失を補てんするため必要な措置を講じようとするもので、百六十七億円の損失のうち百億円は、昭和二十六年度に一般会計から繰り入れたいわゆるインベントリー・ファイナンス百億円に見合いまするので、この分を一般会計に繰り戻さなくともよいことといたし、残り六十七億円については、昭和三十年度において一般会計からこの会計に繰入金をすることができるようにしようとするものであります。
○木村禧八郎君 私は、ずっといられないものですから、資料でいいですから、会計別に金額を明らかにして、いわゆる過去の蓄積資金とこれまで言われたものはどのくらいになっているか、できれば、最初インベントリー・ファイナンスが行われて以後それがどういう変化を来たしているか、その経過も明らかにしてもらえればいいのですが、あれで国債償還をやったり、いろいろ変化しておりますから、あとで資料としてお出し願いたいと思います
○木村禧八郎君 食管の関係でインベントリー・ファイナンスをやった百億の取りくずしの問題ですが、この際、伺っておきたいことは、これまではインベントリー・ファイナンスをドッジ・ラインのときやりましたが、あれがいわゆる過去の蓄積資金となっておりますね。外為、貴金属特別会計、前には産特の方にあった、今そういうインベントリー・ファイナンスによるいわゆる過去の蓄積資金はどのくらいになっていますか。
次に飼料需給安定法の今度の改正で、これを食管特別会計に繰り入れるということでありますが、食管特別会計は二、三年前までは相当な含み益があって、よかったのでありますけれども、一昨年来含み損で、非常な赤字続きで、インベントリー・ファイナンスなどでどうにかこうにかやっているような状況なんです。
○木村禧八郎君 まあずいぶん大きな損をしたものだと思うのですが、今の法律案の中で、今度の食管の百億円はインベントリー・ファイナンス、二十六年度一般会計から繰り入れたものですが、これは一般会計へ百億円戻さなくてもいい、こういう整理の仕方なんですね。
○木村禧八郎君 そのインベントリー・ファイナンスというのは資産見合いだから、今度貴金属特別会計を一般会計に返そうとすれば、金属を売ってそれで返せるんでしょう。それでドッジ・ラインのときにドッジさんが、これは短期間でも資金が日銀から出たんではインフレ要因になるからというので、短期のインフレ要因を断ち切る意味で、われわれの税金でそうして金融したのでしょう。それには資産があるんです。
○木村禧八郎君 インベントリー・ファイナンスは資産見合いの勘定でしょう。資産があるということなんですよ。それから貴金属特別会計でも外為会計でも、外為会計なら為替というものがあるでしょう。貴金属特別会計なら貴金属というものがある。資産見合いにおいてインベントリー・ファイナンスをやっているでしょう。そうすると今度は食管会計は見合い資産というのはなくなるわけですよ。
参ったばかりではない、さらにインベントリー・ファイナンス、公債の元利支払いまでも税金でやった。ところが地方は、先ほど申したように起債によるべからざりしものまでも、財源がないので起債によらしめた。こういう根本的なプリンシプルを変えなければ公債問題は解決しない。従ってそういう基本問題にメスを加えていくことが来年度の根本的対策だと思うのであります。
この百六十百億円の損失のうち主百億円は、昭和二十六年度において一般会計から繰り入れたインベントリー・ファイナンス百億円に見合いますので、今回この百億円に相当する金額につきましては、一般会計に繰り戻さなくてもよいこととし、また、六十七億円につきましては、一般会計から食糧管理特別会計に繰り入れることとしてこの会計の損失を補てんし、もって、この会計の今後の健全な運営に資しようとするものであります。
過去数年そういう事例がございますが、ごく最近におきましては、今般国会で御審議願いますところの、いわゆる二十六年のインベントリー・ファイナンスとして、百億ばかりの金額の繰り入れを、一般会計から仰ぐわけでありますが、その後現在に至りまして、今般百六十七億の赤字が出まして、百億円のインベントリーファイナンスを取りはずして、新たに一般会計から六十七億の繰り入れをいたすということをいたしたわけであります。
この百六十七億円の損失のうち、百億円は、昭和二十六年度において一般会計から繰り入れましたインベントリー、ファイナンス百億円に見合いますので、今回この百億円に相当する金額につきましては、一般会計に繰り戻さなくてもよいこととし、また、六十七億円につきましては、一般会計から食糧管理特別会計に繰り入れることとしてこの会計の損失を補てんし、もってこの会計の今後の健全な運営に資しようとするものであります。
豊作による三十年産米の買入数量増加に伴い、食糧買入費等の歳出予算を増額する必要があるため、さきにこの特別会計の補正を行なったのでありまするが、そのとき予定しておりました通り、この会計の三十年度末におきまする赤字百六十七億円のうち、インベントリー・ファイナンスに見合う百億円を除く残余の六十七億円を補てんするため、今回一般会計からの繰り入れを行うことをきめておるのであります。
第二に、食糧管理特別会計の三十年度末の欠損百六十七億円の処理のため、一般会計からのインベントリー・ファイナンス相当額百億円をこえる六十七億円について、一般会計から同特別会計へ繰り入れるものでありますが、この欠損は、大体において与党、野党ともに強く要請いたしました、生産者価格を引き下げないこと、消費者価格を引き上げないことの結果として生じたものと認められるので、一般会計からの繰り入ればやむを得ないものと
次に、食糧管理特別会計へ繰り入れますのは、同会計において三十年度末百六十七億円の損失が見込まれるのでございますが、そのうち、一般会計からのインベントリー・ファイナンス相当額百億円をこえる部分、すなわち六十七億円についてこれを補てんせんとするものでございます。
そのうち一般会計からのインベントリー・ファイナンス相当額百億円を除く六十七億円の損失を補てんするため、今回一般会計から繰り入れを行うことといたしました。