1947-07-07 第1回国会 参議院 本会議 第13号
もとよりこの領土の決定に関しましては、ポツダム宣言の十一條に明確に規定してあるのでありまして、これが決定は一に連合國側の意思によるものでありまして、連合國側がいかなる目的にこれらの島嶼を使用せらるるとも、私共はこれに対してなんらの異議を申すのではありませんけれども、これらの島嶼の人々と、住民と、日本本土の住民との間の文化的関係、経済的関係なるものは、從前同様に又は從前以上に、密接にこれを継続せしめるような
もとよりこの領土の決定に関しましては、ポツダム宣言の十一條に明確に規定してあるのでありまして、これが決定は一に連合國側の意思によるものでありまして、連合國側がいかなる目的にこれらの島嶼を使用せらるるとも、私共はこれに対してなんらの異議を申すのではありませんけれども、これらの島嶼の人々と、住民と、日本本土の住民との間の文化的関係、経済的関係なるものは、從前同様に又は從前以上に、密接にこれを継続せしめるような
我々はこの日を待望して終戰以來熱心にポツダム宣言の履行に努力し、國内の民主化に力めて来たのでありまして、我が國が現在の経済危機を突破して、日本を再建するためにはなんとしても現在のごとき精神的、経済的封鎖状態が一日も早く解消せられることが先決問題であると信じております。
こういう御質問でありますが、今日ポツダム宣言を受諾した関係上から言いましても、又既に財閥解体の指令が出て、現にそれが行われておる実情から考えましても、もはや日本においては、我々が余程無智でない限り、大資本家本位の産業が再建されるとは我我は考えていないのであります。
ポツダム宣言であります。ポツダム宣言は、全世界の大衆の前に、断じて日本を奴隷化するものでないということを、明文化いたしておるのであります。
我々はポツダム宣言によつて國内の民主化を図るという建前からしまして、民主、文化、平和の國家を作るといいましても、この思想が取れない限りは、これは空言に終ります。(拍手)我々國民はここで反省しなければならん。國民を指導する内閣は最も反省すべきものであります。ドイツにおいては非ナチス委員会を開いて國民自からの手によつて戰爭の責任を追及しておる。
既に御承知の通りに、我が國の領土問題は、一に來るべき講和会議において、連合國の決定によつて定まることは、ポツダム宣言に明記してあります。ポツダム宣言の第八項は、日本國の主権は本州、北海道、九州及び四國並びに連合國の決定する諸々の小島に限局せらるべしと書いてあるのであります。從がつて今日のところ、いかに我が國の領土が決定せらるべきやは、一に講和会議の決定に待つほかはないのであります。
御承知のごとく、わが國は終戰以來、國をあげてポツダム宣言の忠実なる履行と、平和國家再建の完成に、全力を傾注しつつあるのでありまするが、この國家再建の途上において起りまして一大障害は、実に食糧問題なのであります。
先程安本長官から屡々御説明いたされましたごとく、ポツダム宣言の受諾に伴ない発するところの命令により政令の処置をいたしたものでございます。
さらに、最後の賠償の問題でございますが、これは星島さんも申されたように、きわめて微妙なる問題でございますから、具体的に多くの言葉を発することを差控えたいと思うのでございますが、御承知のように、ポツダム宣言によりますれば、日本の産業より再軍備能力を拂拭するとともに、日本が平年経済を維持するために必要な産業規模は許にれることになつておるのでございますが、賠償が確定いたしましたならば、敗戰國として、日本は
殊に我が國の性格を率直且つ明白に世界各國に表示し、その理解と援助を求めると共に、國際的信用の回復に努めることが最も必要であるといい、又政府は今後とも一層の努力と誠意を以てポツダム宣言受諾に伴う義務を忠実に履行し、眞に民主的平和國家の実を挙げ、以て國際社会への復帰の條件を満たさんとしつつあるものなることを説明した点があります。私はこれに対しましては満腔の賛意を表するものであります。
連合國側の対日講和会議に関する方策は、ポツダム宣言に記述せられたる基本的方針以外には、これを詳らかにする由もありませんが、先般來数次にわたり外電の報ずるところによりますれば、連合國並びに連合軍最高司令官は、日本の現状に対し、きわめて同情的であり、好意的であり、日本を興亡の浮沈から脱出せしむるためには、対日講和会議をできるだけ速やかに開催すべきであるとの意思を表明されております。
ポツダム宣言の第八項には、日本國の主権は、本州、北海道、九州、四國、並びに連合國の決定すべき諸小島に局限せらるべしと書いてあります。もとよりわれわれは、ポツダム宣言を忠実に履行し、一切の軍備を棄て、國内の民主化に努力してきたのであります。
顧みますならば、終戰以來二ヶ年ポツダム宣言に規定されました我が国の非軍事化並びに民主化の事業は、國民一般の努力によりまして、着々と進捗を見て参りました。政府は今後とも一層の努力と誠意とを以て、ポツダム宣言の受諾に伴う義務を忠実に履行し、眞に民主的平和國家の実を挙げ、以て國際社会への復帰の條件を充たさんとしつつある次第であります。
顧みますならば、終戰以來二箇年、ポツダム宣言に規定されたわが國の非軍事化並びに民主化の事業は、國民一致の努力によりまして、著々と進捗を見てまいりました。政府は、今後とも一層の努力と誠意とをもつて、ポツダム宣言受諾に伴う義務を忠実に履行し、眞に民主的平和國家の実をあげ、もつて國際社会への復帰の條件を満たさなければならないと考えておるものであります。