○
赤路委員 それで
担当官庁が
防衛庁であるということは、ここで明確になったわけです。もちろん先ほど
官房長官のおっしゃる
通りに、これは
防衛庁の方でも、十分今後とも
散布状況なりあるいはその他
掃海し得る基礎を
調査していくと思うし、ちょうど
水産庁もお
見えになっておりますが、
水産庁は
水産庁としてあらゆる
情報をもまたとって、これは
政府の
責任で、
各省とも関連あるところは協力してやっていただかなければならぬと思う。ただ私がなぜこれを明確にしたいかというと、御承知と思いますが、あすこで一回上って
被害者が出た。この
被害者に対しては、それぞれ
措置をしていただいております。しかしながらやはり不安定であるというので、上った周辺では、自後
操業をしないというような形が出されているわけですが、それだけ漁場が狭まってくるということになる。だから早く
防衛庁なら
防衛庁がやるんだということを打ち出してやるならば、
漁民は
漁民なりにそれで一つの
安定感が持たれる。こういうことを私は懸念する。だから、すでにこの
事件が起きましてから二カ月たっているが、今までその
担当官庁が明確でなかったので、そこに非常な不安がある。どうやらわれわれ外部から見ておりますと、それぞれ
責任のなすり合いをしているというふうにしか
見えない。そこであえて
総理に出てもらうなりして、
政府の
責任というものも明確にしたい、こういうのが私の考えであった。きょうここで明確に御
答弁願いましたので、できるだけすみやかに、精力的にその
調査を進められて、少くともそういう不安を除去するように御努力を願いたい。このことを御希望申し上げておきます。
以上で私は終ります。