○松本(洋)
委員 自由
民主党の松本洋平でございます。本日は二法案に対しましての
審議ということでございまして、
質問の機会をちょうだいいたしました。
まず最初に、
石原先生同様、こうした大事な
審議の場に野党の方々が欠席をされるというのは、私は、
国民の皆さんに対しての責任が全く果たせていないんじゃないか、そんなことを強く思っているところでございます。そうした野党の
皆様方に対しまして、ぜひとも
審議に参加をしていただいて、スムーズに、今
国民が求めているのは
予算というものを何よりも早く、一刻も早く
成立をいたしまして、しっかりと
景気対策、そして
国民の
生活を守っていくためのさまざまな
施策というものを必ず実行していく、やはりこういう責任を政治がしっかり果たすということが求められているところでございますので、そうしたことをぜひとも野党の皆さんにはお願いをさせていただきたいと思っております。
また、
与謝野大臣におかれましては、今回三つの
大臣の職を兼任されるということでございまして、本当にお疲れさまでございますけれども、大変重要な時期でございますので、
与謝野大臣の御健闘、御活躍を心から、まず冒頭ではありますけれども、お祈りを申し上げたいと思っております。
ということで、早速
質問に入らせていただきたいと思っております。
現在、
日本経済は大変厳しい
状況に陥っているところでございます。私も、数多くの地元の会合等に出させていただきまして、多くの方々のお話を聞かせていただくわけですけれども、やはり今一番大きいのは、この
経済の危機を日本は果たしてどういうふうに乗り切っていくの、そして私たちの暮らしは一体どうなっていくの、そういう不安の声が極めて強いなというのを私自身肌で実感をしながら毎日活動をさせていただいております。
今国が、そして政治が果たさなければならない一番大きな役割は、こうした
国民の声にしっかりとこたえ、そして
国民の暮らしに安心を与えるというのが私は何よりも重要なことではないかと思っております。同時に、こういう不況の時期にだからこそ私自身大変強く感じるところがございまして、それが一体何かというと、日本の先人たちの偉大さというものを改めて感じさせていただきます。
例えば、今
我が国におきましては、
環境技術だったり
省エネ技術というのは大変高い競争力を持っているというようなことが言われるわけですけれども、では、こういう競争力が一体どこから生まれたかといえば、例えば、過去にあった公害の歴史、あの苦しみだったりとか、また、オイルショックで
我が国が大変な
経済的な混乱に陥った、そういう経験の中で先人たちがこのままじゃいけないということでさまざまな取り組みをし、実はそうした果実の上に乗っかっているのが今の日本の
経済、我々の暮らしじゃないかと思っております。
要は、何が言いたいかといえば、大変厳しい時代ではありますけれども、この一、二
年間に私たちがどのような取り組みをし、この危機から脱出をし、同時に次の世代にすばらしい日本を残していけるか、そうしたことがこの一、二年ぐらいの間に大きくかかわってくる、ある意味、この一、二年、三年の取り組みによってこれからの日本の将来は決まってくる、それぐらい大切な時期に実は差しかかっているのではないかと私は思っております。
そういう危機感、問題意識を持ちながら本日は
質問をさせていただきたいんですが、通告はしていないんですけれども、その前にちょっと幾つか
質問をさせていただきたいことがございます。それは一体何かといえば、この前の週末から今週の頭にかけまして、世界の中でさまざまな大きな行事といいますか出来事がございましたので、それに関してちょっと
大臣の所見をお伺いしてまいりたいと思います。
まず
一つ目でございますけれども、大変ショッキングな数字が先般発表をされまして、年率に換算すると一二・七%のGDPのマイナスというようなことが報道をされたところでございます。これに関しましての
大臣の御所見をまずお伺いさせていただきたいと思います。