○林(宙)
委員 維新の党の林
宙紀でございます。
引き続きまして、我が党に割り当てられた時間内で質疑をさせていただきたいというふうに思っております。
きょうはこの法案について主にお伺いをしていきたいというふうに思っておりますが、まず、それに先立ちまして、ここまでの質疑を聞いていて、私もさんざん思うことがあります。
思うことがある中で、先ほど
福田委員から御
質問があった、
栃木県の
塩谷町の
方々が、
方々を含めて
署名を持ってきた、何万人だったかわかりますかと。私だって知っていましたよ、これは。それは関心が高いからと言われればそうかもしれません。だけれども、これは、所管する省庁のトップ、あるいは副
大臣、政務官も含めて、知っておくべきことだったんじゃないんですかね。そんなことも知らずに、
住民の
皆さんに寄り添ってなんてよく言えたものだと
思いますよ、私は。
私のようなたかだか一回生議員、
皆さんに比べれば若輩もいいところですよ。そんな人間が、普通の
日本の社会だったら、目上の人々にこんなことを申し上げるのは甚だ失礼千万なんです。わかっています。だけれども、報道にだって普通に出ていたじゃないですか、全国紙に、ぽっと。このぐらいのことはやはりフォローしておいていただきたいんですよね、日々お忙しいと
思いますけれども。
そういうものを全部考えて、あとは、役所の
皆様、日々大変な
思いをされていると思うから、余り私も、そこは敬意を表しますし、厳しいことは言いませんけれども、だけれども、やはりそのぐらいはお耳に入れておいてさしあげるぐらいのことはあってもよかったんじゃないでしょうかねということを思うわけです。そういうところから、ぜひまた気持ちを新たにしてやっていただきたいんですよ。
大臣は就任されてもうすぐ二カ月というところだと思うんですけれども、やはりここまでずっと携わってきた人に比べればそれは時間的な不利はあると思うんですけれども、やはりそこを挽回する、そういう気持ちがあって初めてこういう問題は前に進むものだと
思いますので、ぜひそこは
お願いしたいと
思います。
それで、きょうは、今我が党の
小熊議員が私の思っているところも随分後半の方で代弁していただいたなと思っていますので、それに続いてという形ではないんですけれども、まず、きょう、
福田先生がいろいろ
資料もつけてお出しいただきました。私自身も、大体、
原則論として、リスクのあるものというのは分散すべきじゃないと思っています。集中して
管理する、これがリスク
管理の大
原則だと思うんですよ。
それを今回あえて政治判断という名の
もとに、これは前の政権のときの決定事項ですからというふうに言うかもしれませんけれども、それでもやはりそれを引き継いで今進めていかれるということは、それでいいと思っているからだと思うんですね。
この東京電力の
福島第一原子力発電所の未利用地、先ほどお示しいただいた百ヘクタールございます。やはり、最終的には私はここに、
指定廃棄物の話ですけれども、
宮城県ですとか含めて五県にまたがる廃棄物は、もうそこに持っていくしか最終的に結論は出ないんじゃないかなと思っていますよ。
私自身も
地元宮城県でいろいろと話を聞いていて、今
候補地三つ、今から
詳細調査、
ボーリング調査をやるとおっしゃっていますけれども、私自身は、自分自身でこの目で見て、足で踏んで歩いて調査した結果として、こんなところには到底無理でしょうという
場所なんです、私が思うには。それは政府がどう判断されるかわかりません。恐らくいいと思っておられるんでしょう。でも、そういうことを考えると、ここに持っていくしかないんじゃないかなというふうに思っています。
ただ、それは
指定廃棄物の問題なので、きょうは時間が余れば少しお伺いしたいなと
思いますけれども、法案に関してちょっと戻りますが、今回、最終処分の
場所というのを
福島県外であるというふうに、これは閣議決定等々で決まっているわけなんです。この理由ですね、何で
福島県外じゃなきゃいけないんですかというところを改めて問いたいと
思います。簡単にお答えください。