1947-08-27 第1回国会 衆議院 電気委員会 第7号
第一の資金、資材の確保につきましては、電力設備が戰爭遂行のため第一次産業施設として鄭重に取扱われたことも事實でありますが、同時に終戰期にはいりましては、最も殘酷、殘忍に取扱われたところの企業でもありました。今日においてはいずれの發電所施設を見ましてもはなはだしく損耗いたしており、これが補修改善をしなければ、能率の低下著しく、所期の發電力を期待することは不可能な事情にあるのであります。
第一の資金、資材の確保につきましては、電力設備が戰爭遂行のため第一次産業施設として鄭重に取扱われたことも事實でありますが、同時に終戰期にはいりましては、最も殘酷、殘忍に取扱われたところの企業でもありました。今日においてはいずれの發電所施設を見ましてもはなはだしく損耗いたしており、これが補修改善をしなければ、能率の低下著しく、所期の發電力を期待することは不可能な事情にあるのであります。
ただいま申し上げた技術面からどういう不合理ができるかということをやや具體的に申し上げますと、まず建設計畫を樹てますためには、日本の各地方におきまする電力需給の實情を調査いたしまして、さらに現在ありまする電力、設備の現況がどうなつておるか、送電の系統はどうなつておるか、あるいは一河川の總合利用の方法はどういうふうになつておるか、また現在の電力設備につきましても、その補修状況であるとか、あるいは増設の餘力