1996-06-06 第136回国会 参議院 海洋法条約等に関する特別委員会 第5号
これをてこにして海洋権益の確保の姿勢を一段と鮮明にするんではないかと言われております。そのために海軍力の増強に力を入れていると、これは国家戦略だとも言われております。こういう中国の考え方あるいは動きに対して政府はどういうふうにとらえているんでしょうか。
これをてこにして海洋権益の確保の姿勢を一段と鮮明にするんではないかと言われております。そのために海軍力の増強に力を入れていると、これは国家戦略だとも言われております。こういう中国の考え方あるいは動きに対して政府はどういうふうにとらえているんでしょうか。
これ以上お答えはいただけないと思うので、今後、外務省としても、中国の国家戦略あるいは中国の海洋権益に対する国家の戦略、こういうものをしっかりと分析をされて、対応ができるようなことを考えておく必要もあると思いますので、これは意見として申し上げさせていただきます。 次の質問に参ります。
とりわけ、一九九二年の領海法の制定に伴い、海軍に対し海洋権益の防護という新たな戦略任務まで付加されております。 このように、鄧小平時代、軍の国防軍化と経済建設との関係を明確にした政策が進められてまいりまして、結果として今日、中国の軍事力は別紙第五のような状況でございます。
中国は、一九九二年十月に行われた中国共産党第十四回大会におきまして、人民解放軍に対しまして、国家の領土、領空、領海の主権に加えまして初めて海洋権益の防衛を任務とするということを明確にしております。こうした考え方は人民解放軍の中では非常に強く任務として認識されるようになっております。
さらに、九二年十月に行われた中国共産党第十四回全国代表大会の報告にさらに今後の使命として領海及び海洋権益の防衛を明記しで、近年、南沙群島における活動拠点を強化するなど、海洋における活動範囲を拡大する動きを見せております。このような中国の動きについては、中長期的にアジアの軍事バランスにどのような影響を与えるか我々としては十分注目していく必要があると考えます。
しかも、たしかあれは九二年の党大会でしたか、海洋権益の防衛ということについてはこれからきちっとやっていくんだということを中国は言っておられる。これは我々、外からそういうものを見ますと、やっぱり何か非常に膨張主義的な考えがあるんじゃないかなと思うんですが、防衛庁としては今の中国のいろいろな防衛力の整備といいましょうか、をどういうふうに評価しておられるのか、ちょっとコメントしてみてください。
また、中国は、昨年二月に諸外国と領有権について争いのある南沙群島や西沙群島などを自国領と明記した領海法を公布、発効させ、昨年十月の共産党全国代表大会の報告に軍の今後の使命として領海の主権及び海洋権益の防衛を明記するとともに、近年、南沙群島における活動拠点を強化するなど、海洋における活動範囲を拡大する動きを見せております。