1987-12-07 第111回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第2号
○馬場富君 そこで、この最近の土地高騰要因は一つの東京問題としてとらえています。そしてその結果としては、やはり東京中心のオフィス用地の需要の高まりに対して用地供給の迅速かつ適切な対応ができなかったことが問題点の一つだと思います。それからもう一つは、中心部である商業地の地価が上昇したために、容易にやはり住宅地へのこれが波及効果になってあらわれていったというのが二点だと思うんです。三点目は、この土地を利用目的
○馬場富君 そこで、この最近の土地高騰要因は一つの東京問題としてとらえています。そしてその結果としては、やはり東京中心のオフィス用地の需要の高まりに対して用地供給の迅速かつ適切な対応ができなかったことが問題点の一つだと思います。それからもう一つは、中心部である商業地の地価が上昇したために、容易にやはり住宅地へのこれが波及効果になってあらわれていったというのが二点だと思うんです。三点目は、この土地を利用目的
○馬場富君 先般の本会議の答弁の中でも総理はしばしば、今回の土地高騰は同じ一つの日本の国で二つの国があるような感じがすると実感を述べられておりますが、全く私も同感であります。だから、今回の土地対策は、その狂乱する東京を中心とした東京圏と、比較的安定的な土地状況の地方の問題とは分けて私は考えるべきだと思います。そういう点で、土地高騰の対策はやはり東京問題であるとして、そのことは私は緊急に対処せねばならない
○馬場富君 総理はさきの所信表明で、内政の最大の問題は土地問題であると言われましたし、そのために奥野土地対策担当大臣を設けられまして、総理が中心となった土地対策会議も設置されました。政府としての取り組みの決意を示されたことは大変敬意を表する次第でありますが、ところで土地対策に対してもやはりこの臨時特別委員会が設置されて、今日のように審議が深くなったことは、大変私は喜びだと思っております。 今までの
○馬場富君 次に、先ほどずっと質問が続いておりましたレアメタルについて、私は、これが非常に超電導などの先端技術に欠かすことのできない大事な資源であるということは説明でよくわかりますが、この需要が非常に急速に伸びておるというような状況から、今後の資源のあり方について大変心配になっていくんではないか。長期的に見てみても需給の増大傾向がどんどんとふえてくる。そういう点で、いいことではありますが、資源に一つの
○馬場富君 そこで、位置づけについては重要な位置づけにあるとおっしゃいましたが、現状は非常に関係者から危惧されておる現状なんですね。後刻また論議されます石炭と同様に日本のやはり金属鉱業の将来も、銅、鉛などベースメタル等の国内鉱山は主要六鉱と言われておりますが、これらの鉱山の将来性についても大丈夫かという声が石炭に次いで起こるんではないかという危惧も非常にありますが、この六鉱の個々の経営の見通しについて
○馬場富君 長官の方から先ほど説明がありましたエネルギーの現状についての中から三点ほど質問いたします。 最初に、国内資源の問題で国内金属鉱業の現状でございますが、戦後の我が国の発展に金属鉱業の担ってきた役割というのはやはり大きいと思うのです。今は海外依存度が非常に強くなってきておりますが、そういう点でやはり国内鉱山のあり方というのも私はこれからの資源の中で大事な問題だ、こう考えます。その技術は海外資源
○馬場富君 それからもう一つは、東京一極集中の大きな要因は国際金融機能と情報化社会に対応した国際情報化機能の集積が大きいと言われておるわけでありますが、我が国の経済的地位が向上して、その中心が東京になりました。だから、最近の経済の動向から見ると、東京の世界都市としての位置づけがやはりはっきりとしてきたわけでありますが、この東京一極集中の効率化が世界的な東京集中を呼んでおるという傾向も出てまいりまして
○馬場富君 今お話の中に出ましたその一つの弊害でありますけれども、やはり東京一極集中化の影響によりまして、東京のような高度の効率化についていけない東京以外の地方の非勤率化がかえって目立ってきておるわけです。そういう点で、そのために国の重要政策である内需拡大についても、やはり効率のよい方向に動きやすいという傾向になってくると思うんです。そういう点で、やはりどうしても効率の弱い地方にはこの動きが少なくなるという
○馬場富君 最初に、国土庁に四全総について質問いたします。 今国会におきましても東京中心の地価の高騰が非常に論議され、その点について大変いろんな論議を呼んだわけでございますが、地価の高騰の原因というのは、やはり東京一極集中化に私は原因があると思うわけであります。その点、四全総の中でも重要課題として取り上げられましたが、この集中化についての弊害並びに問題点をひとつ挙げていただきたいと思います。
○馬場富君 先ほども何点か聞かれましたので、私はその点は省きますけれども、特にこの制度のために既存の資格者や、それからまたこれから新たにこの資格を取ろうとするために国家試験を受ける業者がその資格が取れぬがために苦しむようなことのないように、この不況の上にそういうものが重ねられてはかなわぬと私は思いますので、そういうことを絶対に配慮してもらいたいと思いますが、その点いかがでしょうか。
○馬場富君 そこで、非常に内需拡大に合わせて地方への投資拡大が言われておる中で、特に中小建設業者が今大変あらゆる波の中で苦しんでおるわけですね。こういう資格制度というものを固めていくことがかえってそういう人たちを束縛するだけの効果になったら、この法の意味も全然なくなってしまうと思うんです。 先ほど来、いろいろ柔軟的な対応のことを説明をされておりますから、私は悪いというわけじゃなしに、今の資格業種そのものがかなり
○馬場富君 この法案につきまして二、三の質問をいたします。 この法案の要旨を見ますと、結論は、現在の業者の中には施工能力やあるいは資力信用に問題のある業者が非常に多いから、そのために要点が何点か述べてありますけれども、結局一つは国家資格のそういう資格技術者を置くことが必要である、これが結論だと、ほとんどそれが主力の法律改正であると、こういうふうに見ますけれども、その前に、需要が低迷する中で競争が激化
○馬場富君 それで、第六次の計画も達成率が七〇・数%台に終わって、全部達成されておりません。そういうような状況からしまして、その六次の計画達成が悪かった原因というのは、やはり治山治水事業の財源が一般財源によっていることが一つは大きく指摘されておるわけですが、永続的な財源となるいわゆる特定財源の確保が実は求められておる中で、昨年実はこれは没になった森林・河川緊急整備税の構想を建設省は打ち出しておったわけでございますが
○馬場富君 そこで、経費も大幅にやはり増加しておると、そういうことで、三年後に見直すとのことでございますけれども、やはりこの調整費の事業費繰り入れを含めて、七次計画については一〇〇%計画を達成する見通しがあるかどうかという点と、またそのために必要な財源等の確保というのはどのようにできているのか、ちょっと御説明願いたいと思います。
○馬場富君 この法案に関しての質問を先にいたします。 六十二年度を初年度としたこの五カ年計画でございますけれども、調整費の増一つを除けば、六十一年度で終わった六次計画の事業規模よりもやはり下回っておるということになるわけですけれども、こんなような状況で緊急を要する治山治水事業の促進が期待できるかどうかですね。調整費だけが上回って、あと事業費は前計画よりも下回っておる。だから、それに対しては緊急な事業
○馬場富君 中国側が重大な関心を持っている光華寮訴訟問題について、中国側の主張に無理があるかどうかという点と、日本側としては中国側の理解が得られる見通しはあるかどうか。また、中国側の主張、日本政府の立場、政府間のこの問題に対する話し合いの経緯を説明していただきたいと思います。
○馬場富君 ここで、中国の実力者である鄧小平党中央顧問自身が日本に軍国主義復活の傾向があると批判しているが、この最高指導者の発言をどう受けとめておるのか、御返答願いたいと思います。
○馬場富君 最初に、外務大臣が所用があるとのことですから、外務の点について質問いたします。 今年は日中国交正常化十五周年を迎えまして、この秋にそのときを迎えるわけでありますが、今年に入って日中関係は好ましいものの必ずしも良好とは言いがたいものがございます。日本の防衛費一%枠突破、ズ・ダン号事件の処理、光華寮訴訟問題、北京での日本人記者の外国追放等という問題も起こっておりますし、七月七日はあの蘆溝橋事件五十周年
○馬場富君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりました本法律案に対して反対の討論を行うものであります、以下その理由を述べます。 反対の第一は、本法律案が内閣提出の地方税法改正案の日切れ部分のみとはいいながら、全国民の批判が強い売上税導入を前提としていることであります。たばこ消費税の暫定税率、繊維、紙の電気税軽減税率等の適用期限の延長を本年十二月三十一日までとしているのは、明
○馬場富君 三参考人の方に大変貴重な意見を賜りまして、参考になりました。三先生の特徴ある御意見の中で何点か御質問したいと思っております。 一点は、氏原先生には円高という問題を中心に質問したいんですが、特に円高差益と差損の問題ですね。差損もあるけれども、差益での生かし方もあるという意見も出ましたが、私は、ちょうど百六十円になったときに輸出輸入の差損、差益の額というのがどのぐらい輸出額、輸入額からして
○馬場富君 審議会の指摘は私は尊重いたしますし、このとおりだと思うんです。だから、そういう点については当局と大変対立するわけでございますが、順を追ってこの問題につきまして、中期展望が十分なのか不十分なのか、こういう点についてひとつ質問をしていきたいと思います。 次に、先ほども大臣も述べられましたが、法案の趣旨説明でも、老人医療の増加は避けられないという前提で、「老人医療費を適正なものとし、国民がいかに
○馬場富君 まず、今回の改正につきまして、社会保障制度審議会は、国の財政事情によるところが大きいというところから、その取り組みの姿勢としては理解できなくもないが、しかし老人対策の中期展望が不十分なためにその内容は現実対応を急ぐ余りの結果ではないかという、憂慮するという指摘を行っておりますが、これに対して厚生省の御見解をお尋ねいたします。
○馬場富君 まず、厚生大臣にお伺いいたしますが、今回の老人保健法を改正しようとしておる理由とその背景は何であるかをお尋ねいたします。
○馬場富君 特に国内炭、とりわけ原料炭については最終的にはゼロというような非常に厳しい状況が実は提示されておりますけれども、そういう点につきましてやはり大臣として、特に国内炭の将来についてはいわゆる縮小という考え方がやはりこの答申案の主体でありますけれども、それになぞらってこれを転換措置していく以外はないというふうに我々も考えるわけですが、この点はどうでしょうか。
○馬場富君 私は、石炭政策全体と長期エネルギー需給見通しとの関係について若干お尋ねいたします。 今回発表されました第八次石炭政策答申案によりますと、昭和六十六年に一千万トン体制にするとのことでございますが、昭和五十八年に閣議決定された石油代替エネルギーの供給目標千八百万トンないし二千万トン、こういう目標からいきますと大きな格差が生ずることになりますが、この点、通産大臣としては石炭についてどのような
○馬場富君 私の質問しておるのは、当初から一兆一千七百億円の国庫補助負担率の削減を予期して取り組んだわけです。削減を六十一年度の予算の中で考えておったわけでしょう。だから、こういう地方交付税における、結局いろんな収入等の減少ということも当然考えられたわけじゃないかと、今慌ててこれを考えることがおかしいじゃないかと私は、今質問しているわけです、どうでしょうか。
○馬場富君 それにつきまして、やはり年度当初に一兆一千七百億円の国庫補助負担率削減の影響を受け入れていたことがあるわけですね。このような余裕は初めからなかったわけですから、この辺についての私は、政府の財政に取り組む点についての見通しがこれは甘かったのじゃないか。この点を指摘せざるを得ぬですが、この点どうでしょうか。
○馬場富君 今回の税法の改正につきまして、改正の趣旨については、今何点かもう質問されましたので重複を避けながら質問いたします。 今年度の地方交付税に四千五百億円の穴があいた、今法案で実はそれを補う方法が審議されておるわけでございますが、この四千五百億円の結果についてはいかなる理由によってこれが生じたか説明されたいと思います。
○馬場富君 言われますように、原子力は日本の長期エネルギー需給見通しの中でも大きな役割を果たしておりますので、私はその必要性は認めます。ところが最近、今お話もありましたように原子力に関する事故がやはり大きなニュースとなって出ております。すなわち、今御説明がありましたが、ソ連のチェルノブイリ原子力発電所の事故、また、ここ二、三日はソ連の原子力潜水艦の沈没事故等、そういう原子力という問題につきましての事故
○馬場富君 その答弁でございますが、安全で低廉な原子力ということでございますが、特に安全という面につきまして、地元の人々もそういう点については心配の声もあります。そういう点で、日本の原子力発電の安全性の現状とあわせまして周辺に対する安全対策について説明願いたいと思います。
○馬場富君 私は、今回の委員派遣の報告の中にもありましたように、北海道電力の泊原子力発電所が原子力発電として一号機、二号機が建設中でありますが、北海道は先ほどからも質問が出ておりますように良質な産炭地でもございますし、その需要をやはり現地では強く必要としておりますが、北海道で初めて原子力発電を建設する理由についてまず御説明願いたいと思います。
○馬場富君 下降の傾向にあれば結構ですが、この点については当局のいろいろな取り締まりとか指導強化もあると思いますので、特に、二輪車の暴走というのは、私たちも生活しておりまして目に余るものがあります。そういう点では、やはり公害の一種ともなるくらいの現状でございますので、これは今後ともひとつよろしくお願いしたいと思います。 それからもう一点は、これは、建設委員会等でもよく主張いたしましたが、愛知のあたりの
○馬場富君 あとは、死亡の中の四輪車の死亡以外に最近多くなってきておるのは自動二輪の事故。特に、暴走等による事故が多くなってくるというように私は現場では見ておるんですが、この点はどうでしょうか。
○馬場富君 今回の法律改正の趣旨につきまして、これに伴いまして二、三質問いたします。 最初にシートベルトの着用の問題に関連しまして、あわせて行政処分の問題も含めて……。特に交通事故の死亡ですね、それからけがもあわせまして、案外私たちは日常生活を毎日送っておることだから、自動車といえば一人か二人の事故です。そのために、飛行機の事故等は僕は安易に考えるわけじゃありませんが、これも大変悲惨な事故ですが、
○馬場富君 ただいま議題となりました法律案につきまして、科学技術特別委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、原子力の研究、開発及び利用の進展に伴って生ずる核燃料物質または核燃料物質によって汚染された物の廃棄に関し十分な安全確保を図りつつこれを計画的に進めるため、廃棄物埋設及び廃棄物管理の事業について許可制度を設けるなど、その規制に関し所要の規定の整備を図り、また原子力施設
○委員長(馬場富君) 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案、及び原子力基本法及び核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を一括して議題とし、質疑を行います。 質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(馬場富君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 本日、松前達郎君が委員を辞任され、その補欠として福間知之君が選任されました。 —————————————
○委員長(馬場富君) まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 両案審査のため、本日、参考人として、青森県副知事山内善郎君及び泊漁業協同組合理事滝口作兵エ君の出席を求めることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(馬場富君) 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案、及び原子力基本法及び核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を一括して議題といたします。 —————————————
○委員長(馬場富君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 去る十六日、菅野久光君が委員を辞任され、その補欠として福間知之君が選任されました。 また、去る十七日、福間知之君が委員を辞任され、その補欠として松前達郎君が選任されました。 —————————————
○委員長(馬場富君) 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案及び原子力基本法及び核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を一括して議題といたします。 これより参考人の意見聴取を行います。 本日は、参考人として日本原子力研究所理事宮永一郎君、一橋大学経済学部助教授室田武君、成蹊大学法学部長谷川久君、元日本原子力研究所労働組合中央執行委員長角田道生君
○委員長(馬場富君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 昨日、福間知之君が委員を辞任され、その補欠として菅野久光君が選任されました。 —————————————
○馬場富君 ただいま議題となりました研究交流促進法案につきまして、科学技術特別委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、科学技術に関する国と国以外の者との交流を促進するために必要な措置を講ずることにより、我が国における科学技術に関する試験研究の効率的推進を図ろうとするものであります。 委員会におきましては、本法律案に防衛庁職員を含めた理由、軍事目的の研究とのかかわり方、SDI
○委員長(馬場富君) 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案及び原子力基本法及び核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を一括して議題といたします。 これより質疑に入ります。 質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(馬場富君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 去る十二日、松前達郎君、吉川芳男君、吉村真事君が委員を辞任され、その補欠として片山甚市君、後藤正夫君、福田宏一君が選任されました。 また、本日、福田宏一君が委員を辞任され、その補欠として工藤万砂美君が選任されました。 ―――――――――――――
○委員長(馬場富君) 次に、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 研究交流促進法案の審査のため、本日の委員会に各省直轄研究所長連絡協議会研究交流問題特別委員会委員長渡邉昭三君を参考人として出席を求めること。に御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(馬場富君) ただいまから科学技術特別委員会を開会いたします。 初めに、委員の異動について御報告いたします。 去る九日、片山甚市君が委員を辞任され、その補欠として松前達郎君が選任されました。 また、去る十日、後藤正夫君、福田宏一君が委員を辞任され、その補欠として吉川芳男君、吉村頂事君が選任されました。 —————————————