1947-08-01 第1回国会 参議院 農林委員会 第2号
尚、大消費地附近で自給菜園を持つておりまして、いろいろな食糧を自給しておられる方々で、配給を受けないでもいいという人がございます。
尚、大消費地附近で自給菜園を持つておりまして、いろいろな食糧を自給しておられる方々で、配給を受けないでもいいという人がございます。
その次は、今度の緊急對策は、大體大消費地中心主義に考える。何と申しましても、遅配はどんどん擴大して參りますけれども、その遅配は擴大すると雖も、東京と生産縣における小都市とは同じ食糧不足においても違うのでありますから、やはり大消費地を中心に緊急對策を考える。 第三番目は、經済復興を圓らなければなりません關係上、勤勞者の食生活を確保するという建前を貫く、從つて勞務加配は基準量を切らずに配給する。
それは生産地における出荷團體と、それから消費地における集荷即ち荷受團體を公認いたしまして、いずれも複數です。そうして直結して、その間にはリンク制も應用して、六大都市竝びに海なし縣に相當量の生鮮魚介類を出すという。私共はその新機構に對していろいろ疑問はありますけれども、できるだけその新機構の効果を萬全ならしめるために、いろいろ調査しております。
もちろん西村委員の言われる通り、鮮魚というものは鮮度の問題が相當に重大な問題でありまして、いかに北海道の價格と、内地の價格と同一にしても、もし北海道の魚が鮮度が落ちた場合は、當然消費地において下げべきだということも自覺しております。
なお附加えて申しておきたいことは、現在の生産地と消費地との價格の差があまりに僅少である。これは今少しく價格差を設けないと、現在の運搬費をもつてしては、とうてい生産地から消費地へこれを搬入するということは不可能である。
その腐敗をさせないようにするには、どうしてもいかなる困難を忍んでも消費地へ運ばなければならぬ。その場合に汽車の運賃三倍というのが標準になつて、トラツクも運搬船も三倍以上の値上げをしておるのでありまして、そうしてトラツク一臺が、魚を一ぱい積んでも千五百圓、半分積んでも千五百圓を支拂わなければならない。そうしなければトラツクは動かない。
ただ問題といたしますのは、一遍に放出を願つたのでありまするが、これを加工し、しかして配給する十大消費都市には、小麦を粉にする設備がないので、一旦地方へ麦を持ち帰つて、そこで粉にしてまた消費地まで運ぶ、こういう不便があるために、実際現在相当数量もつておりながら遅配のあるということは、まことに遺憾に思います。
すでに消費地においては、好むと好まざるとにかかわらず、消費規正をいたしておる次第であります。かの農村に対する報奬物資政策はいかがなものでありましようか。これによつて農民をつるというごときは、ますます消費者をして農民と対立せしめ、平等観に立脚するわれわれといたしましては、十分に考慮せなければならない点であると存じます。
この制度に対するところの平野さんのねらいは、要するに農村の潛在米が消費地に流れる道を開いてやるならば、それだけ遅配の幅を短縮するであろうことに期待をかけておられたのであろうが、そのよつて來る弊害を伴うことを思うときに、もしこれが活用されたといたしましたなら、それはやみの合理化となり、ブローカーの介在となり、一部新円階級に利用されるおそれが多分にあるのであります。
私は、これを食糧問題の解決の一環として、もう少し出やすいような方法を考え、あるいはこの價格の公定を撤廃するとか、あるいはそれが困難でありますならば、生産地の價格と消費地の價格との價格差を大きく認めまして、そうして生産地から消費地へどんどん喜んで出荷せらるるごとき方途をとられなければならないと思うのであります。
(「原稿を見るな、原稿を…」「自由討議だぞ」と呼ぶ者あり)即ち供出完了後は、無秩序の自由販賣は特定の者の買占めとなり、國民一般大衆は迷惑いたしますが、大消費地に対する縁故米制度と同様に、技術的な困難は伴なうが、農民の意志も多いに取入れての上に、群馬、福島、新潟の採つた処置のごとく、贈與米制度又は救護米制度のごとく供出者の意思をよく考え、時期を失せぬよう迅速なる処置により、正式のルートに乗せ、供出値段
はいりました品物を分荷し、これを末端の機構に渡す問題は、その消費地の都道府縣知事に全責任をもつてやつていただく。こういうふうな建前でやつていただいておるわけであります。しかし現實の問題として考えますると、指圖の機構につきましても、まだ理想的には動いておりません。われわれといたしましても非常に不滿足な點を考えております。
こうした場合に、生産地は商人的な存在のブロつクが勢いを占め、そうして消費地はそれに、似よつたような團體がいわゆる荷受團體として發足しれおる場合には必ず何かしらここにこの統制に反對な行動をとるような、ふさわしくない行動をとるものが出るであらうことを私は豫言するものであります。
これらについてわれわれ業界すなわち生産者の責任をもつているものは黙つていることができないので、何とかこれを抑えて全集荷をして、これをでき得るだけ安い價格で消費者に商いをしようという考えから、そこに役員會に諮つて消費地の荷受團體ともさらに相談して良心的價格でそれを販賣したというのであります。
と申しますのは、大衆的にとれる魚は計畫的に消費地へもつてこられるというのでありますから、從つてそういうことに向く漁業というものは、やはりある程度の何と申しますか、基本的な企業でなければ向かないのであります。
その後一般の食糧事情も窮迫して、うまくまいりませんので、結局大消費地等の消費者に對する供給の確保ということに重點をおきまして、出荷配給の改善をはかることが必要になつてまいりましたために、昭和二十二年の四月十六日から鮮魚介の配給統制規則を制定いたしまして、現在これによつて確保をはかつておる次第でございます。
でありますからいきおいどうしてもそういう油は消費地において、そこにはいつてきた折に渡す。こういうことにならざるを得ない實情になつております。なおこの點は、もう少しそういう甲級以外のところで計畫的に出荷ができるという計畫が立ちます場合は、それに合わせて措置がとれましようが、そうでありませんとばらばらに來るものについては、やはり仕方がないのであります。從つて計畫を立てていただくことが必要ではないか。
殊に又運賃につきましても、酒の生産地と消費地というものはいろいろ錯雜いたしておりまして、生産地のすぐそばに製造地があるというわけに参らないのでございます。それらの按配を、いろいろこれらの、先程申上げました会社なり組合が合理的な價格の操作をいたしております。
かようにいたしまして、なお出荷のときにあたりましては、月間硫安約五百トンを野菜とリンクすることによつて、出荷を相当促進するところの方法を考え、なお、消費地におきましては、約百五十台のトラツク、及びそれに関する燃料等を用意いたしまして、かようなる増産と肥料をリンクすることによつて、出荷の奬励と、及び輸送機関を完備することによりまして、容易に消費地に対して野菜が流れ込むところの方法を考えたのであります。
各消費地におきましては、遅配が少くとも一週間、北海道のある村のごときは、遅配実に七十四日という有樣であるにかかわらず、食生活を通じ、あらゆる工夫をいたし、窮乏生活に耐え忍びつつ、再建に努力している次第であります。 この間、連合國最高司令官閣下は、しばしばアメリカより輸入食糧を放出せられまして、この困窮から救われましたことは、國民のひとしく感謝感激している次第であります。
こういう状態で家庭燃料の正しい價格の査定もなく、闇のまま流され、消費地においては自分の家庭の板を剥がしながら焚いて行かなければならん。止むを得ずして、節約しなければならないところの電力にまで伸ばして、電力の消費にまで影響を及ぼしておつた。こういう面があるのであります。
(拍手)言いかえますならば、殊に微妙なる関係にありまするところの蔬菜に関しましては、最も実情に即したる統制を行うことによつて、結論として消費地に対するところの需要を満たすということ、これが根本の目的でなければならないと思うのであります。