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304件の議事録が該当しました。

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1954-05-31 第19回国会 参議院 内閣委員会 第48号

国務大臣緒方竹虎君) お答えをいたしますが、いわゆる軍備という言葉に値する軍備を容易に持ち得ないということは事実でありますけれども、併しながらこの国際環境日本を包む国際環境、又外国の日本に対する侵略の意思か若し、あるかないかは別問題といたしまして、若しありといたしまするならば、それは日本国防力のないとあるにかかわらない、そういう意味から、日本としてはやはりあらゆる場合に備えまして国防会議、その

緒方竹虎

1954-05-31 第19回国会 参議院 内閣委員会 第48号

国務大臣緒方竹虎君) 現在の日本国力から考えまして、いわゆる軍備という文字に値するほどのものを持ち得ない事情は、繰返し政府から御説明申上げる通りであります。政府はその信念を変えていないのでありまするが、いずれにしましても、この直接侵略日本軍備の名にふさわしいものを持つと持たんにかかわらず、直接侵略ということも絶無を期するわけには参りませんので、その場合に防衛出動の可否をきめる、或いはその際

緒方竹虎

1954-05-31 第19回国会 参議院 内閣委員会 第48号

国務大臣緒方竹虎君) この国防会議に関しまする政府草案でありまするが、これは前に保安庁からお示しいたしました保安庁の案があつたのであります。政府としましては、その保安庁案の線に副う国防会議を要望しておつたことは、前に申上げた通りでありますが、前からのいきさつがありまして、三党折衝を必要とするために、三党の間の折衝を数回に亘り開きまして、仔細に亘り検討をいたしました結果、でき上つたものが、この配付申

緒方竹虎

1954-05-30 第19回国会 参議院 建設委員会 第45号

国務大臣緒方竹虎君) これは閣議ガソリン税について、これを目的税的に扱うようなことがきまつたときの事情を承知しておりますが、勿論財政が許せば道路整備を急がなければなりませんけれども、あの法律がありましても、先ほど大蔵大臣から述べられたように、昨年特別の災害等大きな費額を要しましたために、最初考えておつたような措置がやりにくくなつた。そういうために止むを得ず今度の措置をとるようになつたのだと考えますが

緒方竹虎

1954-05-30 第19回国会 参議院 建設委員会 第45号

国務大臣緒方竹虎君) 建設大臣が長い間病気で休んでおるのは本当に申訳ないのでありますが、今お話になりました内閣改造ということもちらほら噂に上つておりまして、これは従来もたびたびあつたので、総理大臣がどういう案を持つておるか知りませんが、併しそれと一緒考えておるわけではないのであります。同じようなことを繰返して申訳ありませんけれども戸塚大臣病気の性質が大した病気ではないものですから、もうよくなるかもうよくなるかと

緒方竹虎

1954-05-28 第19回国会 参議院 内閣委員会 第46号

国務大臣緒方竹虎君) 過日本委員会お答えをいたしましたところに従いまして、国防会議の構成につきまして三党間の折衝をいたしました結果、本日の午後に至りまして、今お手許に差上げてありまするような大体の骨格を作り上ることができたのでございます。簡単でございますので、ちよつと読み上げます。  一、国防会議議長及び議員若干名で組織すること   イ 議長は、内閣総理大臣とすること   ロ 議員は、左に掲

緒方竹虎

1954-05-26 第19回国会 参議院 地方行政委員会 第45号

国務大臣緒方竹虎君) 能率の問題、とそれから民主化の問題とが両立しない、概念上両立しないというお話でありまするが、個人の権利自由を保護する意味からも、国の治安を保ちまする意味からも、警察能率政府といたしましては治安責任を持つておりまする以上、何としてもこれは高めなければならん。ただその高める上におきまして警察中立性を阻害するとか、或いは行き過ぎをするというようなことは厳に戒めなければなりませんが

緒方竹虎

1954-05-26 第19回国会 参議院 地方行政委員会 第45号

国務大臣緒方竹虎君) 今御指摘になりましたように、今度の法案警察法案なつておりまして、警察法改正案という形になつておりませんが、これは今までありました前文を除いたというような体裁の点もございまして警察法案といたしましたけれども、私らの考えといたしましては、これはどこまでも全部の改正案でありまして、民主主義の原理に立つておることは現行法と少しも変らないのであります。一口に我々は警察の一本化と申

緒方竹虎

1954-05-26 第19回国会 参議院 内閣委員会 第44号

国務大臣緒方竹虎君) 厳しい御批判でありますが、私は選挙のときに自衛力を持つていかんという演説は実は一ぺんもしておりません。その新聞に書いてありますのは、私今十分に、どう出ているか記憶がありませんし、又私の言うた通り出ているかどうか知りませんが、私は自分の意見として自衛力を否定するというようなことは、どう書かれておりますかどうか知らんけれども、その場合も私は恐らく言うていないと思います。ただ私自身憲法草案審議

緒方竹虎

1954-05-26 第19回国会 参議院 内閣委員会 第44号

国務大臣緒方竹虎君) 今御引用になりました私が新聞社座談会の時に発言したその発言でありますが、それはこの間おつしやつたように、二十七年の一月かと思いますが、時期がいつであるということは余り問題じやないのですが、今の憲法が制定されまする際に、当時の貴族院でいろいろな議論が出た。それを速記録で私見た記憶がありますが、その中にはかなりはつきり自衛力を持つことを否定したような言葉もあつたようであります

緒方竹虎

1954-05-25 第19回国会 衆議院 本会議 第55号

国務大臣緒方竹虎君) お答えをいたします。ただいまの問題は、るるお述べになりましたように、国民生活に影響するところ大きいと考えまするので、政府といたしましては、十分調査の上、早急に所要の具体策を立てたいと考えております。  なお、詳細につきましては所管大臣から御答弁を申し上げます。(拍手)     〔国務大臣草葉隆圓登壇

緒方竹虎

1954-05-22 第19回国会 参議院 内閣委員会 第41号

国務大臣緒方竹虎君) 政府といたしましてはこの保安庁確定案政府の公式の案としますにつきましては、政治的な関係で三党折衝というものと閣議の必要があるのでありまするが、この保安庁案を私、見ましたところ国防会議考え方としてはこれで結構である。従いまして三党折衝を通しましてこの実現に全幅の努力を払いましてこれを政府公式の案にしたい所存であります。

緒方竹虎

1954-05-20 第19回国会 参議院 法務委員会 第41号

国務大臣緒方竹虎君) 内閣委員会総理答弁は、実は予定は昨日中に終るつもりであつたのでありまするが、開会が遅れました等の事情によりまして、昨日、私が承知しておりますのは、大体半ば程度済んだということであります。私今あとの質疑通告者のことを承知しておりませんけれども従つて今どの程度進行しておるかということを申上げかねまするが、病後で相当まだ体も回復しておりませんし、私の判断では、総理の健康の

緒方竹虎

1954-05-20 第19回国会 参議院 法務委員会 第41号

国務大臣緒方竹虎君) その点は前から委員長からも御要求があつてつたのでありまするが、総理大臣内閣委員会に今防衛庁設置法案自衛隊法案が出ておりますで、そのほうにかねてから要求されて、今出席して答弁をしております。実は予定は昨日済むつもりでおつたのでありまするが、それが遅れて、今日継続して又質疑応答をやつておりますので、今のところ時間的に見通しがつきませんし、それから昨日本会議、今の内閣委員会

緒方竹虎

1954-05-14 第19回国会 衆議院 地方行政委員会 第62号

緒方国務大臣 すべて何と申しますか、社会的習性で変化を好まない保守的な感覚は免れないと思います。でありまするが、先ほど申しましたような趣旨から、政府としてこの警察法改正考えまして、その間に今お述べになりましたようなことも十分に注意をいたしたつもりであります。地方公安委員懲戒罷免勧告をする権利を持つておりまするし、また今回の修正によりますれば、地方公安委員の同意を得るということになつておりまするので

緒方竹虎

1954-05-14 第19回国会 衆議院 地方行政委員会 第62号

緒方国務大臣 お答えをいたしますが、政府といたしましては、今回の警察法によりまして、いわゆる警察国家というようなものをつくる考えは毛頭ございません。そういう結果になることを最もおそれておるものであります。但し占領間の警察制度の実施幾年かの経験にかんがみまして、いわゆる自治警察の長所も十分ここに取入れまして、府県単位自治警察というような形になるわけであります。ただ任免権を、治安関係上その他から警察国家

緒方竹虎

1954-05-13 第19回国会 衆議院 本会議 第48号

国務大臣緒方竹虎君) 今回の北海道方面におきまする災害につきましては、まことに同情にたえないところであります。政府といたしましては、目下関係各省において被害状況調査中であり、調査の結果を待ちまして適切な措置を講ずるつもりでおります。なお、今後とも関係各省の緊密なる協力により、これに対処して参りたいと考えておりまするが、現在のところ特別の機関を設けることは考えておりません。すべては調査の結果にまつつもりでございます

緒方竹虎

1954-05-12 第19回国会 参議院 本会議 第45号

国務大臣緒方竹虎君) 多分答弁が足りないと仰せられますのは、本院の決議に対して、どういう態度をとるか、それについて改めて答弁をしろということでないかと考えますが、これは、先般来繰返しお答えいたしましたように、将来の戒めといたしますが、今、指揮権発動を取消す考えはございません。(拍手

緒方竹虎

1954-05-12 第19回国会 参議院 本会議 第45号

国務大臣緒方竹虎君) お答えをいたします。  検察庁法第十四条の発動は、前犬養法務大臣がその独自の判断責任行なつたことは、前に申上げた通りでありまして、今その答弁を変更することはいたしません。速記録は見ておりませんが、政府が当時、重要法案通過成立を希望しておりましたことは事実でありますけれども指揮権発動をいたすということは、今申上げたように、犬養法務大臣の独自の判断によつたものであります

緒方竹虎

1954-05-10 第19回国会 衆議院 本会議 第46号

国務大臣緒方竹虎君) お答えをいたします。  昨今の沖小企業状態に対しましては、政府は重大な関心を持つておるものであります。政府としては、元来中小企業の産業上、社会上に占める位置の重要性にかんがみ、各般の施策を今後一段と推進して参りまして、その地位の安定と強化をはかりたい。これがためには、中小企業金融難緩和のための措置を講じまするとともに、中小企業組織化の拡大及び充実に努め、また設備の近代化等

緒方竹虎

1954-05-10 第19回国会 参議院 内閣委員会 第30号

国務大臣緒方竹虎君) 戦前のものにつきましては正確な資料がなく、加えて戦前と戦後とは定員の規制範囲規制方法等に相違もありまして、比較はなかなか容易でないのであります。併しながら何と申しましても、国土も小さくもなり、いわゆる国の総合的国力が、敗戦の結果小さくなつておりまするので、国民負担の点を考えまして、いわゆる国力に相応したところに持つて参りたいというのが政府考えでございますが、今御質疑になりましたその

緒方竹虎

1954-05-10 第19回国会 参議院 内閣委員会 第30号

国務大臣緒方竹虎君) 行政整理の問題を政府としては無論重要な施策考えておるのでありますが、これは総理もたびたび申上げておるようにまあ例年例年と申しては少しきつ過ぎるかも知れませんが、たびたび行政整理というものは繰返す必要があるように考えますので、今お述べになりましたのは、私が議運質問に対して、重要法案というものをどれどれを特に重要と考えておるかというときの答えを御引用になつたのじやないかと

緒方竹虎

1954-05-08 第19回国会 参議院 内閣委員会 第29号

国務大臣緒方竹虎君) 社会がだんだん複雑化して参りまするにつれて、政府仕事がふえそれから機構従つてぼう大するのは止むを得ない傾向だ。これはおつしやる通りでありますが、政府としましてはその社会複雑化という事実は認めますけれども、同時に政府行政というものをどこに限界をおくか。言い換えますならば、できるだけ政府仕事を減らしてこれを民間に移すものがあれば民間に移して行くという基本的な方針を持つておりまして

緒方竹虎

1954-05-08 第19回国会 参議院 内閣委員会 第29号

国務大臣緒方竹虎君) 今御指摘のように行政整理人員の縮減ということにつきまして、行政機構改革或いはこの仕事を減すということをしなければ、一時に人員整理行なつても仕事そのものが減らん限りは必ず時間と共に元の状態に戻る、少くもその危険性がある。これはもう御指摘通り政府としましても十分この点に考えを持ちまして、行政機構改革、その結果としての人員整理ということを考えて参つたのであります。その

緒方竹虎

1954-05-08 第19回国会 参議院 内閣委員会 第29号

国務大臣緒方竹虎君) 理想を申しますると、政府機構財政上の関係国民負担関係もありましてできるだけ簡素なものにして、国民負担をその点から軽くしたい。同時に又能率を高めることもそれによつて期待することができると考えます。私は終戦のときに政府ちよつと関係したことがありますが、日本行政機構がだんだんにぼう大なつて参りました経路を見ますると、満州事変を一時期としまして、非常な勢いで行政機構

緒方竹虎

1954-05-07 第19回国会 参議院 本会議 第42号

国務大臣緒方竹虎君) 第一に、この対日援助債務と心得る法的根拠はどこにあるかという御質疑でありましたが、この援助は、債務として確定したものではないのでありまするが、政府としましては、初めから道義的にこれは債務的なものである、債務であると心得て参つたのであります。  それから、政府決定国会を拘束するかという御質問でありまするが、本件は国会の承認がなければ、政府が如何なる決定をいたしましようとも

緒方竹虎

1954-05-06 第19回国会 参議院 内閣委員会 第28号

国務大臣緒方竹虎君) 勿論そういうつもりでおります。只今の場合としましては保守政党のあり方とでも申しまするか、勿論今の重要法案が円滑に促進され通過成立することは望ましいのでありまするが、この保守新学の構想はただ今の目の前の国会だけを目標としておるんではなくて、保守政党は今の日本政治の発展の段階においてかくありたいというような気持からああいう声明を発しておるのでありまして、その各いわゆる私ども同憂

緒方竹虎

1954-05-06 第19回国会 参議院 内閣委員会 第28号

国務大臣緒方竹虎君) いわゆる私ども保守新党と申しておるもの、これは今の政局の安定ということから申しましても、それから政府の立場から政府の信ずる重要法案通過成立させまする意味からも、私どもとしては是非実現したいと考えておるのでありまして、先般党の機関にかけて態度決定し、声明を発したことも今山下さんからおつしやつた通りであります。ただこれは何分にも相手方のある話で、差当りども保守勢力結集

緒方竹虎

1954-05-06 第19回国会 参議院 厚生・労働連合委員会 第1号

国務大臣緒方竹虎君) バター大砲と並行しておると私が申しましたのは、金額が並行しておるということを申したわけではないのであります。大砲考える場合にバターのことを決して忘れない。現在の国費の切盛りの仕方は、今御指摘のように防衛のほうは恐らく二割を少し上廻つていやしないかと思いますし、社会保障のほうは七分程度であろうと考えます。でありまするが、今敗戦後の日本国情で私ども考えとしては、少くとも

緒方竹虎

1954-05-06 第19回国会 参議院 厚生・労働連合委員会 第1号

国務大臣緒方竹虎君) これは国の財政が許す範囲、限度というものが一つの枠がありまするが、同時にその政府の政策によつていろいろな違いが出て参ろうかと思います。今の政府としましては、今もバター大砲かというお話が出ましたが、それは総理から予算委員会等でたびたび申上げておるように、何としても今敗戦後の日本としてはバター大砲もこれはただ形容詞的でなしに、これを並行させて行かんならんところに今後非常な政治

緒方竹虎

1954-05-06 第19回国会 参議院 厚生・労働連合委員会 第1号

国務大臣緒方竹虎君) 第一の点でございますが、従来社会保障制度審議会からも、年金制度の統一ということをたびたび勧告も出ておりまするし、これは社会保障制度の進展するに伴つて当然のことだと思いますけれども、今の国情はまだそこまで行つていないような感じがいたしまするし、今の御指摘船員保険とか、健康保険とかいろいろな保険制度がある。これらにもそれぞれ沿革があり、理由があり、これも今すぐ一緒にということは

緒方竹虎

1954-04-30 第19回国会 参議院 建設委員会 第31号

国務大臣緒方竹虎君) これは政府だけ勝手なことを申上げたくないのでありますが、今お話の小刻みというわけにも行きませんが、これは新聞を見てみますと、非常な大幅のことが書いてありますが、一遍にそう延長するのもどうか、あいまいなことを言うようでありますが、もう少し議案の、主としてこれは衆議院の話であります。衆議院議案進行状態を見まして、ぎりぎりになつてきめたいと思つております。今のお話の中をとるくらいのことになるのじやないかと

緒方竹虎

1954-04-30 第19回国会 参議院 建設委員会 第31号

国務大臣緒方竹虎君) できるだけ会期中と思つて参つてつたのでありますが、先般も参議院の議運政府指揮権発動までして是非通過成立を図らなければならんと思つておる重要法案はどういうものを指すのかというような御質疑がありまして、それは法案として一つとして重要でないものはないのでありますが、特にこれこれのものは是非この機会に通過成立をさせたいということを申上げたところが、この法案のうちの一、二のものはまだ

緒方竹虎

1954-04-30 第19回国会 参議院 建設委員会 第31号

国務大臣緒方竹虎君) 今お述べになりましたように、この前私がここに出席の要求がありまして、参つたときも、建設大臣が病中で長く出て来ないために議事の進行上非常に不都合がある。これは誠に御尤なことで、政府でも腐心いたしているのでありますが、今建設大臣を解くまでのどうも決心がつかない、と申しますのは、ずつとあれ以来よかつたのでありますが、実際率直に申しますと、最近体を動かしたためか知りませんが、少しよくないのです

緒方竹虎