1957-05-07 第26回国会 参議院 予算委員会 第24号
そこでこういう割当を見ますと、送別にやみドルが渡される。だから公務員の外国出張というようなものは、慰安旅行みたいなものもございますけれども、真実に必要があって外国にいらっしゃる場合には旅費は十分与える。しかし、不必要な外遊はこれを見合すというところのけじめをおつけになって、一人当り三百ドルやそこらの金では、これはせんべつをもらわなければ行けないのは当りまえじゃないかと思います。
そこでこういう割当を見ますと、送別にやみドルが渡される。だから公務員の外国出張というようなものは、慰安旅行みたいなものもございますけれども、真実に必要があって外国にいらっしゃる場合には旅費は十分与える。しかし、不必要な外遊はこれを見合すというところのけじめをおつけになって、一人当り三百ドルやそこらの金では、これはせんべつをもらわなければ行けないのは当りまえじゃないかと思います。
それから、いろいろやみドルの問題等につきましてのお話も、これも私は行く以上は、国家の用事で行く以上は、それに必要な旅費は正しい何として出すのが当りまえだろう。ただ行くことを許しながら、わずかばかりの、とうてい旅行のできないような不合理なドルを割り当てておくということは、いろんな疑惑を招くことである、またやらさるを得ないことであるから、そういうことは十分に注意をいたすようにしたいと思います。
それからもう一つ、この間の全購連の問題でありますが、あれについて相当外貨等のやみドルを送別等に国会議員なんかにやったということが出ております。関連して伺いますが、総理が今度いらっしゃるときに、一体どのくらい旅費を全部でお使いになりますか。
これがよく出てくるところのやみドルの使用であるとか、ああいう汚職に関係のあるような問題をあなたたちが調べるならば、これは二ヵ月あるいは三ヵ月、いろいろ必要もあるかもしれない。しかし今までの例からいたしましても、こういうようなやった行動は明白なのであって、私は、二ヵ月半もかかって慎重にやったとこうおっしゃるのですが、その点ではそのまま納得いかないのです。
○神田(大)委員 刑事局長にお尋ねいたしますが、今度の全購連事件は、去年の夏、競馬馬事件をわれわれ国会において追及しておったときに、このやみドル問題は、はっきりと浮き彫りにされたにもかかわらず、今日まであの競馬馬購入のやみドル問題を放任しておったということは、その責任がきわめて大きいと私は思うのでございますが、どうして今日まであの問題を徹底的に調査しないで放任しておったかということについてお尋ねいたします
伝えられるやみドル事件、国会議員一人がもらったやみドルのおよそ五十人分です。馬の方が高いじゃないですか。そういう大きなやみドルの馬を輸入しておいて、これが為替管理法違反ではなくて、ほかの小さな問題だけが、やみドル違反でひっかかっておる。 井本刑事局長にお聞きいたします。
○山田委員 海内が、数社の人たちからせんべつをもらったという印象が言えないにしても、やみドルの上におきましては、何かしら新聞で盛んに報道しておるので、調べた結果が出ておるんじゃないかと思うのですが、やみドル問題について、海内から何か出ておりませんか。
それですから、行く人たちはみんな、あるいはやみドルを持って行った人はいいかもしれませんけれども、私らのように正直な者は、それで行けるものだと思っていて、実に困ったのです、ふところがさびしくして。そういう点についてはあなた方はどういうふうに一体お考えになっているか。まるで外貨を割り当てるのは、あなた方のポケット・マネーでも与えられるようなお考えでおられるのじゃないかと私は思う。とんでもない話です。
そしてたった三十ドルきり与えないということは、やみドルを買って行けということを政府みずからがやられておる。こういうふうな外貨の割当ということに対しては私は納得できないのです。その前後における渡航者に割り当てたところの外貨は、何のだれそれには何ぼ与えた、何のだれそれには何日間に対してどれだけのドルを割り当てたということの資料の提出を私は要求いたします。
○海野三朗君 みんな行く人は、やみドルを持っていく人は相当あるでしょう。あなた方の親切がないからそういうようなことをやらせるようになるのです。みんなやみドルを持っていく人があるでしょう。生産性本部から三十人ほどの各会社の社長の人たちがみな行きました。あの人たちに対しては一体どれくらいドルの割当をやっておったのか、あのときは石川君たちと私は一緒です。
その流れが今日の含み資産を起し、使い込みを起し、さらに新聞等によりますと、やみドルを買い、政治家を買収するのに使った、こんなことが起っている。あなたがほんとうに把握しておられれば御心配はないでしょうが、今までの実績を見ますと、役員陣が浮び上ってしまって、その役員陣の下で、役員陣が知らない間に、非常に不自然な、不明朗なよごれ切った動きが起ってきておるのです。
○安藤証人 私も新聞の記事でやみドルの問題を見まして、実に意外に思っております。全購連の業務には、ドルの売買という項目はありません。これは何かの間違った事情があってそういうことをやった者があるとすれば、これは改めなければいけないことでありますし、また今日ドルなどを持っおるとは思いません。
特に新聞記事によりますと、やみドル等もお持ちのようでございますが、もう残りはないのですか。もしそんなものがあったら、また要らざる罪を犯す。一体全購連は何の必要があってやみドルを買うのか、この点について一つあなたのお考えを聞かしてもらいたい。
やみドルの問題がその間起っている。実にけしからぬ態度であると私は思う。そういう際にはもう少しお考えになって、親切がそこにあってもいいのではないかと思いますが、どうなんですか。
ところがこれが実際には、三百五十万ドル分といたしまして蓄積円で受け取ったのが、一ドル四百二十円の換算になりまして、結局十五億五千万円、こういうような大がかりなやみドル事件が、この大蔵省と米国映画協会との取りきめを契機としてこういう大きな犯罪が行われておる。
第四は、やみドルの売り買いでございます。第五は、結婚詐欺である。そうして、第六に、私はここに調達庁の書きました資料に基いて簡単に御報告いたしまするが、飛行機のおびただしき事故でございます。 昭和二十九年度におけるアメリカ軍の飛行機によって日本人が被害を受けました事件を簡単に申し上げましょう。第一は、六月の二十三日に、札幌において飛行機が墜落し、二名死傷しております。
○大久保委員 次にラストボロフ事件に関連いたしまして、神戸のやみドル事件がロシヤのスパイ事件に関係があつたと言われる。このスパイ活動の資金、共産主義活動の資金はいかなる方面から流れて来たか。私の持つておる情報からいたしますならば、あるソ連船舶の日本のドックにおける修理に関連いたしまして、その監督官によつてある種の資金が動いたという情報もあります。
これに関連して私はいわゆるやみドルの取引状況を知りたいのです。相当今、日本でやみドルの取引が行われております。せつかく為替管理という条項を設けましても、その網の目をくぐつて、十分これが行われておらないのじやないかと心配されるのです。同じことがやはり国連軍に対しても言えるでありますから、実際の取締りの状況、やみドルの横行している状況、それについて御報告願いたいと思います。
だからみんなやみドルになつてしまうんだ。二十三社の外貨割当というものは実際なつちやおらぬ。われわれはこの前の木材小委員会で林野庁長官に聞いたら、そういうことはわれわれは一切関知いたしません。通産省の中においてやつたんでしよう、われわれは知らないと言つている。そこに食い違いができた。両方あつちへ行つたりこつちへ行つたり、蝙蝠安のようなことを言つて、さつぱりつかみどころがない。
ところが六箇月という期間が比較的短かいものでありますから、日本の業者が駐留軍の軍人に、おそらくやみドルでございましよう、やみドルを渡しまして、その者の名において自動車を免税で輸入させまして、免税で入りましたら、あらかじめ約束をしておきまして、六箇月たつたら自分に譲り渡してくれ、こういう契約のもとに入れた例がございます。
○北島政府委員 日本人が出国いたします際に、やみドルを持つて出るというような事例でございますが、実はこれは税関ではなかなかつかまえにくいのでございます。言葉に語弊があるかもしれませんが、税関におきましては原則といたしまして旅客が出る場合におきましては、できるだけ寛大にいたしております。
この外貨をいかように扱うかということによつて、ますます日本国内にやみドル事件を横行させ、やみ輸入事件を助成させる。特にこれは時計、貴金属その他の隠して持つて来るのに都合のいいものでございます。これを助長させて、日本の正直に商売をしておる業界をしてばかを見させる。毛織物もまたしかりでございます。
保全経済会にも関係がある、あるいは造船汚職にも関係がある、あるいはやみドルの事件にも関係がある、あるいは名古屋精糖の事件にも関係があるというふうに伝えられておりまして、なお新聞面に出ましたところによれば、少くともこれだけ顕著な事実として現われましたのは、第一には、日立造船から五百万円の金が出て、これが西郷吉之助の手にわたり、しかもその指向するところは池田さんにやつてくれということだつた。
さらに、その余の四谷教会を通じてのやみドルの問題については、なおあとで私申し上げたい点がありますが、時間も多く要しますので、この程度にいたします。 しかしこの際これに関連をいたしましてお尋ねをいたしておきたいことがございます。刑事局長と緒方副総理に承つておきたい。
四、三月五日付「日本週報」または四月号「真相」に、法務大臣の長女がローマ法皇から高い位をもらつて多額の献金をしたこと、そのやみドルは四谷教会から手に入れたものではないかとのお尋ねでありますが、私の長女はオランダのグレールという宗教団体に入つていて、受洗したことはあるが、尼僧になつたことはありません。従つて高い位などもらつたことはありません。
世人をして何らかの疑いをさしはさまざるを得ない空気がこの間に起きておると思わざるを得ないのでありまして、保全会でも、砂糖でも、やみドルでも、みんなせんじ詰めるとこの某大物に線がつながつているが、どういうわけかその大物は巧みにのがれております。何がゆえにこれに断を下さないのでありますか、私はこれを聞きたい。
現閣僚岡崎外相の長男、犬養法相の長女にまつわるやみドル事件が第一。特に犬養については、その長女道子は渡米、尼となつているが、これが最近ローマ法皇から尼僧という高い地位をもらつた。しかしこれは実はドルを多数献納して、むしろこの地位を買つたものである。このやみドルはどこからどうして犬養の娘に渡つたのか。霊友会会長小谷喜美が四谷教会とやみドルの取引をしている。
従いましてレートは、今の四百何円とか、これはニューヨークあたりでは、絶えず一部のやみドルの取引についてはそういう相場はいろいろ立つております。はげしいときには、五百何十円、六百円近い相場が出ておることもあり、また四百二十円のときもあります。大体さつき中村さんの言われたように、昨今は四百円から五百円の間を相場が高下しておるようです。
その結果は必ずやみドルを防げぬ。思惑輸入も防げぬ。無為替輸入も、たとえば石炭、石油のごときは必ず行われるに違いないのです。いま一つは密輸入がどうしても起つて来るのです。為替レートの問題がある。今のレートの問題をそのままにしておいて外貨を抑制することになれば、必ず無法な形をもつてしてでも持つて来なければならぬことは商行為上当然だと思う。
またやみドルの横行を防ぐこともできないということになると思うのです。これは日本経済に非常に関係いたしますが、通産大臣はどうお考えになりますか。
それから密輸入の問題ややみドルの問題等については、取締りを徹底的にやる以外に方法はないと思います。それから為替レートの問題は、そういうことを私が前段に申し上げましたゆえんのものも、為替レートを何とかして厳守して参りたい。日本のような材料を輸入しなければならぬ国においては、特にしかりであろうと考えております。
従つて一定期間総理大臣は――大分きようは興奮を押えつつも、なおかつ興奮をされておるようでありますから、(笑声)私はここに冷静なる冷却期間を置いて、民主主義というものは道義と責任の上に立たなければならぬということを静かにお考えを願い、しかもその一定期間の後において、なおかつ今のような総理大臣が御答弁をなさるならば、私は某特殊銀行の問題、某重要基幹産業の問題、あるいはやみドル事件の問題等をひつさげまして
今日繊維の輸入原料は、一ドル三百六十円というやみドルより非常に安い価格で仕入れて、しかもそれを売つておりまするのは、五百円に近い相場でわれわれは買つておるのであります。こういうときに、そういう高収益、大企業の段階で低率な二分か三分の消費税、いわゆる生産税、生産者からとるから生産税と言えましようが、それをおとりになつて、その段階で吸収されてしまつて、大衆課税に行かない。
しになるということを勇敢に断行せられる文部大臣として、宗教法人法に大欠点があるのですが、この法人法で認めたその宗教同作がその形式を整えていなかつたというときには、一年以内に取消しの規定もあるのだということになれば、すみやかにその宗教団体の内容を調査し、形式をよく見て、不備な点はないかをよく調べて、これを認証すべきであるにかかわらず、靈友会に例をとるならば、すでに政令から法律に切りかえられたあの当時に、やみドル