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石田(真)
委員 原口大臣はそういう方だろうなと思って安心をしました。しかし、もし菅さんがこの本に書いたとおり、それは本に書いているんですから間違いないと思うんですよ、これは
内閣不一致ですよ。全然言っていることと違うじゃないですかということになるわけなんですよ。
それで、先ほどの「原理が変わる」は、この後もう一遍お聞きしようと思っていたんですが、おっしゃっていただきました。しかし、今の
答弁だけではどうもよくわからないですね。それともう一つは、そういうことについて
国民的な
理解が得られていないんですよ。一番
最初に申し上げましたけれども、
大臣の
地域主権、
神野先生が練れていない
概念は使うべきでないと言いましたけれども、練れていないままにどんどんやっている
感じなんですよ。ですから、
理解できないままに物事だけがどんどこどんどこ進んでいくんですよ。
国会法の改正にしたって、例えば今度の、人事がありましたね、ああいう問題にしても、
国民はだれもわかりませんよ、何をやっているのか。わからないんですよ。いや、我々は
政権をとったからいいんだと。きょうは内藤副
大臣と長谷川
政務官に来ていただいて、
質問させていただく時間がなくて申しわけないんですけれども、例えば
郵政の問題でもそうでしょう。
自民党のとき、あれはどれだけかけてやりましたか、二年間ぐらい我々
自民党の中で
議論しましたよ。ずうっと
議論したんです。
政府の方でも一年ぐらい
議論して、その都度全部オープンにしたんです。だから大変な動きになったんです。今、
政府の中でやっておられることがわからないじゃないですか。何か一千万が三千万になったり何やらで、それがまたそのうちに消えたり。それがほとんど我々のところに伝わらず、新聞でたまたま見るだけですよ。
民主党の人は
議論に入っていますか、入っていないでしょう。
国民的な
議論になっていないんです。それでいて、
郵政という問題だけで総
選挙をやったような大テーマ、それを百八十度転換しようと簡単に
政府案だけぽんと出してやるということですかということなんですよ。
だから、そういう手法については、今の
民主党のやり方はどうもおかしいのではないか。その根底にあるのは、次の
選挙までは我々のものだという菅さんのような
認識があるんじゃないかという懸念があるということを申し上げておきます。
こういう観点の
質問はこれからも続けさせていただきたいと
思います。それでは、終わらせていただきます。
どうもありがとうございました。