1985-12-04 第103回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査特別委員会技術革新に伴う産業・雇用構造検討小委員会 第1号
第一号は、米国のイーライ・リリーという企業から塩野義製薬が輸入して申請いたしました、先ほどお見せいたしました人の糖尿病薬のインスリンですが、それ以外にインターフェロンとか、その他インターロイキン2、B型肝炎ワクチン、あるいは腫瘍壊死因子というまあこれは一種の抗がん剤ですが、そういったものが臨床試験に入っております。
第一号は、米国のイーライ・リリーという企業から塩野義製薬が輸入して申請いたしました、先ほどお見せいたしました人の糖尿病薬のインスリンですが、それ以外にインターフェロンとか、その他インターロイキン2、B型肝炎ワクチン、あるいは腫瘍壊死因子というまあこれは一種の抗がん剤ですが、そういったものが臨床試験に入っております。
さらにB型肝炎の検査の新設でありますとか、ホームヘルパーの増員等がございます。この中でそれぞれそれなりに評価いたしますけれども、私は特に強調いたしたいのは、このホームヘルパーの増員も結構ですけれども、これからの高齢化社会に向かって、こういう形で身体不自由な老人をいかに介護するかという、この問題が非常に重要になってくる。それに対していかに中長期の構想が組まれているかということでございます。
さらに、母子保健につきましては、先天性代謝異常等の検査の充実及び妊婦乳児健康診査をはじめ、一歳六カ月の幼児健康診査の推進を図るとともに、新たに妊婦乳児B型肝炎感染防止事業を実施することとしております。
ところが、問題のB型肝炎、これは垂直感染などといって、お母さんの体内からキャリアになって子供にいくわけですね。これはそうした問題からいって今後の問題になるであろうし、日本から肝臓のがんをなくす入り口にもなるんじゃないか。あるいはノンA、ノンBの肝炎のためにも非常に問題が大きくなるわけです。風疹もそうですね。
三ページの母子保健対策でございますが、新たに妊婦乳児B型肝炎感染防止対策を実施することにいたしております。 四ページの特定疾病対策といたしましては、がん対策を対がん十カ年総合戦略に基づき推進いたしますほか、難病対策、循環器疾患対策、五ページの精神保健対策につきましても、それぞれ施策を拡充強化することにいたしております。
最近、特に今年度予算では、先生方は額が少ないからひょっとしたらお見落としかもわかりませんけれども、例えばB型肝炎の予防費というのが三億一千万円出ております。たったの三億かとおっしゃるなかれと僕は言いたいわけであります。なぜかといいますと、B型肝炎というのは大変恐ろしいビールスでございまして、これに感染いたしますと肝炎から肝硬変、そしてそれの二八%から三二%は肝臓がんになるわけであります。
それから、水野先生の方にお伺いするわけでございますが、がん対策、非常に重要だということで予算を重点的に使うということで、ことしはB型肝炎でありますとか神経芽細胞腫の対策で予算がついたのは非常にいい。
ところが、現在我が国で承認申請されておりますものはB型肝炎と、それから脳腫瘍と悪性黒色腫というものが対象になっておりまして、ドイツのものよりも幅広いということで、このいろんな観点からの審議に時間がかかっておるのじゃないかというふうに思っております。
今回視察いたしました化学及血清療法研究所も、バイオテクノロジーの最先端技術に果敢に挑戦し、遺伝子組みかえによるインフルエンザワクチン、B型肝炎ワクチンの製品化も目前で、最近では犬パルボワクチンの開発製品化などで世界の注目を浴びております。
○三浦政府委員 B型肝炎につきましては、東南アジアで非常に多いわけでございますけれども、このB型肝炎というのは普通は輸血等の院内感染によって起こる率が非常に高いわけでございまして、一般の旅行者がB型肝炎に感染する危険性というのは院内感染ほどそう高くはございません。
○三浦政府委員 ただいまお答え申し上げましたように、ウイルス肝炎にはA型、B型、それから非A非Bという三つの型がございますが、A型肝炎と申しますのはふん便を介して経口感染するものが大部分でございまして、したがって集団発生という形で出てまいります。これはわりあい潜伏期間も短うございますが、それに対してB型肝炎の方は、これは血液を介した接触感染ということで、非常に経過が長引く肝炎でございます。
○三浦政府委員 いま先生から御指摘いただきました伝染性の肝臓病というのはウイルス肝炎のことでございまして、このウイルス肝炎はいま盛んに研究班が研究している段階ではございますけれども、A型の肝炎ウイルスによりますA型肝炎、それからB型の肝炎ウイルスによりますB型肝炎、そのほかにAでもBでもないというのが非A非B肝炎、こうむずかしい名前がついておりますけれども、この中で、A型肝炎というのはふん便から伝染
○原田立君 実は三月二十五日の毎日新聞なんですけれども、ここに「エースほされる「B型肝炎」抑える新薬 ガンマグロブリン」、これが医薬品として製造許可されながら、何か削られてきたというような報道があるんですけれども、私はこういう問題については全く素人なんですが、新聞記事によるようなことがもしあると、非常に不信感を国民の人は多く持つんじゃないかと、こう心配するんですが、ここいら辺の事情を、簡単で結構ですけれども
○和田(一)委員 どうも私が聞いたのでは、B型肝炎のウイルスの培養というのが従来できないのだというふうに聞いていたんですよ。新聞にもそう書いてあるんですよ、できないのだと。だから、それを今度は培養でなくてDNAの組みかえによってそれでつくるんだ、だから早くできるのだというふうに理解しておるのです。そうなると、これはやはりB型肝炎ウイルスそのものを使うんでしょう。
○和田(一)委員 いま御答弁の中でちょっとわからないのは、B型肝炎のウイルスはいままで培養できなかったのができるようになったとおっしゃったのですが、これは培養じゃないでしょうね。いままでのインフルエンザウイルスは、これは培養はできたので、そこでそれを弱毒化して、それで生卵か何かでワクチンをつくることができたわけでしょう。
○和田(一)委員 そうでなくて、植えつけるもとになるB型肝炎ウイルスをいじくらなければ大腸菌に植えつけられないのでしょう。組みかえできないのでしょう。そのB型肝炎ウイルスというものがこわい、危険だから。使う方の宿主の大腸菌は、K12というような弱い株で大丈夫かもしれないけれども、もとのB型肝炎ウイルスがこわい。
具体的に申しますと、一例でございますが、いわゆる難治性肝炎の調査研究班における成果といたしまして、B型肝炎に対する予防措置としてワクチンの開発の可能性が示され、それに基づきまして現在ワクチン開発の研究が進められているというような事実がございます。