1951-11-02 第12回国会 参議院 予算委員会 第8号
インフレ対策に特段の意を用いながら、産業の発展に必要なる資金を確保して経済の健全なる発展と国民生活水準の維持向上を期することが主眼である、従つて貯蓄の増強、資本の蓄積、更に重点産業に資金の供給を確保し、不急不要な方面への融資は抑制するという表現をとられておるようであります。
インフレ対策に特段の意を用いながら、産業の発展に必要なる資金を確保して経済の健全なる発展と国民生活水準の維持向上を期することが主眼である、従つて貯蓄の増強、資本の蓄積、更に重点産業に資金の供給を確保し、不急不要な方面への融資は抑制するという表現をとられておるようであります。
ただいまのお話は、われわれ商売人であるから推測ができるだろうということでありますが、実はこれは一般物価の傾向とか、いろいろあつて貯蓄心理というものは始終動揺をしておる。金のあり高が幾らあるということばかでなしに、外界のいろいろな情勢、たとえば国際物価の情勢であるとか、内地物価の情勢であるとか、いろいろなものが関係して来て、それが貯金者の心理に影響するのじやないかと思うのであります。
従つて、貯蓄の増強、その他資本の蓄積をさらに積極的に推進するとともに、重要産業に対して重点的に資金の供給を確保し、不急不要な方面への融資はこの際極力これを抑制することが最も必要であります。このような趣旨によりまして、政府は次のような措置を講ずる所存であります。 まず政府資金の活用であります。
従つて貯蓄の増強その他資本の蓄積を更に積極的に推進いたしますると共に、重要産業に対しまして重点的に資金の供給を確保し、不急不要な方面への融資はこの際極力これか抑制することが最も必要であります。(「計画経済だ」と呼ぶ者あり)このような趣旨によりまして、政府は次のような措置を講ずる所存であります。 先ず第一に政府資金の活用であります。
我我個人ばかりでなく、農民運動に従つている者は、経験からまあ郵便局なら安心だから預けなさい、そういつて貯蓄奨励をしてつ参つているのであります。ところが最近御承知のように協同組合が文例によつてボロを出している。最近の銀行のやり口も誠に目に余るものがあるのであります。
たまたま昨年ドツジ氏が来朝されまして、この問題につきまして、何よりもかような、今御指摘のございましたような細民と申しますか、庶民階級によつて貯蓄され、保險されるようなこの金は、第一に一番安全な方法によつてこれが管理、運用されることが必要なことであるという、こういうような前書の下に、ドツジ氏から大蔵省に対して書簡によつて、一度これを大蔵省の資金運用部においてこれを取扱うということに相成つたのでありまするが
余裕があつて貯蓄をしたその貯蓄の利子に対して税金がかからないというのは、これは今の税負担全体を考えますときに、少し行き過ぎではなかろうかというように考えまして、貯留全体に対しまして非常に大胆な減免をいたしますことにつきましては、実は率直のところ私ども少し躊躇するのでございます。ただ貯蓄の中でも非常な零細な貯蓄は現在も免税いたしております。
そういつたような面からも、又我々が今後海上労働によつて貯蓄をしまして労務の安泰を図る。
銀行のほうも余りよくないと思いますが、十二月になつて貯蓄増強の運動を起したので、少しぐらい盛り返しておると思います。尚十二月は預金の相当殖える月であるのであります。私は政府の支拂いその他が順調に行けば、本月は相当殖えるのではないかと思つております。
所得税だけをとつて考えますれば、全部が貯蓄になることは困難であろうということは当然考えられるのでございますが、ただこれも全体の経済政策といたしましては、その結果購買力が殖え、経済の復興が早められるというふうなことになつて参りますれば、むしろ所得税を軽減することによつて、貯蓄は所得税を軽減した以上に殖えることが可能なんだという議論もできるわけでありましてその意味においても所得税の軽減は極めて好ましいと
おつしやるような面におきまして、簡易な方法によつて貯蓄制度をつくつたらどうかというお話でございますが、おつしやるような制度をやるにつきまして、利子の記入その他の関係等も考えまして、われわれといたしましても、今せつかく研究中であるのでありまして、御趣旨のように、できるだけそういう零細な資金を集めるようなかつこうに持つて行きたいと存ずるのでございます。
戰争用、こういう方向に向つて貯蓄されておると考えざるを得ない。何のために石油を貯蓄するか、石油をストックする必要はない。こうするとわれわれはいやでも軍事用として貯蓄されるのだというようなことを考えざるを得ないことになる、きわめて危險な状態だと私は思う。加うるにこの価格の問題について、安本がこれをまだ考えておられねというようなことは、きわめて危険なやり方だと思います。
すなわち、昭和五——九年当時においては、平均生活水準の八割になつて貯蓄が初めて始まつているのであつて、安定期においては、蓄積されるよりも、むしろ失われた生活水準の向上に充当されるのが、理論的にも歴史的にも証明されているところであります。企業利潤による蓄積も、現在の價格体系維持では、資本消耗の方が多いのであります。
都合によつてはわれわれ議員から提案してもよいが、むしろ吉田内閣からこういうものを提案されたら、なるほど政府はああいう考えだ、それならわれわれは乏しいものを分け合つて貯蓄して納税しようじやないか、ということになるのではないかと思うのであります。
であろうというふうに私は確信をいたしまするので、その方向をたどつてわれわれが推し進めて参ります間に、いろいろなジグザグもありましようけれども、しかし大体この方向でやつて行けるということであれば、御指摘のふうな奢侈とか浪費というものも、自然になくなつて來る、たとえばわれわれが貯蓄するということは、貨幣價値が安定して來る、あるいは物價が一定の程度にともかくもとどまつておるというふうになつて來れば、その安定に從つて貯蓄
そういうような観点からいたしまするならば、私はわずか一箇年間の利子の支拂の停止ということによつて、貯蓄の面に影響すると観測するのは、今日の國民の進歩した経済知識というものを無視したものではないかと思わざるを得ないのでありますが、この点についてどういうようにお考えになつておられるか。
これはその通りでありまして、戰時中隣組あるいはその他を通じてある意味においては天降り的な割当等によつて、貯蓄をさした。それが相当の金額の公債になつておるのでありますが、今回の支拂を延ばしたという中には、それは入れていないのであります。
口で貯蓄を奬励しても、國民の間に余裕があり、安心あり、事業が盛んになつて貯蓄する考え、またいかに資本がありましても、その貯蓄したものが資本に投下されて絶えず利潤が得られるというような考えでなかつたら、投資する途もないとかいうような場合において投資するものではありません。
御承知のごとく、郵便振替貯金の制度は、送金及び債権債務の決済の手段として提供され、かつ利用されているのであつて、貯蓄手段としての郵便貯金とはまつたく本質を異にするものである。