1947-10-07 第1回国会 参議院 水産委員会 第10号
○千田正君 只今青山委員の提案された件につきましては、私も大いに賛成するものでありましてすでに、御承知の通り六大都市ばかりでなく、日本の國内の各方面におけるところの魚類というものは釘付になつたのか、或いは取らないのかどうか知りませんけれども、大衆の口には入つて來ないというような現在の状態におきまして、はつきりとその方法を何とかして庶民階級の口に上るような方法を講じてやらなければいかんじやないかということは
○千田正君 只今青山委員の提案された件につきましては、私も大いに賛成するものでありましてすでに、御承知の通り六大都市ばかりでなく、日本の國内の各方面におけるところの魚類というものは釘付になつたのか、或いは取らないのかどうか知りませんけれども、大衆の口には入つて來ないというような現在の状態におきまして、はつきりとその方法を何とかして庶民階級の口に上るような方法を講じてやらなければいかんじやないかということは
先ほども申しましたように、なるベく少い資材を庶民階級の住宅の方にまわそうという趣旨でありまして、この庶民階級の住宅は、一般民間の經營としてはただいまの經濟事情では成り立たないのであります。在來日本の建築は都市では大體七割五分くらいは貸家として供給されておつたのであります。その貸家のほとんど全部と言つてよいくらいが今までは民間の企業としてやつておつたのであります。
私どもとしましては閉鎖機關の方の立場、債權者の立場も考えなければなりませんし、それから家にはいつておる人の——これは庶民階級の人たちでありますから、その點も考慮しなければなりませんので、大藏省とただいま折衝中でありますが、私どもだけの立場から申しますと、一應これを國なりあるいは公團のようなものなりで一括買上げておいて、そうしてはいつておる人なり、あるいは公共團體なりに賣拂う、そうして閉鎖機關にもあまり
建築費の騰貴に件いまして、從來のような個人の建設は一般庶民階級にとつてますます困難となつて参りましたので、今後は貸家の建設率を更に増加せしめる必要を痛感しておるのであります。
この点から、漁民金融における根本的施策が定められなければならないのでありまして、資金面からする國家的援助は、庶民階級としての漁民に向けられなければなりません。この部面においても、民主主義の原則が徹底されなければなりません。 というのは、水産部門の大多数は、いわゆる庶民階級としての漁民であるから、当然金融政策も、これら勤労大衆としての漁民の生活保障を本來の立脚点としなければなりません。
庶民階級の人々が零細な金を勝たんがためにという目的に、日々の生活を削つてまで貯蓄したのでありましたが、その積り積つた結果は、或いは封鎖されて、自分の思う通りに使うことができないというふうなことになつてしまつた。貯蓄増強に協力せずして、これを物に換えておいた者は、物の値段の値上りによつて却つて得をしておるというようなわけで、いわゆる正直者が、馬鹿を見たというふうな結果になつてしまつたのであります。
その第一の點につきまして希望として申し上げてみたいと思いますのは、殊に預金の増強の必要であることは申すまでもないことでありますけれども、一面においてインフレ進行の過程において、庶民階級の生活が非常に困窮の状態に置かれておるわけであります。