1956-03-02 第24回国会 衆議院 本会議 第17号
なお、新聞は、近くダレス米国務長官の来日を報じておるのでありますが、米国要人の来日は、従来期せずして日本における軍備増強の督促となって現われておる過去の事例にかんがみ、今回ダレス訪日の目的が果して軍備増強あるいは海外派兵の強力なる要請でないと、政府は断言できるでありましょうか。
なお、新聞は、近くダレス米国務長官の来日を報じておるのでありますが、米国要人の来日は、従来期せずして日本における軍備増強の督促となって現われておる過去の事例にかんがみ、今回ダレス訪日の目的が果して軍備増強あるいは海外派兵の強力なる要請でないと、政府は断言できるでありましょうか。
最近聞くところによりますと、通産大臣も、ダレス米国務長官が来日する場合に、禁輸緩和は話題の一つになると思うが、どういうふうな持ち出し方をするのがよいか研究しておる、こういうことを言われておる。
その外電はロバートソン米国務次官補は七日国務省において梁韓国大使と会見一時間余にわたって日韓両国の関係について懇談した、席上同次官補は米国政府としても日韓両国の緊張関係をこのまま放置できず、両国間の親善友好関係確立のため、何か手を打たなければならぬと感じている旨を力説した、梁大使は以上米国政府の見解を本国に伝達する旨を約束した、と伝えております。
またさらに、私は時間がございませんから、きわめて切り詰めて申しますが、先月の二十七日にアメリカの下院外交委員会におきまして、シーボルト米国務次官補がこういうことを証言されておるのでございます。
四月二十四日、ラドフォード統合参謀本部議長とロバートソン米国務次官補が台湾で蒋介石総統と会見し、金門島などの問題を協議して、緊張緩和の態度を大体きめておる。アイク大統領はジューコフ国防相に書簡を送って、この国府と中共との間の問題に対する見解を述べておる。
ただ、ダレス米国務長官からアリソン大使にあてて書簡が寄せられたということは、これは事実であります。このダレスからアリソンあての手紙の中で、ダレスは、たまたま日本の政変の問題に触れて、新しく総理大臣になつた鳩山という男は、数年前に自分が再軍備と講和条約問題で日本を訪問していたときに、ニューズ・ウィークという雑誌の東京支局長。
最後に、政府といたしましては、従来より国民の強い要望に応えて、奄美大島その他の群島の返還につき、米国政府と交渉を進めておりましたが、奄美群島に関しましては、去る八月八日のダレス米国務長官の声明の通り、今般日米間に必要な取極ができ次第その返還が実現することとなつた次第であります。政府は目下米国側と返還に関する具体的措置について話合いを進めております。
しかるに偶然にも本日宮中におきまして午餐会があり、総理大臣及び外務大臣はこれに出席され、引続き昨日来朝いたしましたロバートソン米国務次官補と重要会談をすることになり、出席ができかねるとの連絡がありました。事情まことにやむを得ないと思いますので、次会に御出席を願うこととし、本日は通産省及び外務省当局並びに木内参考人につき質疑をいたすようにとりはからいたいと思いますが、御異議ありませんか、
○政府委員(平田敬一郎君) 最初の問題にもう一遍念のためにお答えしておきますが、この今の米英の、英国大使より米国務長官代理宛の書簡、これは飽くまでもやはり合意しない場合にはいきなり関税法を適用するというのではなくて、そういう場合には更に細かく協定、了解を取つておきまして、そういう條件に該当するものはこれは免税する。それに該当しないものは免税しないという約束をしたのが私はこれだと思うのであります。
対日講和條約締結の方式並びに條件の七つの項目は、御承知の通りダレス米国務長官顧問によつて、各国代表に覚書の形式で提示せられ、各国の反応が報道せられるたびに全国民は一喜一憂を禁じがたいのであります。しかして、交渉は今や第二段階に入つたといわれております。しかるに、総理は黙して語らず、その態度は一切不明であります。そこで私たちは、超党派外交の線によつて総理の所見をただしたいのであります。
ソヴィエト同盟副首相のモロトフ氏、それからマレンコフ氏、世界における二大陣営、帝国主義、資本主義陣営と、社会主義、人民民主主義の陣営とは共存が可能であるということをしばしばこれらの人達は申述べておりますが、これに応じましてアチソン米国務長官が、両陣営の共存が可能であるということを言明されておるのであります。
こういう中にあつて、アチソン米国務長官は、去る一月十日、上院外交委員会において、米国は日本をアジアにおける共産主義の防壁として再建しなければならぬと言われております。しかも日本の国情は、経済といわず、金融といわず、人民の生活といわず、これに容易ならざる状態であることは、笑いごとではありません。 吉田総理大臣は、繰返して、日本の人民ならだれでも驚くであろうようなことを言うておられる。