1992-03-18 第123回国会 参議院 予算委員会 第4号
○政府委員(井田勝久君) お答えいたします。 三千メートル級の深層の観測施設でございますが、昨年穴の掘削に着手いたしまして、平成四年度にはこれを掘り終わりたい、そして平成五年度、六年度にかけて機械を設置したいと予定しております。そして、観測を開始したいと思っているところでございます。 さらに、三千メートル級の井戸が完成した暁には、その周辺にそれは二千メートルくらいの深い穴を掘れば十分観測できるということになっておりますので
○政府委員(井田勝久君) お答えいたします。 三千メートル級の深層の観測施設でございますが、昨年穴の掘削に着手いたしまして、平成四年度にはこれを掘り終わりたい、そして平成五年度、六年度にかけて機械を設置したいと予定しております。そして、観測を開始したいと思っているところでございます。 さらに、三千メートル級の井戸が完成した暁には、その周辺にそれは二千メートルくらいの深い穴を掘れば十分観測できるということになっておりますので
○政府委員(井田勝久君) ただいまお話のございました国際宇宙年でございますが、この一九九二年はコロンブスのアメリカ大陸発見からちょうど五百年に当たりまして、この一九九二年を記念いたしまして、宇宙開発を実施している各国賛同のもとに定められたものでございます。 この国際宇宙年のテーマでございますが、一つは人工衛星を用いました地球観測等によりまして地球の温暖化等の地球環境問題への取り組みを積極的に行おう
○政府委員(井田勝久君) お答えいたします。 科学技術庁のがん研究に対する取り組みでございますが、がん対策の基本となります対がん十カ年総合戦略に基づきまして、ただいまお話しのありました難治性がんへ大変大きな効果が期待されております重粒子線がん治療装置の建設を積極的に進めておりまして、これとともに理化学研究所におきまして遺伝子の解明などがんの本態解明のための研究、さらに科学技術庁に一括計上されております
○井田政府委員 ただいま御指摘のこの振興調整費、単年度では一億、御指摘のとおりでございます。五年計画で全体で六億ぐらいということでございます。そういう意味で、今関係省庁それぞれの概算要求の中で地震研究を進めているわけでございまして、私どもとしてはそれをいかに応援していくかということが推進本部の役目でございまして、そういうことで関係省庁の予算をこの推進本部では大いに応援していきたい。科学技術庁が中心でございますが
○井田政府委員 私も事務局長をしているところで、ちょっと御説明申し上げさしていただきます。 今先生の御指摘の地震予知推進本部でございますが、毎年予算の前に集まりましていろいろ検討いたしまして、各それぞれ分担がございます、その分担がどうかということで検討いたしておりまして、それで足りない分はどうするかと申しますと、科学技術振興調整貸、これを用いまして首都圏直下の地震のいろいろな研究をいたします。特に
○井田政府委員 お答えいたします。 ただいま委員御指摘のように、首都圏で発生が懸念される地震でございますが、マグニチュード七クラスの直下型地震、この予知がどうか、こういう御質問でございますが、この地域、今お話があったように大変厚いローム層に覆われております。それから、その地震が地球深くの断層で発生いたします上に、社会経済活動のノイズが多い、こういう悪条件が重なっておりましてなかなか観測が難しいということでございまして
○政府委員(井田勝久君) 地震は、一たび発生しますとこれはもう大変な被害をもたらすわけでございます。そのため地震対策ということが重要でございますが、その中でもとりわけ、予知がきちっとできればこれは大変いいわけでございまして、そういう意味では予知は一番大事な仕事ということで私ども取り組んでいるわけでございます。これは政府全体として、国土地理院でございますとかあるいは気象庁でございますとかそれから大学でございますとか
○政府委員(井田勝久君) ただいまお話にございましたように、ヒト遺伝子解析でございますが、これはがんとかアルツハイマー等の遺伝子の異常に起因する疾病の診断・治療、あるいは生物の進化のメカニズム等の生体機能の解明、こういったものに資する極めて重要な研究でございます。しかし、それに取り組むとなりますと、ヒト遺伝子は約三十億個と言われます膨大なDNA塩基配列、これを解析するということがその仕事でございますので
○政府委員(井田勝久君) ことしは今お話しのように国際宇宙年でございます。ことし、一九九二年はコロンブスのアメリカ大陸の発見から五百年、そしてまた国際地球観測年及びスプートニク一号の打ち上げから三十五年に当たります。そういうことで新たな宇宙航海時代、こういうことをこれから目指していこう、こういうことで各国が賛同いたしまして、一九八九年の国連総会でございますが、そこで支捺を得て決まったものでございます
○井田政府委員 お答えいたします。 「ふよう」のお話でございますが、今先生御指摘のように、合成開口レーダーアンテナが所要の位置まで展開しないということで、これは大変残念なことでございますが、今私ども、宇宙開発事業団と通産省で不具合対策調整会議というものをつくりまして鋭意詰めておりますのできる限りこれを早く開くように、同じような昨年打ち上がったカナダの通信衛星でございますが、三カ月後開いた例もございます
○政府委員(井田勝久君) お答えいたします。 我が国は生活大国となったわけでございますが、こういった中におきまして、障害者の方々にも本当に真の生活の豊かさ、こういったものが実感できるように科学技術の面でも進めていくことが大事だと思っております。そういう意味で、私どもといたしましては、福祉機器でございますとか、医療機器でございますとか、こういったものの研究開発を進めているところでございまして、新技術開発事業団
○政府委員(井田勝久君) 今、委員御指摘のとおり、我が国におきます社会構造や国民意識の変化に伴いまして、科学技術の振興に当たりましても生活に根差したものにこれまで以上に重点を置いていかなきゃいかぬ、このような状況があるわけでございまして、こうした動きに対応いたしまして、科学技術庁といたしましても、二十一世紀に向けまして、生活のゆとりでございますとか、人間への優しさ、環境への快適さ、こういったものを実現
○井田政府委員 お答えいたします。 まず最初に、ちょっと私、答弁の数字をさっき間違えまして、二十・三億円と申しましたが、二十・三億ドルでございますので、訂正さしていただきたいと思います。 国際宇宙年でございますが、今御指摘のように、コロンブスのアメリカ大陸発見から五百年と大変記念すべき年に開かれるわけでございまして、これは宇宙開発の利益が先進国だけではなくて開発途上国にも、いろいろ地球観測等、こういったことを
○井田政府委員 お答えいたします。 宇宙ステーション計画でございますが、これは約四百キロメートル上空の地球周回軌道の上に常時四人から八人が滞在できます全長約百十メートルの施設を建設する壮大な計画でございまして、御承知のように、日本、欧州、カナダ、米国、こういった国際的な共同プロジェクトになっているわけでございます。我が国は、この宇宙ステーション計画にJEM、日本実験モジュールと言っておりますが、これをもって
○井田政府委員 お答えいたします。 先生御指摘のとおり、我が国が宇宙開発で世界の一流国となるためには、その宇宙への輸送手段でございますロケット、そして、それもまた欧米諸国のロケットに比肩できるような独自のロケットの開発が何より重要であろうかと思っておるわけでございまして、そういう観点からいたしまして、HⅡロケットの開発は大変重要なプロジェクトである、このように認識しておるところでございます。 これまでの
○井田政府委員 お答えいたします。 ただいま委員御指摘のように、この装置、大変いいデータが出ております。 今御指摘、二回と言いましたが、九月にも一回飛んでおりますけれども、このとき雲の状態が悪くて、まだ成果が未公表ということでございます。 いずれにしても、研究所でございますので、その準備にはいろいろかかりまして、どんどんやるというわけにいきませんので、そういうことも十分考えながら今後のこういった
○井田政府委員 お答えいたします。 日米間の合意も、先生御承知のように、我が国メーカーが米国市場に参入すると同様に、我が国の政府及びNTT等の機関が研究開発衛星以外のいわゆる実用衛星を調達するときには、内外を問わず公開、透明かつ無差別の手続によるものとしたものでございます。この際、自主技術、我が国の研究開発衛星というものについては我が国が独自に開発することを認められているわけでございまして、そういう
○井田政府委員 お答えいたします。 前回先生の御質問にお答えしたわけでございますが、我が国の宇宙開発予算、米国の約十分の一、欧州の約二分の一と、諸外国に比べて大変少ないということでございます。今まではこの限られた予算の中で効率的かつ大変着実な研究開発をして何とか今日までやってきまして、欧米諸国に匹敵するような技術水準に達したわけでございますが、効率的だというのはやはり技術導入だということでございまして
○井田政府委員 お答えいたします。 今、先生お話しのように、がんを初めといたしまして、小人症とかアルツハイマーとか筋ジストロフィーとか幾つか難病がございます。こういった難病の問題に対応する場合には、今お話しのようにだんだんと下のレベル、今遺伝子レベルということで研究が行われておりまして、遺伝子はこういった生物の遺伝情報をつかさどるまさに基本的な単位でございます。そういった数十万個でありますとか数万個
○政府委員(井田勝久君) 宇宙開発委員会、これは私ども研究開発局が事務局を務めているわけでございますが、毎年宇宙開発の見積もり方針というようなものをつくっておりまして、国全体としてどのように来年度宇宙開発を進めていくかということを定めているわけでございます。 その策定の際に、今私ども総合計画調整部会というものをつくっておりまして、これは今先生からお話がありましたような国内関係機関、関係企業、そういった
○政府委員(井田勝久君) お答えいたします。 我が国におきましては、平成元年に宇宙開発委員会が定めました宇宙開発政策大綱というのがございますが、この大綱に沿いまして自在な宇宙開発活動を遂行する能力の確保、こういうことを目的にいたしまして技術基盤の確立を図ってまいったわけでございます。 具体的に申し上げますと、まず今先生御指摘の衛星の打ち上げ手段でありますロケット技術でございます。これにつきましては
○政府委員(井田勝久君) ただいま先生御覧聞いただきました株式会社ロケットシステムでございますが、これは今お話がございましたように、宇宙開発事業団が開発いたしましたHⅡロケット、これは宇宙開発事業団からいいますとまとめ発注、ロケット会社からいいますとまとめ受注ということになりますが、そういうことをいたしまして部品等の一括発注によりまして原材料費を削減いたしまして、あるいは製造工程平準化によりまして人員
○井田政府委員 お答え申し上げます。 ヒトゲノムの研究でございますが、これはヒトの全DNAの配列を読み取るということでございまして、ヒトの全DNA遺伝子の配列は三十億あると言われておりますが、この配列を読み取ることによりまして、それがちゃんと読み取れますと、人類の四千を超えます遺伝病でございますとか、遺伝的複合疾患、そういうものに対する理解が深まるということでございまして、さらには治療法の発見が可能
○井田政府委員 まず第一に、これからの宇宙活動、大変広範、多様化するわけでございますので、宇宙への輸送手段、これが一番大事だと思っております。そういう意味におきまして、今我が国におきましては、欧米の水準に並びます二トン級の静止衛星打ち上げ能力を有します、全段我が国の自主技術で開発いたしましたHⅡロケットというものを一生懸命開発しておりまして、平成四年度の初号機打ち上げを目標に進めているところでございます
○井田政府委員 先ほど御説明しましたように、我が国の宇宙開発は、技術導入を中心にこれまで効率のいい開発ということで今日の水準まで達したわけでございますが、今後はやはり御指摘のように技術基盤の強化ということが非常に大事であるかと思います。特に御指摘の基礎物理の分野でございますが、これはもう研究のユニットも大変小さい。その中で宇宙をやっている方がばらばらといるということで、それをどう結集していくか、これからなかなか
○井田政府委員 今先生御指摘のように、我が国の宇宙開発予算、米国や欧州と比べますと決して十分でない、数字で見ますとそういうことでございます。 ただ、我が国の宇宙開発の歴史を見ますと、大変欧米諸国からおくれて出発したわけでございまして、ほとんどゼロに等しいところから今日まで来たわけでございまして、これまで人工衛星でございますとかロケットの開発に必要な姿勢制御技術、慣性誘導技術等の要素技術の研究からシステム
○政府委員(井田勝久君) 私ども、毎年関係省庁の予算の要求に際しましてヒアリングをいたしまして、見積もり調整、こういうことをしているわけでございまして、そのうちぜひこれは推進すべきだというものにつきましては、そういう意見書をつくりまして財政当局に提出しているところでございます。また、私ども科学技術振興調整費というような調整費を持っておりまして、総合的にこれは関係省庁でやるべきである、こういったものにつきましてはその
○政府委員(井田勝久君) 環境研究につきましては各研究機関の総力を結集する、そういった研究機関のまずやれるところからやっていこう、こういうことでございます。そういう意味で、私どもとしては、今先生御指摘がありましたような百三億の予算でございますが、本年度そういうことで、百三億の予算ということで重点的にふやしまして推進していくということで、長期的に今後ともこの研究についてはさらにその推進を図る、長期的観点
○政府委員(井田勝久君) 地球温暖化問題は、ただいま先生の御指摘のように、人類の生存基盤を脅かす大変重要な問題でございます。特にこの問題を解決する上では科学技術によるブレークスルーが何よりも重要である、こういうことから私ども科学技術庁といたしましては、科学技術によりまして緑豊かな地球を守るという意味を込めましてグリーン・プラネット計画、そういった計画に総力を挙げて取り組んでまいりたい、こうしたわけでございます
○政府委員(井田勝久君) 我が国の宇宙開発は、現在、宇宙開発委員会が定めました宇宙開発政策大綱を指針として進めているわけでございまして、大型ロケット、各種人工衛星等の研究開発を推進しているところでございまして、資金需要も大変多いわけでございます。本年度の宇宙開発予算は、こういうことで、全体の重要性にかんがみまして、厳しい財政事情ではございますが、政府全体の一般歳出の伸びが四・七%、科学技術関係予算の
○政府委員(井田勝久君) 我が国の宇宙開発は、もう先生御承知のとおり、米国の技術導入をベースといたしまして、官民挙げての努力によりまして国際的な技術水準に達する、こういう状況に至っておりまして、打ち上げロケットにおきましても、いろんな衛星におきましても、非常に国際的な水準に達してきているわけでございます。 このように技術水準が高まりまして、また我が国の国際的地位も高まってまいりますと、これにふさわしい
○政府委員(井田勝久君) 地球環境問題を解決する上におきましては、科学技術によるブレークスルー、ただいまお話にありましたようなブレークスルーが必要でございまして、そういうことによつて科学的知見を積み重ねる、こういうことが非常に重要であろうと思っているわけでございます。 科学技術庁におきましては、こういう観点からこういった研究開発を総合的に推進しているところでございまして、まず科学的知見を高めるという
○井田政府委員 お答えいたします。 ただいま御指摘のように地震、地殻変動等の主要な観測データ、ただいま機関ごとに集中解析がなされまして、それらの機関が構成いたします地震予知連絡会、これが定期的に開催されまして、関係機関相互の情報交換が行われまして、この場で情報の検討評価が行われている、これが大まかな体制でございます。 ただ、マグニチュード八クラスの地震、東海地震でございますが、これにつきましてはかなり
○井田政府委員 先ほど御説明申し上げましたように、マグニチュード七クラスの直下型地震につきましては、まだその予知が完全にできているという段階ではございません。そういう意味で科学技術庁の防災科学技術研究所、これは先ほど申しましたように深層観測施設によりましてその正確なデータをとるということを中心にやっておりますが、そのほか、気象庁でございますとか工業技術院地質調査所、国土地理院、国立大学、そういった関係機関総力
○井田政府委員 まず最初のお尋ねでございますけれども、岩槻、下総、府中に設置しました三カ所の深層観測施設、これはまさに南関東の直下型の地震というものを対象としているものでございます。それで、今先生もいろいろお話がございましたように、ただいま首都圏で発生が懸念されておりますマグニチュード七クラスの直下型地震というものにつきましては、この地震が地中深い断層で発生する、しかもそのエネルギーがマグニチュード
○政府委員(井田勝久君) 今後海洋開発を進めてまいりますに際しましては、やはり基盤となる技術をきちっと持たなければ進められないわけでございます。特に我が国はこういった面で海洋科学技術センターを中心といたしましてこういった技術を進めてまいりまして、世界におきましても高い評価を得ているところでございます。 御承知のように、深海の調査研究につきましてはしんかい二〇〇〇、それに引き続きますしんかい六五〇〇
○政府委員(井田勝久君) 海洋は、先ほど申しましたように全人類にとって恩恵をもたらすものでございますし、大変また広くて大きくて深いものでございます。そのため、何よりも国際協力による研究開発を進めるということが大変重要であると考えているわけでございます。このため海洋科学技術に関しましては、従来から世界気象機構でございますとかユネスコの政府間海洋学委員会、こういった国際機関を通じた協力でございますとか、
○政府委員(井田勝久君) ただいま委員御指摘のとおり、海洋は人類の今後の発展のため欠かせないものでございます。 特に我が国は四囲海に囲まれておりますので、海洋開発の果たす役割は大変大きいということが言えるわけでございます。このため政府におきましては、いろいろな分野にわたります海洋開発が調和をとれて進められることが何より重要でございますので、内閣総理大臣の諮問機関といたしまして海洋開発審議会を設けまして
○井田説明員 プルトニウムの利用形態でございますが、ウラン資源の利用効率で圧倒的にすぐれております高速増殖炉において利用することを我が国は基本としているわけでございます。 それで、この高速増殖炉時代に必要なプルトニウム利用にかかわります広範な技術体系を確立しなければいかぬ、あるいは長期的な核燃料サイクルの総合的な経済性の向上を図らなければいかぬ、こういうことから、私どもといたしましてはできるだけ早期
○井田説明員 ただいま外務省の方から御説明がありましたように、日本、米国、EC、ソ連の四者によりますITER計画、先般、四月二十一日、二十二日でございますが、第一回の評議会が開かれまして、私も評議会の一員で森さんと一緒に出席したわけでございまして、いよいよ本格的に始まったわけでございます。 このITER計画でございますが、これは従来のこういった国際的な核融合に関する研究開発計画と違いまして、四者が
○井田説明員 今の原子力委員会が昨年六月策定いたしました原子力開発利用長期計画におきましては、二〇二〇年から三〇年、それが実用化の時期、そのように記載されているところでございます。
○井田説明員 この問題は外交上の問題ということになるわけでございます。私どもといたしましては、そういうお話がありましたら、外務省とよく協議して対応してまいりたいというふうに考えているわけでございます。
○井田説明員 ただ、これは因果関係というのがございますので、その因果関係をはっきりさせた上で措置をとるということになろうかと思いますが、そこのところをまずきちっとしなければならぬ、こういうことかと思います。
○井田説明員 放射能汚染が万々が一生じた場合でございますけれども、その場合の原因が我が国でなくて外国だということが非常に難しい問題でございまして、賠償措置ということになりますとこれは国内法では対応できないというのが現状でございまして、外交ルートに今後ゆだねるという話になるかと思うわけでございます。
○井田説明員 お答えいたします。 関根浜地区につきましては、津軽海峡に面しているということもございまして、気象、海象は、陸奥湾内に比べますれば厳しいものがあると思われるわけでございます。しかし、同じ津軽海峡に面しておりまして、同じような気象、海象条件でございますし、また関根浜とも比較的近い大間には民間のフェリー基地もございます。そして、同港におきましてフェリーの入港、停泊が支障なく行われているというようなこともございます
○井田説明員 お答えいたします。 現在、原子力発電所等の原子力を地元に立地させるに当たりましては、考慮すべき点といたしましては、自然条件だけではございませんで、地元住民の御理解、御協力を得られるというような重要な社会条件が整っているということが必要ではないかと私ども考えているわけでございます。そういう幾つかの条件を踏まえまして、「むつ」の新定係港の候補地を関根浜に選定いたしましたのも、このような自然条件及
○井田説明員 お答えいたします。 原子力船「むつ」の母港につきましては、ただいま先生からお話がございましたように、昨年八月、中川科学技術庁長官から青森県の地元代表の方々に、大湊港の再母港化の検討をお願いしたわけでございますが、それ以来、何とか大湊港をもう一度使わしていただけないかと鋭意折衝を重ねてきた次第でございます。しかしながら、陸奥湾内の栽培漁場を何物にも侵されたくないという漁業者の方々の御意見
○説明員(井田勝久君) ただいま御説明いたしましたように、そのようなことのないよういま努力を重ねているところでございますが、万一そのような事態に立ち入った場合には、五者協定の地元側当事者の方々とお話し合いをさせていただくということになろうかと考えているわけでございます。
○説明員(井田勝久君) 長崎県の地元の方との間には五者協定あるわけでございますが、この五者協定につきましては、母港を早急に決定するということが決められているわけでございます。で、それに従いまして私どもといたしましては、その母港を早期に決定するということで鋭意努力を重ねているところでございまして、先般科学技術庁長官が青森県を訪問いたしまして、現地の実情をつぶさに視察いたしまして、地元の方々とお話しいただいたわけでございますが
○説明員(井田勝久君) 原子力船の「むつ」につきましては、ただいま佐世保で約三年間の予定で修理、点検を行うという長崎側との約束に基づきまして、昭和五十三年十月、青森県大湊港から長崎県佐世保港に回航されたわけでございます。その後遮蔽改修工事の着手がかなりおくれたということは事実でございまして、五十五年八月に本格的な工事が開始されたわけでございます。その後、第一期分の工事につきましては、本年二月までに予定