1948-06-26 第2回国会 衆議院 外務委員会 第10号
一方友好國の方はできるだけ、形式的な平和條約が遅れても、漸次日本の実情に適して実際に講和が終つたと同じようないろいろな外交的な関係の復活を現に海外旅行その他によつて見つつあるし、そういう方向に進まれていつておるのでありまして、日本側としては連合國の指導以上にできる限り外交関係の復活に向つて努力をしなければならぬと思うのであります。
一方友好國の方はできるだけ、形式的な平和條約が遅れても、漸次日本の実情に適して実際に講和が終つたと同じようないろいろな外交的な関係の復活を現に海外旅行その他によつて見つつあるし、そういう方向に進まれていつておるのでありまして、日本側としては連合國の指導以上にできる限り外交関係の復活に向つて努力をしなければならぬと思うのであります。
ジヤーナリズムは、これは会議なき平和という言葉で表現しておるようでありますが、これもわれわれとしてぜひとも促進を希望するわけでありますが、こうした会議のない平和に、事実上の平和といいますか、そういうことがだんだん実現してくるということに関連しまして、この情勢をいわゆる外務省の外交機関としての機能の上にどういう発展が見られるか、たとえば旅行にしましても從來ならば普通の正式の講和のないうちに、もちらん外交関係
申すまでもなく、今日わだ國はいずれの國とも外交関係をもたないのでありまして、正式に講和條件等について話合いを進めることは、とうてい期待し得ないことは言うまでもないのであります。
講和條約ができない前に漸次平和状態に移行していき、貿易も開かれる、あるいは海外渡航さえ許されるのではないかというふうな見透しがいろいろとありまするが、そういつた実例は、過去における歴史においては、平和條約ができない前には、貿易が再開されるとか、あるいは海外渡航が許されるなどということは、通常の國際関係の歴史においてはあり得ないことでありまして、特例が開かれようとしているのですが、この際外務大臣として、外交関係
○和田委員 その声明の中に、やがて貿易も、いわゆる講和條約の問題を待たずして、相当通常の貿易関係を再開されるであろうということが示唆されておりますし、また外交関係も再開されるのじやないかというふうなことが多少示唆されているのです。
また、新たに設置せらるる連絡調整局と外務大臣との関係についての質疑に対しましては、外交関係の復旧するまでは、直接わが國は対外関係をもつておりませんから、いわゆる外交事務と称するものは存在しないわけであります。
○芦田國務大臣 先ほど申し述べましたように、占領軍司令部と各省とがその所管事務について直接に話合いを進めていつて、政府としてはその事務の総合調整を行う仕事を連絡調整事務局に行わしむるという建前でありますから、各省全体にわたる事務を総合する関係からいうと、総理大臣がこの機関を握つておるということの方が合理的であるという考えから発足しておるのでありまして、御承知の通りに、外交関係の復旧する時期までは、直接
殊に引揚問題につきましましては進駐軍との関係が極めて密接でございまして、外交関係が未だ樹立せざる今日におきましては、政府といたしましても公式にどの程度この活動の範囲を拡げてよいかということに対しては、政府もいつもいつも遠慮勝ちの様子でございます。
○小島委員 これは外交関係は無視して、儀礼的に取扱うという意味で、さらつとしたやり方の方がいいと思います。
今日我が國はまだ正規の外交関係は復帰しておりませんけれども、海外残留同胞引揚につきましては連合軍総司令部と間断なく連絡をとつております。
なるほど現在では正常な外交関係は日本に與えられてはおらないのでありまするけれども、併し講和條約が締結されるならば直ちに諸外國と正常な外交関係に入り得るわけでありまして、これは今日では既に時の問題として考えられておられるように見受けられるのであります。