○岡崎説明員 三月十六日、在京アラブ六カ国大使が外務省の中近東アフリカ局長を来訪いたしまして、十三日にイスラエル側の申し入れがあったのに対しまして日本政府がとった態度を高く評価する旨前置きしました上、イスラエルのレバノン侵攻は国際法及び国連憲章の違反であり、日本がこれを非難するよう要請してまいりました。
そのほかの国との間にも種々懸案があるかと存じますが、実はこれは、中近東アフリカ局長がもうじき参ると思いますので、同局長の主管でございますので、そちらから確答を申し上げたいと存じます。
その間、外務省におかれましても日航機だけ、乗務員だけ行かせるわけにいかないということで、中近東アフリカ局長、参事官、通訳としての事務官、三人を同乗させようということでございました。また運輸省といたしましても、このような事柄でございますので、ただ単に日航に行ってもらうということだけでは責任も果たせませんので、航空局の次長の後藤茂也君を同乗させることといたしました。
○森中守義君 機材は別としまして、新聞等では、田中とかいうアフリカ局長が乗り込んだとか、いま運輸省では後藤次長が行ったということのようですが、臨機応変の措置をとるということなので、それは外務省、運輸省と現場からの連係がとられているのでしょうが、機に乗り込んだその中の責任者はだれになっているのですか、だれが一切の権限を持って指揮するのですか、臨機応変の措置をとるという判断をする人は。
○政府委員(内村信行君) 航空の飛行方法その他については、当然会社なりキャプテンの責任でございますけれども、一回着いたあとどういうふうにするかというようなことは、田中中近東アフリカ局長が乗っておりますから、これが一番最高の人でございますから、その人が現地と連絡をするなり、現地の大使との連絡が不十分ならば、本省の外務省と打ち合わせをしてきめるということに相なるかと思います。
たいへん残念だと思っておりますけれども、私どもとしては、できるだけ正確なインフォーメーションを流して彼らの正確な理解を、わが国の公正な立場に対する理解を深めていきたいと思いますが、なお、中近東アフリカ局長が見えておりますので、ひとつ這般の事情をもっと説明いたさせます。
○影井政府委員 わが国のアフリカ諸国に対する基本政策は、ただいま中近東アフリカ局長から御説明申し上げたとおりでございます。人種差別、これに対して日本は基本的に反対の立場をとっております。ただ、この政策を実現するにあたりまして、その具体的方法といたしましては、過激な方法、また非現実的と思われるような過激な方法は避けるべきであるという態度も他方でとっておる次第であります。
○水野政府委員 いま中近東アフリカ局長が、例が二つしがなかったということでございますが、私もそれ以外にも、たとえばギニアにおける鉄道建設の測量で、日本人が非常に生活条件のきびしいところで測量をやったというような例は幾つか知っております。
○井川政府委員 私がうそを申し上げたという御発言でございまするけれども、私が先ほど来申し上げておりますのは、私は条約局長として発言する立場にないが、中近東アフリカ局長としての経験のときのことを申し上げますと、記録をとったものもあるし、とらないものもある。
○井川政府委員 私が中近東アフリカ局長をやっておりましたときに、大統領とか、ほかに総理大臣、外務大臣、いろいろな方が来られました。そのときに全部メモがあるということは絶対にございません。
○井川政府委員 これは条約局長としてお答えするのではございませんで、私、前に中近東アフリカ局長をやっておりましたので——これは各局によっていろいろやり方があると思います。ただ、私、中近東アフリカ局長のときの経験を申し上げますと、たとえば共同コミュニケというふうなものをつくるとき、これは一生懸命共同コミュニケの案文をつくるわけでございまして、これが発表になるわけでございます。