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萩生田国務大臣 そこは悩ましいところでございまして、例えば、体育会系の
インターハイについては
中止が決まりました。秋の国体がどうなるかということがまだございます。
そういう中で、
インターハイに出られたかもしれないという選手にとっては、その三年間の
成果を評価する
機会がなくなってしまいますので、都道府県やブロックで、もし県やあるいはブロック圏が開催をする場合には、国としてしっかり応援をしたい、そしてその上で、ちゃんと証明となるような
文科省としてのあかしを示していきたいということは既に発信をさせていただいております。中には、そんなものは要らないという自治体も漏れ聞いておりますけれども、圧倒的多くの自治体は、よかった、そ
こまでは何とかやってあげようという気持ちがあるようなので、そこは、申しわけないんですけれども、自治体の判断に任せたいと
思います。
それから、文化祭の
中止は、これも
思い切ってリモートでやってみようと思っていまして、インターネットで展示会をやったり、インターネットで演劇を配信したりして、また専門家の
皆さんにも評価をしてもらいたいと
思います。
幸い、物すごく技術が進歩しましたので、例えば、将棋とか囲碁は遠隔でも勝負ができそうなので、こんなこともやってみたいと
思います。唯一今頭を悩めているのは、かるたでございまして、かるただけはどうしてもリモートでできそうもなくて、どうしたらいいのかなと悩んでいますけれども、
文化系はこういう形で
成果を残してあげたいと思っています。
余りそれが、期待値が上がったり時期が先に行きますと、またこれは学校の運営が難しくなるということがありますけれども、ここは、大体国としてできることを都道府県に通知をした上で、都道府県の判断を尊重したいと
思いますので、その上で、残念だけれどもうちの県はそういうことはやらないよと言われてしまえば、それはそれで県の判断を尊重せざるを得ないと思っています。
この三年間の、スポーツもそうですし、文化もそうですし、仲間と頑張ってきた
思いや自分自身の努力を
考えると、何か高校時代にこ
こまでやったというあかしだけは私は残してさしあげたいな、そんな
思いで今さまざま
思いをめぐらせているところでございます。