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1949-11-30 第6回国会 参議院 議院運営委員会 第17号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十四年十一月三十日(水曜日)    午前九時四十四分開会   —————————————   本日の会議に付した事件 ○議院運営に関する件 ○議長米国議会視察に関する件 ○在外同胞引揚問題に関する特別委員  会の中間報告に関する件 ○会期延長の件 ○国会議員の歳費、旅費及び手当等に  関する法律の一部を改正する法律案  (衆議院提出) ○引揚者の実情実地調査のための議  員派遣要求の件 ○十二月一日の議事に関する件 ○本委員会運営に関する件   —————————————
  2. 高田寛

    委員長高田寛君) それではこれより議院運営委員会を開きます。
  3. 羽生三七

    羽生三七君 議事に入る前にちよつと発言したいと思います。昨日漁業法案に対する委員長報告を聴いておりますと、これは議事運営関係あることなんですが、少くとも重要な反対……、修正案に近いような反対討論があつたにも拘らず、報告の中に一言も触れていない。誰がどういう意見を述べたなどということは一々触れる必要はないけれども、少くとも修正案に値いするような重要な反対討論がある場合には、必ず委員長報告にこれを加えなければいけないと思う。今日はこの問題を論じている時間はありませんけれども、これは議運が一応お考え願いたいと思います。   —————————————
  4. 佐藤尚武

    議長佐藤尚武君) 私から簡単に御報告を申上げたいことがございます。それは今朝九時十五分にドクター・ウイリヤムスが私のところへ参りました。その用件は、今度議員団がアメリカに行くことになつたが、それに対してGHQからとして、ジェネラル・ホイットニーから新議長たる私に対して御招待をする。その招待は故松平議長に対してなされたと同じ意味招待である。若し新議長が、その招待を承諾して、そして来られるならば、大変米国側としては欣快に堪えない次第である。というような意味のことでありました。わざわざそうやつて来て呉れたのであります。これに対して私は、その御招待は有難い。米国側好意は十分にこれをアプリシェートする。但し私は新らしく議長になつたのであつてまだ議事にも慣れていないし、そして一月から二月にかけて重要な時期を、一週間でも二週間でも欠席するということは、私にとつて非常に困難であると思う。ついては折角の御招待であるけれども、この際は私は御辞退申上ける外はない。但し米国側好意に対しては十分感謝するものであるということを伝えて貰うようにウイリヤムスに申しましたところが、ウイリヤムス個人としては、多分そうであろうと思つてつた。新議長としては就任早早の際であるからして、これを受けることはできないであろうとは思つたけれども、併しGHQのインヴィテーションはこういうことであるからということを伝えに来たのだということを言つておりました。それだけ簡單にご報告申上げます。   —————————————
  5. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) ちよつと会期問題等に入ります前に一言申上げておきたいのですが、只今在外同胞引揚問題に対する特別委員長から調査報告書が出ております。それは中共地区における在留同胞実情に関する詳細の報告が多数意見者の署名を付して報告書が出ております。そうして本日口頭報告をいたしたい。かようなお申出でございまして、これも御承認を一応お願いしたいと思います。今日この運営委員会でお決まりになれば、更に小委員会にお諮りして日程に決めるということになります。
  6. 高田寛

    委員長高田寛君) 調査報告を承認することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 高田寛

    委員長高田寛君) 御異議ないものと認めます。   —————————————
  8. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは次に、昨日以来御相談されております会期延長の件をお諮りいたしたいと思います。
  9. 門屋盛一

    門屋盛一君 この問題に入る前に、昨日事務局の方へ頼んでおいたのですが、衆議院の方とそれから政府出席して貰つて政府考え方を聽いて見ないとちよつと分らないと思います。今問題になつてつたようだけれども、総理出席要求は全然向うに通じていないのですか。
  10. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 事務局といたしましては、本日の運営委員会総理その他閣僚の御出席を緊急に御要求することがあるかも知れませんということだけは事務的に連絡いたしてあります。何時に御出席願いたいということまでは申しておりませんが、それだけは申して置きました。
  11. 門屋盛一

    門屋盛一君 正すところは正して、決まりをつけるところは決まりをつけなければいけないと思います。参議院が、常に事務局の方で何と言いますか、非常に貴族院的の考えで以てお扱いになることが、却つて参議院全体を政府から安く舐められるというような結果になるのではないか。それを昨日中村議員発言では、総理出席要求しておる。而もその要求の時期は、次の議運を開く時期にということであります。会期延長のことで今朝議運を開くということが分つておれば、事務局としては、時間を明示して内閣の方に要求ができるわけですが、どういうわけでそういう時間を明示しなかつたのですか。
  12. 高田寛

    委員長高田寛君) その点は、昨日中村委員の御発言の中にお話がありましたが、正式に要求するということがはつきり決まつたわけでもないように承知しておりましたが、その関係で、要求したら直ぐ出て来て貰うように準備をして置いて貰たいと、その程度にしておりました。
  13. 門屋盛一

    門屋盛一君 発言された中村委員異議なければよいのですが、我々が聽いたところでは、我々の頭に感じましたところでは、中村委員要求した、ただ私の発言速記録を調べて貰えば分ると思いますが、会期延長の問題については、事務当局報告政府の方針を聽かなければならんということは委員のなにははつきりしております。そういう場合は内閣連絡して、事務総長は時間がはつきりしませんというが、ここで九時半という時間が決まつておるのに、はつきりせんというのはどういう見解によつたのですか。ちよとついですから事務総長になにしますが、昨日の本会議においては、本会議を開くのに閣僚が一人も出席しておらなかつたのはどういうわけですか。まして当院の橋上委員弔辞院議を以て議決されるのに、内閣を代表する国務大臣が一人も参議院出席していないのは如何なる理由であるか。事務総長はどういう手続をされたか。幸いにして新らしい事務総長を迎えて、ここで少しはつきりして行かうという第一歩において、余りにも事務総長はこの参議院をみずから卑下しておることになると思われるが……。
  14. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) こちらの弔辞に関する件、或いはこちらの辞任に関する件であれば、参議院独自の行為考えまして、その際には請求しておりませんでございました。それから次に入りますのは、在外関係でございましたので、在外関係につきましては、厚生大臣が故障のため、厚生政務次官が御出席になつておりましたので、それで開会いたしたわけであります。それで本日の出席の件につきましては、大臣出席要求の件につきましては、或いは運営委員長のお聽きになり方も、一応私も伺つて見ましたが、昨日のお話がどうもはつきり呑み込めなかつたせいかも知れませんが、大体更にもう一遍はつきり要求があるというようなふうな考え方をいたしましたので、一応御要求があるかも知れないから、その積りで御待機願いたいといい意味連絡を、事務局としては昨日はとつた次第であります。もつとはつきり要求すべきかどうかという理解の点が、或いは皆さん方のお考えになつておる点と私の考えました理解の点が違つてつたかも知れませんが、その点を申上げて置きます。
  15. 高田寛

    委員長高田寛君) 今の門屋委員の御発言につきましては、荷今後もよく気をつけるようにいたしたいと思います。
  16. 門屋盛一

    門屋盛一君 当院だけのことであるから政府に通知しなかつた、それは規定の上では通知せんでもよいかも知れませんが、院議で以て弔辞を送るというような場合に、内閣の方にこういう日程になつたということを通知して行つてやはり礼儀礼儀で盡さした方がよいのじやないかと思いますが、まあ以上で了承いたします。
  17. 中村正雄

    中村正雄君 どちらにしても総理大臣出席要求しますから、来て貰つてから入つて頂きたいと思います。と申しますのは、昨日私事務局なり或いは事務総長がどういうふうにおとりになつたか知りませんが、総理大臣出席要求するとはつきりと申上げたわけなんで、これは私も不馴れで知らないかも知れませんが、国務大臣その他の政府代表要求は、委員要求すれば当然出て来るべきものである。議決しなければ出て来ないものとは私は考えておらないのです。従つて私が要求すれば当然出て来るのが本当だろうと思います。従つて直ちに来て貰つて、それから会期延長について話を進めて行きたいと思います。
  18. 左藤義詮

    左藤義詮君 今事務当局門屋委員からお責めになつたんですが、私共決して総理出席要求するということは決めていないと思うのです。成るべく総理を出さないで、自発的に参議院でやつて行きたい、こういうつもりを申上げたわけで、その結末がはつきりしなかつたためにいろいろなことが起つたのでありますが、我々としては参議院の方が自発的に、昨日から各委員長審査の経過をお尋ねしまして、決めるのでありまして、この際は一つ官房長官が参つておりますのですが、政府のいろいろなお考え等は、官房長官一つ……
  19. 門屋盛一

    門屋盛一君 議事進行にも関連があるのですが、私はその民自党側のお考えはよくないと思います。やはり総理出席要求中村君が出されたことは事実なんです。委員の中で総理出席要求をされておるということが分つておれば、民自党側與党側として昨日のうちにも内閣連絡をとつて総理にお差支えがないかどうか、差支えがあるとすれば内閣の方からかくかくの差支えがあるから、官房長官が出たいからということを言つて来なければならん。大体昨日からこの空気は分つておる。成るだけ総理を出したくないとか何とかいうことは、議会侮辱の問題ですよ。だから出したくないのはあなた方の気持、我々も出したくないかも知れないけれども、若し出席要求があつたら、要求をされたことに対しては、委員長なり特に與党側では今日差支えのないように、もう少し上手に取計らつて行かなかつたら、これは遅れるんです。中村委員の方が総理要求して、来るまで休憩を宣するということになつたら、遅れてしまうんですよ。
  20. 高田寛

    委員長高田寛君) 今の中村委員の御発言について、事務的に事務総長からちよつと御説明を申上げます。
  21. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 今までの個個の方の御要求があつて、大体そういう場合に、御要求になつておると察知いたしますれば個々の場合の御要求連絡をいたしております。併し法規的にやかましく申しますと、国会法の七十一條は、委員会議長を経由して要求する、これが最も正規な手続法律的にはそうでございます。さようであるから委員会決議がなければ呼ばないというような気持ではやつておらないのであります。ただ昨日はそのところの気持が少しはつきり掴めなかつたので、事務的に手落ちであつたということを申上げて置きたいと思います。
  22. 小林英三

    小林英三君 今のことは、総理を呼ぶとか呼ばんとかいう問題は、昨日中村さんの御発言を聞いておりました、従つてこれは委員会として正式に決まつたことではなくて、いずれ会期延長をめぐつて中村君が改めて言われるというように、私は非公式の問題に考えております。たまたま今の発言に対しまして事務総長からああいう発言がありましたが、私は総理出席要求とか、そういう問題は、要するに今度の会期延長につきましては、参議院委員長連合協議会を聞いて、そうして自主的に会期延長をする。それに対しまして政府出席要求するということは、政府としてどういうことを考えておるかということにつきましては、むしろ総理よりも官房長官が一番よくその問題については知つておるのでありますから、官房長官出席することの方が我々としてはいいのではないかと考えております。
  23. 高田寛

    委員長高田寛君) 如何いたしましようか。これは特にお諮りいたしますか……
  24. 門屋盛一

    門屋盛一君 進行のことですけれども、見解はつきりして置かんと、今事務総長見解は、そうすると国務大臣をここへ呼ぶのに一々委員会決議でやるという関係法規従つた慣例にして行きますか、今までの場合は一議員から出席要求をした場合に、反対の声がなければそれで出席、して貰つてつたんです。今までだつて総理を何回を呼んでおりますけれども、総理出席要求委員会議決を以て呼んだことはないのですが、重大なポイントだから決めて置く必要があると思います。
  25. 高田寛

    委員長高田寛君) 門屋委員の御発言は今後の運営に大切なことだと思います。従来まあ委員から御要求があつて、外の各委員も御了承されておる場合には、これでもう委員会から呼ぶということにして進めておりましたが、今後もさように取計らいたいと思います。ただ昨日の点は、中村委員の御発言がありましたことは事実でございました。併し各委員がそれを御了承ざれたかどうか、その点が少し私にもはつきりいたしませんでしたので、そこに喰い違いがあつたかと思いますが、これで御要求されるならばこれから又改めて一つ……
  26. 門屋盛一

    門屋盛一君 それじや長びくから。
  27. 高田寛

    委員長高田寛君) もう一つ、昨日は少し行き違いがありましたから一つその辺を御了解願います。
  28. 小林英三

    小林英三君 行き違いということはどういうことか知れませんが、今事務総長の回答に定義をつけることが一つで、議員から大臣出席要求するのは委員会議決を経て委員長を経由してやることが正しいと思います。
  29. 門屋盛一

    門屋盛一君 これは、小林委員発言だけれども、重大な問題で、何々委員会を開くという場合、大臣出席要求というものはですね、いろいろ委員会に諮るという前例はない。自分は大蔵大臣要求する、労働大臣要求するということでありましたが、今の委員長のお考えでは、全然委員会要求しなければ呼べないということでは、今回の衆議院要求に応ずるについても支障を来し、殆んど運営が不可能に陷りはせんかをいうことになつて運営上の大問題だから議事進行においてはつきりしておきたいと思います。この問題だけに限らず一般の運営を困難に陥らしめることはよくないと思います。
  30. 高田寛

    委員長高田寛君) 事務総長説明も、ただ法規的の御説明をいたしましたまででありまして、従来の慣例もあり、今後も骨滑に事を運ぶためにどういうふうにして行くかということをこの際再確認して置けばいいのだと思います。
  31. 小串清一

    小串清一君 今の委員長のおつしやる通りで、私は国会法はこの儘で直す必要はないと思います。委員要求する大臣都合のつく限り出て貰う。それを四角張らずにやるという慣例を作るということはよいことだと思います。併しこの国会法にはこう書いておるからというて、いろいろこの国会を違反してもそれは違反行為じやないから和やかに……。今日の場合は、日を二日延ばすことは政府要求される前に我が党の方で出しておる。これは何とかしなければならんというので皆さんにお願しておるわけであります。それから昨日話があつてから、私は官房長官にこれを申した。ところがいやいやというので、初めのうちは、衆議院の方では飛んでもない話だということ、昨晩は……、それでやはりこの日を延ばすことは官房長官に聽いて置いて、そして政府都合のつく限りで決めて頂く。総理大臣を呼ぶことは、ちよつと私個人のことですからここで披露していいかどうか分らないが、たまには運営委員会にも来て、皆さんどうですかぐらいのことをいつてもいいではないか(笑声)と露骨に……、皆さんにはそんなことは余計なことですが……、今日の問題はですね、官房長官質問して、そうして皆さんで自発的に要求して、一つこれだけの議事をどうこうということを御審議になつて頂きたいとかように私は考えます。
  32. 小林勝馬

    小林勝馬君 いずれにしても、とにかく中村君の社会党の方では要求されておるから、一応事務当局としては総理大臣連絡をとつてつたらどうですか。こういうことを言つておる間でも連絡はとれると思いますが、段々遅れるばかりだから……
  33. 竹下豐次

    竹下豐次君 結局事務総長から七十一條の御説明がありましたが、これは聞くところによればただ解釈の様にも聞えますが、併し今日までの運営上の実際から申しますと、疑問もあると思います。この條文の対策をはつきりすれば時間もかかりますから、その点は後に廻して、要求があるならば総理の方に早く連絡する。その辺よろしく委員長にお取計らいを願いたい。
  34. 高田寛

    委員長高田寛君) ではさようにいたします。  それでは只今総理出席要求いたしまして、官房長官は先程から見えておりますから、官房長官に対する御質問がありましたら、どうぞこの間に御発言願いたいと思います。
  35. 門屋盛一

    門屋盛一君 その間事務当局の方から衆議院の方の話をして貰いたいと思います。
  36. 高田寛

    委員長高田寛君) では議事部長から御説明を願います。
  37. 河野義克

    ○参事(河野義克君) 衆議院議事延長のことでありますが、衆議院の方では、御承知のように今朝九時五分まで本会議を続けられまして、議院運営委員会は午前十一時まで、本会議は午後一時まで休憩するということになつております。併し見込は、八時間ぶつ続けの徹夜をしたために、もう少し遅れはせんかと思います。  法律案について申上げますと、御手許にお配りしました「衆議院において審査中の法律案」という表がありますが、それについて申しますと、国家公務員職階制に関する法律案、これについては昨日も人事委員長が言われておりました通りに、衆議院においては若干の修正説考えられる。今期国会においてはまあ通過は困難であろう。こちらに送付して来ることは困難であろうという見通しがなされておるようであります。それから地方自治法の一部を改正する法律案、これにつきましても修正説があるようでありまして、私の聞いておりますところでは、これについても本院に送付して来ることは相当困難ではないかという見込であります。それから通商産業省及び運輸省の地方行政機関の整理に伴う臨時措置に関する法律案、これにつきましても昨日こちらの委員長の御見解も相当困難のように言つておられましたが、私の承りますところでも、この通過も相当困難であるということでございます。それから教育委員会法の一部を改正する法律案、これも審議未了になる公算が強いようであります。それから特別鉱害復旧臨時措置法案これについても本院に送付することが相当困難な模様であるということでございます。それから輸出信用保険法案輸出信用保険特別会計法案、これはまだ委員会審査中でありまして、或いはこちらに送付できるかも知れん。はつきりしないが、送付できるかも知れないということを言つております。それから刑事補償法案につきましては、先方でも修正案があるようでありまして、これは委員会目下審査中でありますが、これは遅れるかも知れないということであります、それから旧軍関係債権の処理に関する法律案、それから一つ飛びまして復興金融金庫法の一部を改正する法律案復興金融金庫に対する政府出資等に関する法律の一部を改正する法律案、これらはいずれも今日の議事日程にも上つておりますし、本日午前零時二十分から開始された日程にも乗つてお力まして、休憩でどういう恰好になつておりますか。予定通りになりますか。本月中にこちらに送付になるだろうと思います。それから食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案は、委員会審査を終了いたしておりますので、先方気持では緊急上程をしてこちらに送付したいということであります。それから地方財政法等の一部を改正する法律案、それから身体障害者福祉法案、これらはいずれも衆議院議員提出でございますが、委員会を終了しておりますので、これも成るべく緊急上程してこちらへ送りたい。なかんずく身体障害者福祉法案は、両院の厚生委員会の話合いからも是非そういうことにしたいということでございます。それから別府国際観光文化都市建設法案競馬法の一部を改正する法律案医師国家試験予備試験受験資格の特例に関する法律案、これらはいずれも衆議院議員提出でありまして、極く最近出されたのでありますが、別府国際観光文化都市建設法案は、各派共同で相当前から準備されておつたようで、或いはこちらに送付できるのではないかとその他はまあはつきり分らない。こういうことでございます。それから食糧増産確保基本法案は御承知のように本院から提出しまして、向うに廻つてつた食確法と対をなすものでありますが、これは本院に送付にならない公算が多いように聞いております。以上は衆議院事務当局につきまして、現在の見込みを伺つたことを報告する次第でございます。
  38. 高田寛

    委員長高田寛君) では何か御質問ございませんか。
  39. 門屋盛一

    門屋盛一君 これは質問してもしようがないが以上のことに対して、官房長官も御出席のようですから……おらなくなつた、(笑声
  40. 高田寛

    委員長高田寛君) 今、ちよつと総理を迎えに……それでは議長よりこの際……
  41. 佐藤尚武

    議長佐藤尚武君) 私からちよつとこの際御披露申上げることがございます。それは只今政府から、午前十時七分申入れとしまして法案議案通過成立政府は熱望しております。ついては会期等の点に関しても、然るべく御高配下さるならば幸甚でございます。こういう申入れでございます。御披露申上げて置きます。
  42. 鈴木直人

    鈴木直人君 食糧増産確保基本法案というのは、新聞によると通つたように……(「それは違う」「食確だ」と呼ぶ者あり)僕は誤解しておつた
  43. 門屋盛一

    門屋盛一君 一緒に来たのでなければ片方だけじや……
  44. 小串清一

    小串清一君 どうしても通して貰いたい。
  45. 高田寛

    委員長高田寛君) 御質問でも、御意見でも……
  46. 羽生三七

    羽生三七君 自主的に当院で会期延長の問題を昨日考えようじやないかということがありましたが、その際に衆議院の動きをよく見てということがありました。併し会期末の四、五日前なら、それはよく分りますが、ここまで来れば衆議院が今日或いは昨日まで議了しないものは、当然半日や一日で参議院はやれつこないから、流してもいいということを、衆議院みずから認めておるのだから、そんなにくよくよ言うことはないのです。
  47. 門屋盛一

    門屋盛一君 懇談かね。
  48. 羽生三七

    羽生三七君 意見だ。
  49. 門屋盛一

    門屋盛一君 懇談にしよう。
  50. 高田寛

    委員長高田寛君) 暫く懇談にしましようか。それでは速記も止めて下さい。暫く懇談いたします。    午前十時十三分懇談会に移る    ——————————    午前十時二十三分懇談会を終る
  51. 高田寛

    委員長高田寛君) これより再開いたします。今発言を求められておられますけれども、それでは総理大臣
  52. 吉田茂

    國務大臣吉田茂君) 予算案その他の重要な法案がまだ残つておりますので、是非ともこの会期中に議事を議了して頂きたいと思いますから、会期を延ばして、そして御審議を願いたいと思います。という政府としての希望は、官房長官から申上げた通りであります。
  53. 中村正雄

    中村正雄君 今までの、この前の会期延長のときも、政府の方は会期延長を要請する意思はない、議院の実勢に基いて決定願いたい、こう言われて、今日に至つて会期延長願いたいというのは、今までの考え方と変つて来ておるが、その点はどういう意味かという点を第一にお伺いしたい。  次に会期延長をしなければいけない、今会期で現在継続中の議案審議できない大きな原因は、参議院側からいたしますれば、各委員会、特に大蔵委員会あたりが顕著な例でありますが、国務大臣出席がないために議事が開けなかつたという例か多いわけですが、これに対して総理大臣はどういうふうにお考えになつておるか、最初にこの二つについて御質問いたします。
  54. 吉田茂

    國務大臣吉田茂君) お答えいたします。自主的に今日尚決定をして頂きたいという考え違つておりませんが、併し政府としては希望する程度で、決定は自主的になすつて頂きたい。  尚関係大臣等出席が悪いということでありますならば、両関係大臣に、閣僚一同に注意をいたします。今後は気を附けるようにいたします。
  55. 中村正雄

    中村正雄君 本日までに審議未了になつておる政府提出法案で、一体どれとどれは是非とも通して貰いたい。どれとどれは次の会期に廻わしてもよいということを一応政府の腹蔵のない意見を聽かして頂きたい、と申しますのは、それを聽かなければ何日間会期延長してよいか分らない。無論国会が自主的に決めるにしても、行政の法案は、行政運用のために出しておる政府提出法案であるならば、政府が一番それの実際を知つておる筈だから、一応政府の端的な希望を聽かして貰いたい。
  56. 吉田茂

    國務大臣吉田茂君) 官房長官から委細申述べさせます。
  57. 増田甲子七

    國務大臣(増田甲子七君) 政府といたしまして是非とも中村さんの言われる通過成立を希望いたしておりますのは、先ず第一に、食糧確保臨時措置法の一部を改正する法律案、これは本日貴院に回付せられる筈でございます。それからその次は私立学校法案、それからその次は国有鉄道運賃法の一部を改正する法律案であります。それから申すまでもなく予算案でございます。それから予算に付帯する、その基礎をなすところの各種会計法規、及び税制改正案の全部でございます。それからもう一つ特別鉱害復旧臨時措置法案でございます。これはまだ貴院に回付されておりません。
  58. 門屋盛一

    門屋盛一君 今官房長官の言われた外に、大蔵省に関係するのがあるのじやないですか。
  59. 藤井丙午

    ○藤井丙午君 外国為替及び外国貿易管理法案はよいのですか。
  60. 増田甲子七

    國務大臣(増田甲子七君) 申し落しましたが、外国為替及び外国貿易管理法案は、是非共本日中に成立をお願いしたい。それから各種会計法規並びに税制法案は、門屋委員御指摘の通り、予算執行の基礎をなすところの各種税制改正案並びに会計法案は、是非共通過せられむことを熱望いたします。
  61. 中村正雄

    中村正雄君 総理大臣でも官房長官でもどつちでもよいが、本日の新聞に来国会の大体の予定が発表になつておりましたが、一応政府としてお考えになつておる予定はどういうのか、御説明を願いたい。
  62. 増田甲子七

    國務大臣(増田甲子七君) 来国会に、おける政府の施政方針演説、財政演説。予算案提出については今尚検討中でございまして、決定的には相成つていない次第でございます。
  63. 中村正雄

    中村正雄君 今日の新聞に出ておつたのは誤報と解釈してよろしうございますか。
  64. 増田甲子七

    國務大臣(増田甲子七君) 新聞には……いつも申しておりますが、政府においては閣議等を開いてこれを決定的に態度を決めたことはまだないのであります。
  65. 中村正雄

    中村正雄君 いや、私の聽いておるのは、何も閣議決定がどうこうと言うのではなくして、今度の会期を自主的に決めるにしても、四日に召集されておる来国会の予定というものを参考にしたいのです。而もその予定は、今お考えになつておるところという前提の下に聽いておるので、何も閣議決定を聽いておるというような形式的なものではない。
  66. 増田甲子七

    國務大臣(増田甲子七君) 中村さんにお答えいたしますが、私の申上げたのは、決定されていないということを特に先ず一応申上げた次第であります。  その次に来国会における予算をいつ提出するや否やということについての、大体決まつておる方向が若し分つておるなら申し述べろという御質問に対してお答えいたします。今のところ予算は、補正予算を出すときに予算案大綱は皆さんのお手許に提出いたしてある次第でありまして、これを予算書に作り上げるというようなことは、そう時間は要しないことになつております。従いまして政府の大体の意向といたしましては、予算案は成るべく早く提出した方がいいのじやないかという意見があるわけであります。但し、まだこの態度は、大体の方向がこうなつている、どうなつているということも言えない状況なのであります。従いまして未決定であるということを御了承願う次第であります。
  67. 高田寛

    委員長高田寛君) 他に総理並びに官房長官に対する御質問ございませんか。よろしうございますか。    〔「もうよろしい」と呼ぶ者あり〕
  68. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは一つ会期延長の具体的の問題につきまして御協議を進めたいと存じます。御意見がございましたらどうぞ。
  69. 小川久義

    ○小川久義君 衆議院の方で会期を決めない先に決めるというのは、どうも実際に合わないような気がしますが、衆議院から上つて来る、それに審査期間を見てこつちの会期を決めるのが妥当のように思うのですが……衆議院はまだ決まらないのは事実なんですか。
  70. 高田寛

    委員長高田寛君) その点は先程議事部長から御報告申上げましたのが現在御決定つておる点でありまして、これ並びに昨日の常任委員長との打合会で出ましたところに基いて御審議願いたいと思います。
  71. 藤井丙午

    ○藤井丙午君 昨日の議院運営委員会では、民自党の方から二日間の会期延長の要望がありましたが、先程来衆議院審議状況或いは昨日の委員長懇談会等の進捗状況を勘案いたしまして、あと三日しかないのですからこの際三日間の延長ということに決めたら如何かと思います。
  72. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは会期は三日延長するということに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  73. 高田寛

    委員長高田寛君) では御異議ないものと認めます。会期は三日延長すべきものと決定いたしました。  それから尚只今三日延長の御決定に基きまして当院の議長は、衆議院議長とこれから協議をいたしますから、さよう御承知願いたいと思います。外に御発言ありませんか。それでは暫く休憩いたします。    午前十時三十四分休憩    ——————————    午後七時九分開会
  74. 高田寛

    委員長高田寛君) それではこれより議院運営委員会を再開いたします。
  75. 佐藤尚武

    議長佐藤尚武君) 私からちよつと御報告申し上げます。  会期延長の件につきましては、衆議院議長に対して申し入れを行い、協定をしたのでありまするが、衆議院はそれに基きまして三日間会期延長することになり、本会議ですでに決議をしたそうであります。この段御了承をお願いします。   —————————————
  76. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは次に「国会議員の歳費旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案。」が衆議院より配付になりましたので、この衆議院議院運営委員会の厚生福利委員長の御説明を願いたいと思います。
  77. 今村忠助

    衆議院議員(今村忠助君) それではちよつと簡単に御説明申上げます。  御手許に御配付になつておると思いますが、国会議員の歳費、旅費及び手当に関する法律の一部を改正する法律案ということであります。これは衆議院議院運営委員会において立案いたしたものでありまして、改正の第一点は、議員の秘書は、現在月額七千円の給料を受けておるのでありますが、これは一般公務員の給料と比較いたしますと、少なきに過ぎるのでありまして、当然給與ベースから行きまして月額九千円に引上げる必要がありまして、これをこの十一月一日から増額をするということであります。  第二点は、人事官弾該の訴追に関する法律の制定が、一両日中に参議院においても見られると思うのでありますが、これに関する費用の支出の規定を設ける必要があるのでありまして、衆議院議長から人事官弾劾の訴追に関する訴訟を行うことを指定された議員は、その職務遂行に必要な実費として、別に定める額を受けることができるということを決めて置きたいというであります。「別に定める」ということは、追つて決めることでありまして、この訴追に関する法律案ができますと、それの費用と言いますか、職務遂行上必要な実費を出すということを決めて置きたいということであります。改正の第三点は、各議院の常任委員長等、役員がありますが、その役員並びに特別委員長が、国会開会中の雑費として、予算の範囲内で、日額ですが、一日二百円を越えない程度においてその額の支給を受けるということを決めたい、この三つであります。  只今衆議院会議にこれが上程されまして、満場一致で通過を見たのでありまして、是非参議院においても同様御決定頂きたいと、こう思うのであります。
  78. 小林英三

    小林英三君 第九條の二の「各議員の役員」というのは、委員長を指すのでございますか。
  79. 今村忠助

    衆議院議員(今村忠助君) これは国会法にあります議長、副議長、仮議長事務総長、それから常任委員長というところでございます。
  80. 小串清一

    小串清一君 この間、滞在費はどうとかこうとかありましたが……
  81. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 滞在雑費に関しましては、この歳費、旅費法に基きます歳費、旅費支給規程でいたすことになつております。その支給規程の方は、両院議長協議の上でできることに相成つておりますので、もう事実上両院議長は、関係手続の準備ができておりますから、直ちに進めたいと思つております。予算関係の公布あり次第、さようにすることができることと存じております。
  82. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 そうすると今事務総長説明で、九條の二と一項とは今度は同一の関連があるのですか。
  83. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 別のものです。    〔「別に提案者に対する質疑がなければ直ちに採決を」と呼ぶ者あり〕
  84. 高田寛

    委員長高田寛君) 質疑がなければ採決いたしましよう。(「採決々々」と呼ぶ者あり)それでは本案を採決いたします。本案に賛成の方の挙手を願います。    〔総員挙手〕
  85. 高田寛

    委員長高田寛君) 全員一致と認めます。よつて可決いたしました。  それから本院規則第七十二條によりまして委員長議院に提出する報告書は多数意見者の署名をすることになつておりますから、本案を可とされた方は順次御署名を願います。   多数意見者署名     藤井 丙午  島村 軍次     門屋 盛一  小林 勝馬     小林 久義  大隈 信幸     鈴木 順一  小林 英三     奥 むめお  加賀  操     鈴木 直人  佐藤 義詮     岡元 義人  鈴木 清一     兼岩 傳一  河崎 ナツ     羽生 三七  中村 正雄     小串 清一  中山 壽彦    ——————————
  86. 高田寛

    委員長高田寛君) 次に議員派遣要求書が提出されております。これをお諮りいたします。    〔宮坂参事則読〕    議員派遣要求書  一、派遣の目的   引揚者の実情を調査し、今後の在外同胞引揚促進の審議に資する。  一、派遣議員   千田正、北條秀一、淺岡信夫  一、派遣期間   十二月一日より十二月三日までの三日間  一、派遣地   舞鶴市  一、費用概算一〇八〇〇円   内訳    議員派遣旅費一名一日一二〇〇円五名三日分   右参議院規則第百八十條により要   求する。   昭和二十四年十一月三十日   在外同胞引揚問題千田正に関する特別委員長   参議院議長 佐藤尚武殿    〔「反対々々」と呼ぶ者あり〕
  87. 中村正雄

    中村正雄君 ちよつと各委員会に、その当該委員会で御検討願えるとは思いますけれども、会期延長になつて三日間毎日本会議が開かれるし、而も重要なときに、特別な事情があれば別だけれども、一応当該委員長から事情を説明して貰わんと軽々しく決定できないと思いますが……。(「その通りその通り」と呼ぶ者あり)
  88. 高田寛

    委員長高田寛君) じや如何でしよう。委員長から御説明願いましようか。
  89. 千田正

    委員議員(千田正君) 只今の派遣議員の懇請につきましては、実は恐らく本年度においてはこの引揚が最後の船だろうということと、そしてこれによつて在ソ同胞の数が大体見当が付くというような問題からいたしまして、是非この期間に派遣さして頂きたいという懇請なのでありますので、本日皆様の御許可を得まして、決議案も通過した今日におきまして、最終の問題を決定する一つの問題としてお許し願いたいという問題であります。(「委員長反対の理由を」と呼ぶ者あり)これは各派から御要望がございましたけれども、皆様のおつしやる通り重大なる本会議のお終いでありますので、各派からということは、誠に諸般の事情からいたしまして十分じやないと、皆さんで協議しました結果、三名だけということになりまして、特にお願いしたらと思います。(「委員長一人で結構だ」と呼ぶ者あり)
  90. 岡元義人

    ○岡元義人君 私はちよつと遅れまして申訳ないのでありますが、今委員長からこの問題につきましてお話がありました通りに、十二月三日が最終船と一応なつておりますので、調査しなければならない事項が沢山あるのであります。実はまだナホトカに実際に来てから乗せられなかつた数量、こういうものはどうしても最終船で還つて来た者によつて調査しなければならん、こういうことでございますので、一人では到底調査はできない。出迎えの意味ではないのであります。この点一つ御了承願いまして三名だけ御了解を得たいと思うのであります。(「三名賛成」「反対」「本当に困るか」と呼ぶ者あり)
  91. 高田寛

    委員長高田寛君) 如何いたしましよう。(「三名賛成」「反対々々」「一人で結構だよ」と呼ぶ者あり)
  92. 高田寛

    委員長高田寛君) 御意見が分れれば決を採るよりほかないと思いますが、如何いたしましようか。
  93. 中村正雄

    中村正雄君 ちよつと委員長にお尋ねしますが、三名の派遣につきましては、相当当該委員会で検討の上、三名でやるということに全会一致で決つているわけですか。
  94. 千田正

    委員議員(千田正君) 只今中村委員のお尋ねでありましたが、これは初めは各派から一人ずつという、各派からの要請がありましたのでありますが、諸般の事情が、そう多数の議員を派遣するということも現在の状況では如何かと思いましたので、委員長から諮りました結果、それならば三名ということで、各派の皆さんからの御了承の下にまあ三名ということに決めましてお願いしたわけであります。(「了解了解」と呼ぶ者あり)
  95. 岡元義人

    ○岡元義人君 実際何とかしてこの……、大体が三十日で終るという考えであつたのであります。ところが会期が、再び延長されましたけれども、実際にこの舞鶴に行きますのには、にその人とそれから向うとの連絡をとりまして、特別の許可が必要なんであります。そういう手続でも、最初各会派から一人ずつという要望がありましたけれども、当然議院において問題になりますので、最小限度に止めて頂きたいということから、私自身にも責任があるのでありますが、漸く三人に止めて頂いたのであります。この点を一つお含み願いまして関係方面との連絡もとつておりますことですから、御了承願いたいと思います。
  96. 門屋盛一

    門屋盛一君 それは三人でもよいというお説もありますけれども、今岡元委員説明を聽きますと、初めに言われましたところの、調査が非常に多岐に亘るから一人では行けないということと、各会派から一名というところに大きな矛盾がありますので、やはりこれには別に手が足りなければ、他の方面に諮つて委員長一名ということを主張いたします。会派から出るという人は必ずしも……そこのところが納得できない。
  97. 左藤義詮

    左藤義詮君 いろいろ委員長説明を伺いましても非常に重要な事項のようでありますから、この際三名を委員長の要望通りお出し下さることに賛成いたします。(「賛成々々」と呼ぶ者あり)
  98. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは御意見が分れておりますから採決いたします。
  99. 門屋盛一

    門屋盛一君 派遣議員の中には、議院運営委員会の方も入つておると思う、会期も残すところ……(「入つておりません」と呼ぶ者あり)入つておりませんか、或いは委員によつては……人間を明示して貰わないと困るじやないかと思います。
  100. 高田寛

    委員長高田寛君) じやもう一度念のために申上げます。千田正君、北條秀一君及び淺岡信夫君の三名であります。(「了承」と呼ぶ者あり)それでは議員派遣の件、承認することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  101. 高田寛

    委員長高田寛君) では承認することにいたします。   —————————————
  102. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは今一つお諮りいたしたいのでありますが、明日は本会議を開く定例日にはなつておりませんが、明日は特に開きますか、どうですか、その点をお諮りいたします。
  103. 小串清一

    小串清一君 非常事態ですから私は是非共開くことを主張します。    〔「必要なし」と呼ぶ者あり〕
  104. 門屋盛一

    門屋盛一君 補正予算の問題はどうです。これは明日開く……
  105. 小川久義

    ○小川久義君 結果を見て開きましよう。
  106. 高田寛

    委員長高田寛君) 開くとすれば一応日程を組んですることにしなければなりませんが……
  107. 藤井丙午

    ○藤井丙午君 まだ明日は予算案の外に相当重要な法律案が上つて来るものがあるかも知れませんから、やはり一応本会議を開くことにして頂いた方が……。延長があるわけですから。    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
  108. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは明日本会議を開くことに……
  109. 門屋盛一

    門屋盛一君 本会議を開くということは、今の藤井さんの言われる通りでいいのですから、後は小委員会に譲ることですね、本会議議事については小委員会で相当議論がある。
  110. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは明日本会議を開くことについては御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  111. 高田寛

    委員長高田寛君) 御異議ないものと認めます。   —————————————
  112. 高田寛

    委員長高田寛君) それから明日の議院運営委員会は如何いたしましようか、ついでにお諮りして置きます。    〔「十時」と呼ぶ者あり〕
  113. 小川久義

    ○小川久義君 たまに十一時くらいにして置けばいい。    〔「本会議は十時」「諸君、十時に願いましよう」、「十時として置けばいい」と呼ぶ者あり〕
  114. 小川久義

    ○小川久義君 十時ということに決めて置きましても、十時半になつたり、十時四十分になつたり、十一時になることが多いので、そうしますと無駄な時間で潰されてしまう。だから十一時ということで……    〔「本会議一本だよ」と呼ぶ者あり〕
  115. 小林英三

    小林英三君 本会議は明日やはり十時にお願いいたしまして、議院運営を十一時にお願いいたします。
  116. 門屋盛一

    門屋盛一君 議院運営は、重要な事項が予想されないのだから、十一時はどうですか。    〔「まあ十時がいいだろう」と呼ぶ者あり〕
  117. 中村正雄

    中村正君 小委員会日程もあるので、明日開く時間のことは委員長に一任にしたらどうですか。    〔「賛成」、「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  118. 高田寛

    委員長高田寛君) それでは明日議院運営委員会を開く時間は委員長に御一任願います。他に御発言ございませんか。それでは今日はこれを以て散会いたします。    午後七時二十七分散会  出席者は左の通り。    委員長      高田 寛君    理事            小林 英三君            左藤 義詮君            大隈 信幸君            竹下 豐次君            藤井 丙午君    委員            河崎 ナツ君            中村 正雄君            羽生 三七君            板谷 順助君            小串 清一君            中山 壽彦君            門屋 盛一君            小林 勝馬君            鈴木 順一君            奥 むめお君            加賀  操君            島村 軍次君            鈴木 直人君            鈴木 清一君            小川 久義君   委員議員    在外同胞引揚問    題に関する特別    委員長     千田  正君   —————————————    議長      佐藤 尚武君    副議長     松嶋 喜作君   —————————————   衆議院議員    議院運営委員会    福利小委員会  今村 忠助君   国務大臣    内閣総理大臣    外 務 大 臣 吉田  茂君    国 務 大 臣 増田甲子七君   事務局側    事 務 総 長 近藤 英明君    参     事    (記録部長)  小野寺五一君    参     事    (議事部長)  河野 義克君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君   法制局側    参     事    (第一部長)  今枝 常男君    参     事    (第二部長)  寺光  忠君