1966-02-23 第51回国会 参議院 本会議 第13号
国鉄は、日本国有鉄道公社として公共企業体の経営形態をとり、わが国交通機関の大動脈として、国民経済の発展と国民生活の安定の立場から、公共性を強く要求をされ、他方、一般交通産業と同様に独立採算制をとっていることは御承知のとおりであります。
国鉄は、日本国有鉄道公社として公共企業体の経営形態をとり、わが国交通機関の大動脈として、国民経済の発展と国民生活の安定の立場から、公共性を強く要求をされ、他方、一般交通産業と同様に独立採算制をとっていることは御承知のとおりであります。
日本国有鉄道は、わが国交通機関の大動脈として、国民経済の中で重要な地位を占めており、将来にわたってその地位は確保さるべき立場にありながら、今日の国鉄は、幹線輸送の渋滞、殺人的な通勤輸送、さらには続発する事故等々、その使命である「大量客貨の安全、正確、迅速な輸送」を遂行することが、はなはだしく困難な状況にあります。
言うまでもなく、国鉄はわが国交通機関の大動脈として、国民経済の中で重要な地位を占めており、その影響は国民生活のすみずみまで浸透しております。このような国鉄のあり方は、直ちに大きな社会問題となるのでありまして、ただいま提案されておる法案の内容は、一般旅客は三割一分の値上げ、貨物運賃は一割二分、通勤定期のごときは、実に一・七倍という、国鉄史上かつてない大幅な値上げであります。
日本国有鉄道は、わが国交通機関の大動脈として、国民経済の中で重要な地位を占めており、将来にわたってその地位は確保さるべき立場にありながら、今日の国鉄は、幹線輸送の渋滞、殺人的な通勤輸送、さらには続発する事故等々、その使命である大量客貨の安全、正確、迅速な輸送を遂行することがはなはだしく困難な状況にあります。
日本国有鉄道は、わが国交通機関の大動脈として国民経済の中で重要な地位を占めており、将来にわたってその地位は確保さるべき立場にありながら、いままで質疑応答の中でも見られるように、今日の国鉄は、幹線輸送の渋滞、殺人的な通勤輸送、さらには続発する事故等々、その使命である大量客貨の安全、正確、迅速な輸送を遂行することがはなはだしく困難な状況にあります。
その審議をしてきた経過を、国鉄経営の長期安定、国の経済計画との関連並びに将来におけるわが国交通体系のあり方等々との観点からも慎重に検討を加えて、おおむね国鉄の現状、国鉄の第三次長期計画の必要性、設備投資の進め方、資金調達の方法、運賃制度と公共負担の是正、経営の合理化と改善その他、こういう六つの項目に分けまして、しさいに分析を試みて、かなり前向きの私は意見書ができ上がったと見ているわけであります。
かくのごとき現状におけるわが国交通政策は、鉄道、軌道、自動車、船舶、航空、この各機関の持つ特殊性に応じまして、そのおのおのの分野をあんばいし、かつ、それぞれの分野の秩序を確立するという建前によって、総合的な輸送調整と計画的、科学的な総合建設を推進することが刻下の急務であると信ずるものであります。