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岩間正男君 この際、
委員長の
意見をただしておきたいことがあります。第一に、われわれがこの
委員会に参加するのは、この
条約ははなはだ不当なものであり、さらにこれに対する
採決の
やり方については全く無効、不当なものだ、この正体を
国民の前に徹底的に明らかにする、そのためには十分な
審議時間というものがこれは必要だと思う。そういう
立場に立ってわれわれはこれに参加するのでありますが、まず
運営についてであります。
運営については、十分に
言論を尊重するということが、当然第
二院、
参議院のこれは
使命だと思う。ただいまの
委員長の
あいさつにもありましたように、その点から考えましても十二分に
審議を尽くす。そうして
衆議院では御
承知のようにわずかに八日間、三十数時間というような、安保の四分の一の
審議時間しか持っていなかった。私
たちは、このような時間では非常に不満、不当であると思うので、ただいまの
あいさつのように、あくまで
言論を尽くすというたてまえに立ってもらいたい。ことに小
会派については、小
会派の
意見を尊重するということは非常に重大だと思います。これは
田中幹事長も小
会派については何倍もの時間を与えるというようなことを言っているわけで、そういう点から、あくまでもこれについて意を尽くしてほしいということ一それから途中で一方的に
打ち切りをやる、こういう悪例を残しては非常にまずいと思う。私は、この点で、はっきりした
委員長は
立場に立ち、そうして公平な
立場から、しかも
言論を尽くすという
議会民主主義の確立の
立場に立ってこれを
運営されるという
所見を持っておられると思いますけれども、この点について確約をしていただきたいと思うのであります。これについて
意見を述べてほしい。