1954-03-16 第19回国会 衆議院 外務委員会 第18号
しかし少くとも政府はそういう見解の上にこの協定をお結びになつたのでありましようけれども、国民多数の中にはひとり社会党関係ばかりでなく、多くの学者の間においても疑義があるということは、お認めにならなければならないと思うのであります。
しかし少くとも政府はそういう見解の上にこの協定をお結びになつたのでありましようけれども、国民多数の中にはひとり社会党関係ばかりでなく、多くの学者の間においても疑義があるということは、お認めにならなければならないと思うのであります。
ただここで、スト規制法案というのは、ひとり社会党のみが考える問題でなく、全日本の、少くとも労働者階級というものは、この問題に対して今やまさに重点的の注視の的であろうと思う。たとえ小会派であろうとも、論議を尽したいというのが我々議員としての至情であります。でありますから、この時間の制限も、あえて私は喜んで甘受いたします。そういう機会を与えて下さることを重ねてお願いいたします。
これはひとり社会党右派とわが党だけでなく、自由党もその他の会派も必ずしも反対でないはずでありますから、でき得れば各会派共同提案で出されることが望ましい。外務委員会等の委員の間では、その方針で各党にそれぞれ交渉中だということを聞いておりますから、これも共同提案になるまで保留せられんことを希望いたします。
まず冒頭に申上げたいことは、私はひとり社会党を代表するにとどまらず、またこの決議が野党各派の共同提案となつているにもかかわらず、実質的には現内閣の悪政に憤激して、あるいは死をもつて現内閣に抗議し、あるいは補欠選挙において自由党を続々敗北せしむることによつて現内閣の退陣を要求しつつある国民大多数の声を代表いたしまして、吉田内閣を弾劾ぜんとするものであります。
新憲法によつて貴族院が参議院に変りましても、そうした昔からの旧帝國憲法時代の考えというものをひとり社会党のみならず、民自党でも、民主党の諸君でも、そういうようなことを漠然と考えているような人が大体多いのじやないかと思うのであります。