運営者
Bitlet
姉妹サービス
kokalog - 国会
yonalog - 47都道府県議会
nisalog - 東京23区議会
serelog - 政令指定都市議会
hokkaidolog - 北海道内市区町村議会
aomorilog - 青森県内市区町村議会
iwatelog - 岩手県内市区町村議会
miyagilog - 宮城県内市区町村議会
akitalog - 秋田県内市区町村議会
yamagatalog - 山形県内市区町村議会
fukushimalog - 福島県内市区町村議会
ibarakilog - 茨城県内市区町村議会
tochigilog - 栃木県内市区町村議会
gunmalog - 群馬県内市区町村議会
saitamalog - 埼玉県内市区町村議会
chibalog - 千葉県内市区町村議会
tokyolog - 東京都内市区町村議会
kanagawalog - 神奈川県内市区町村議会
nigatalog - 新潟県内市区町村議会
toyamalog - 富山県内市区町村議会
ishikawalog - 石川県内市区町村議会
fukuilog - 福井県内市区町村議会
yamanashilog - 山梨県内市区町村議会
naganolog - 長野県内市区町村議会
gifulog - 岐阜県内市区町村議会
sizuokalog - 静岡県内市区町村議会
aichilog - 愛知県内市区町村議会
mielog - 三重県内市区町村議会
shigalog - 滋賀県内市区町村議会
kyotolog - 京都府内市区町村議会
osakalog - 大阪府内市区町村議会
hyogolog - 兵庫県内市区町村議会
naralog - 奈良県内市区町村議会
wakayamalog - 和歌山県内市区町村議会
tottorilog - 鳥取県内市区町村議会
shimanelog - 島根県内市区町村議会
okayamalog - 岡山県内市区町村議会
hiroshimalog - 広島県内市区町村議会
yamaguchilog - 山口県内市区町村議会
tokushimalog - 徳島県内市区町村議会
kagawalog - 香川県内市区町村議会
ehimelog - 愛媛県内市区町村議会
kochilog - 高知県内市区町村議会
fukuokalog - 福岡県内市区町村議会
sagalog - 佐賀県内市区町村議会
nagasakilog - 長崎県内市区町村議会
kumamotolog - 熊本県内市区町村議会
oitalog - 大分県内市区町村議会
miyazakilog - 宮崎県内市区町村議会
kagoshimalog - 鹿児島県内市区町村議会
okinawalog - 沖縄県内市区町村議会
使い方
FAQ
このサイトについて
|
login
×
kokalog - 国会議事録検索
2008-03-18 第169回国会 参議院 文教科学委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十年三月十八日(火曜日) 午後一時二分開会 ─────────────
委員氏名
委員長
関口
昌一
君 理 事
佐藤
泰介
君 理 事 林
久美子
君 理 事
坂本由紀子
君 理 事 水落 敏栄君
植松恵美子
君
大島九州男
君
亀井
郁夫
君
木俣
佳丈君
谷岡
郁子
君 友近
聡朗
君
西岡
武夫
君
藤谷
光信
君
水岡
俊一
君
中曽根弘文
君
西田
昌司
君
山谷えり子
君
義家
弘介
君
浮島とも子
君
浜四津敏子
君 ─────────────
委員
の
異動
二月五日
辞任
補欠選任
大島九州男
君
榛葉賀津也君
二月六日
辞任
補欠選任
榛葉賀津也君
大島九州男
君 二月二十六日
辞任
補欠選任
大島九州男
君 白
眞勲
君
谷岡
郁子
君
喜納
昌吉
君 二月二十七日
辞任
補欠選任
喜納
昌吉
君
谷岡
郁子
君 白
眞勲
君
大島九州男
君 二月二十八日
辞任
補欠選任
植松恵美子
君
喜納
昌吉
君 二月二十九日
辞任
補欠選任
喜納
昌吉
君
植松恵美子
君 三月十七日
辞任
補欠選任
植松恵美子
君
川崎
稔君 友近
聡朗
君
広田
一君 三月十八日
辞任
補欠選任
水岡
俊一
君
加賀谷
健君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
関口
昌一
君 理 事
佐藤
泰介
君 林
久美子
君
坂本由紀子
君 委 員
大島九州男
君
加賀谷
健君
亀井
郁夫
君
川崎
稔君
木俣
佳丈君
谷岡
郁子
君
西岡
武夫
君
広田
一君
藤谷
光信
君
中曽根弘文
君
西田
昌司
君
山谷えり子
君
義家
弘介
君
浮島とも子
君
浜四津敏子
君
国務大臣
文部科学大臣
渡海紀三朗
君 副
大臣
文部科学
副
大臣
池坊
保子
君
文部科学
副
大臣
松浪健四郎
君
大臣政務官
文部科学大臣政
務官
原田 令嗣君
文部科学大臣政
務官
保坂 武君
事務局側
常任委員会専門
員 渡井 敏雄君 ───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
国政調査
に関する件 ○
教育
、
文化
、
スポーツ
、
学術
及び
科学技術
に関 する
調査
(
文教科学行政
の
基本施策
に関する件) (
平成
二十年度
文部科学省関係予算
に関する件 ) ─────────────
関口昌一
1
○
委員長
(
関口昌一
君) ただいまから
文教科学委員会
を開会いたします。
委員
の
異動
について御報告いたします。 昨日、
植松恵美子
君及び友近
聡朗
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
川崎稔
君及び
広田一
君が選任されました。 また、本日、
水岡俊一
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
加賀谷健
君が選任されました。 ─────────────
関口昌一
2
○
委員長
(
関口昌一
君)
国政調査
に関する件につきましてお諮りいたします。 本
委員会
は、
今期国会
におきましても、
教育
、
文化
、
スポーツ
、
学術
及び
科学技術
に関する
調査
を行いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
関口昌一
3
○
委員長
(
関口昌一
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
関口昌一
4
○
委員長
(
関口昌一
君)
教育
、
文化
、
スポーツ
、
学術
及び
科学技術
に関する
調査
を議題といたします。 まず、
文教科学行政
の
基本施策
について、
渡海文部科学大臣
から
所信
を聴取いたします。
渡海文部科学大臣
。
渡海紀三朗
5
○
国務大臣
(
渡海紀三朗
君) 第百六十九回
国会
において各般の
課題
を御
審議
いただくに当たり、私の
所信
を申し上げます。 昨年は、
教育
三法の成立を始め、新しい
教育基本法
の
理念
を踏まえた諸
改革
が
名実とも
にスタートしました。本年は、
改正教育基本法
を踏まえ、
社会教育法等
の
改正
、公共の精神、伝統や
文化
の尊重に関する
教育内容
などの
充実
を含む
学習指導要領
の
改訂
など
関係法制
の
整備
を引き続き進めるとともに、
教育施策
の総合的、
計画
的な
推進
を図るため、今後十年先を見通しつつ、五年間を期間とする
教育振興基本計画
を策定し、
学校
、
家庭
、
地域
、
行政
が
一体
となった
教育再生
の道筋を明確にします。 信頼される
公教育
を確立し、
教育再生
の
取組
を真に実効あるものとするためには、
教員
に優れた
人材
を
確保
し、頑張る
教員
を
支援
することが不可欠です。
教員
の
子供
と向き合う時間を
拡充
する観点から、千人の
定数増
を含む
教職員定数
の
改善
、
外部人材
の
活用
、
教育現場
の
IT化
、
事務
の
外部化
などを通じた
学校現場
の
負担軽減
を図るため、必要な
経費
を
平成
二十年度
予算案
に盛り込むとともに、
公立義務教育
諸
学校
の
学級編制
及び
教職員定数
の標準に関する法律の
改正案
を今
通常国会
に提出しました。また、
部活動手当
の倍増、副校長、
主幹教諭等
の新たな職の処遇などを通じ、めり張りのある
教員給与体系
を構築します。 さらに、
教員免許更新制
の円滑な
実施
や、
指導
が不適切な
教員
に対する
人事管理システム
の厳格な運用に取り組むとともに、
教員評価
や
現職研修
の
推進
、
ICT指導力
の
向上
のための
取組
などを通じて、教えるプロとしての
教師
の
資質向上
に取り組みます。
児童生徒
の
学力
については、
全国学力
・
学習状況調査
やOECDの
PISA調査
の結果等において、基礎的、基本的な
知識
や
技能
を実生活で
活用
する
能力
や
学習
に関する興味、関心に
課題
があることが明確になっております。 このため、今年度中に予定している
学習指導要領
の
改訂
においては、生きる力をはぐくむという
現行学習指導要領
の
理念
を継承しつつ、基礎的、基本的な
知識
、
技能
を確実に定着させるとともに、それらを
活用
した
課題解決
に必要な
思考力
、
判断力
、
表現力
や学ぶ
意欲
などをはぐくむため、
授業時数
を増加し、
国語教育
、
理数教育
、
外国語教育
の
充実
を図ります。また、算数、数学、理科などにおいて可能なものは
平成
二十一年度から先行
実施
するとともに、引き続き総合的な
学力向上策
を
推進
し、すべての
子供たち
に確かな
学力
を身に付けさせます。
道徳教育
については、
道徳教育推進教師
を中心とした全校的な
取組体制
の下、
発達段階
に応じた
指導
の
重点化
を行うとともに、教材の
充実
を図ります。また、
社会
全体で
子供
の心の健やかな
発達
の
支援
や
道徳教育
を進めるための
方策
について
調査研究
を行います。
自然体験活動
、
職場体験活動
、
奉仕体験活動
、
読書活動
などの
推進
を図るとともに、
情報教育
、
環境教育
、
人権教育
、
キャリア教育
、
職業教育
などを
推進
します。 なお、
教科書検定
については、
教科用図書検定調査審議会
における
審議
の
透明性
の
向上
などについての御指摘を踏まえ、
検定手続
の
改善方策
を検討します。
発達障害
を含む
障害
のある
子供たち
一人一人の
教育的ニーズ
に応じた
特別支援教育
や、
海外子女
、
外国人児童生徒
の
教育
を
推進
します。 また、
幼児教育
の
無償化
については、
歳入改革
に併せて、財源、
制度等
の問題を総合的に検討するとともに、
認定こども園制度
の
活用促進
など
幼児教育
の
振興
を図ります。
子供
の
心身
の健康、安全の
確保
が
喫緊
の
課題
となっている現状を踏まえ、メンタルヘルスに関する
課題
や
アレルギー疾患
などへの
対応
、
学校給食
で使用する食品の更なる
安全確保
に努めるとともに、
学校保健
、
学校
安全に関する
設置者
の
役割
の
明確化
、各
学校
と
地域
の
関係機関
との
連携
、
栄養教諭
を中核とした
食育
の
推進
などを盛り込んだ
学校保健法等
の
改正案
を今
通常国会
に提出しました。 また、
青少年
を取り巻く
有害環境対策
や
情報モラル教育
の
推進
を図るとともに、
いじめ
の
早期発見
、
早期対応
を徹底し、
スクールカウンセラー
や
スクール
ソーシャルワーカーの
活用
などの
教育相談体制
の
整備
、
いじめ
を許さない
学級づくり
に取り組みます。
子供たち
が一日の大半を過ごす
活動
の場であり
地域住民
の
応急避難場所
ともなる
学校施設
の
耐震化
は
喫緊
の
課題
であり、最
優先事項
として取り組んでまいります。 真の
教育再生
は、信頼される
学校づくり
と
家庭
、
地域
の
教育力
の
向上
が相まって初めて達成されるものです。 このため、
全国学力
・
学習状況調査
を継続的に
実施
し、各
学校
の
教育活動等
の
改善
を図るとともに、
学校評価
の更なる定着と
情報公開
、コミュニティ・
スクール
の
設置
など、
保護者
や
地域住民
の参画による
学校づくり
を
推進
します。 また、身近な
地域
において、
子育て
に関する
情報
や
学習機会
の
提供
、
相談体制
の
充実
を図る
仕組み
をつくるなど、きめ細やかな
家庭教育支援
を
推進
します。 さらに、
全国各地
で
地域
が
学校教育
を
支援
する
体制
を構築する
学校支援地域本部事業
を新たに
実施
するとともに、
放課後等
の
子供
の安全、
安心
な
活動拠点
を
確保
する
放課後子どもプラン
を引き続き
推進
します。
知識基盤社会
における
大学
の
役割
は、豊かな教養と
専門的知識
を備えた
人材
を
養成
するとともに、優れた
研究
により知の
創造
と
発展
を図り、
社会
に貢献することです。 各
大学
がこのような
役割
を十分果たせるよう、
基盤的経費
である
国立大学法人運営費交付金
や
施設整備費
、
私学助成費
を措置するとともに、
国公私立大学
を通じた競争的な
環境
を整え、
世界最高水準
の
教育研究拠点
の
形成
、
地域振興
の核となる
大学
間の戦略的な
連携強化
、
大学教育
の質の
向上
、
高度専門職業人
の
養成
、
産学連携
を通じた
人材養成
など、各
大学
が持つ多様な機能に応じた
支援
を行います。また、国際的な
大学
間の
相互連携
を
推進
するとともに、新たに
留学生
三十万人
計画
の
具体化
に向けて検討を進め、その
実現
に努めます。さらに、
高等専門学校教育
を
推進
するとともに、今般
拡充
を図ることといたしました
奨学金事業
などにより学生への
支援
にも精力的に取り組みます。
喫緊
の
課題
であるへき地や小児科、産科などの
診療科
における
医師不足解消
のため、
地域医療
を担うこれらの
医師
の
養成確保
に全力で取り組みます。
科学技術
・
学術
は
我が国
が豊かに
発展
していくための原動力であり、その
振興
が不可欠です。昨年も、
ヒトiPS細胞
の樹立や、
月表面
の
ハイビジョン映像
を撮影した
月周回衛星
「かぐや」の打ち上げなど
世界
に誇れる
成果
が上がりました。また、
土井宇宙飛行士
が搭乗したスペースシャトル・
エンデバー号
が打ち上げられ、
我が国初
の
有人宇宙施設
「きぼう」の建設が始まったことも、
我が国
の
宇宙開発
にとって大きな一歩です。特に、
iPS細胞
に関する
研究
は
再生医療
の
実現
に向け極めて重要であり、
オールジャパン
の
研究推進体制
の構築を強力に
推進
してまいります。
科学技術創造立国
として、
我が国
がこのような
成果
を今後とも生み育てるためにも、
大学
や
研究機関
、
産業界
、
地方
、国が各々の
能力
を最大限に発揮し、
一体
となって
イノベーション
を
創出
、
促進
し得る
環境
を醸成することが重要であります。 このため、
世界
をリードする優秀な
人材
を
養成確保
し、その
能力
が十分に発揮されるよう、
理数教育
の
充実
に加え、
若手
、
女性
、
外国人
など多様な
人材
が活躍できる
研究環境
の
整備
に努めます。また、
国立大学
や
研究機関等
の
先端研究施設
の
整備充実
や
共同利用
の
促進
、
科学研究費補助金
など
競争的資金
の
拡充
、
世界最高水準
の
研究拠点
の
整備
に努めます。そして、独創的、先端的な
基礎研究
から生まれた
イノベーション
の種を実らせる
仕組み
を
強化
すべく、
産学官連携
の
強化
や
地域
の
活性化
にも資する
知的クラスター
の創成などに努めます。また、不合理な重複や過度の
集中
を排除し、
研究費
を効果的に配分するため、
府省共通研究開発管理システム
、
e—Rad
の
活用
を
促進
してまいります。
ライフサイエンス
、
情報通信
、
環境
、
ナノテクノロジー
・材料、
原子力
、
宇宙
・航空、地震・
防災
、南極・
海洋等
の各
分野
の
研究開発
については、安全、
安心
の
確保
など
社会
、
国民
の
ニーズ
の高いもの、
国際競争力強化
や
国際貢献
に資するものなど、選択と
集中
を図りながら戦略的に
推進
します。特に
原子力
については、
研究施設等
から発生する低
レベル放射性廃棄物
の処分を確実に
実施
するため、
独立行政法人日本原子力研究開発機構法
の
改正案
を今
通常国会
に提出しました。
宇宙輸送システム
、
海洋地球観測探査システム
、
高速増殖炉サイクル技術
、
世界最高性能
の
次世代スーパーコンピューター
、
エックス線自由電子レーザー
の五つの
国家基幹技術
の
研究開発
についても、着実に
推進
します。 政府全体の
科学技術外交推進
の
方針
を踏まえ、
先端科学技術分野
での
国際協力
や、
環境
・エネルギー問題、
防災
や
感染症対策
といった
地球的課題
の
解決
に向けた
国際協力
を戦略的に
推進
します。 本年八月の
北京オリンピック競技大会
において
日本選手団
が活躍できるよう、本年一月に供用を開始した
ナショナルトレーニングセンター
の
活用
などにより、
世界
のひのき舞台で活躍できる
トップレベル競技者
の
育成強化
を
支援
するとともに、二〇一六年
オリンピック競技大会
の
日本開催
の
実現
に向けて、東京都の
招致活動
を積極的に
支援
してまいります。また、
総合型地域スポーツクラブ
の
育成支援
などに努め、生涯
スポーツ社会
の
実現
を図ります。さらに、
学校体育
や
運動部活動
を通じた
子供
の
体力向上
に努めます。
文化芸術立国
の
実現
を目指し、
文化芸術
の継承、
発展
、
創造
を担う
人材
の
育成
、
文化芸術活動
の
戦略的支援
、
子供
の
文化芸術活動
の
充実
、
文化財
の
保存
、
活用
、
国際文化交流
・
協力
を通じた
文化発信
に取り組みます。また、
国土交通省
と
協力
して
歴史的風致
の
維持向上
を通じた
まちづくり
のための
法整備
に取り組むなど、
関連分野
とも
連携
して
地域文化
の
振興
による
地域活性化
の
取組
を
支援
します。さらに、新しい時代に
対応
した
著作権施策
を
推進
するとともに、
国語
の正しい理解が進むよう努めます。 このほか、各
分野
における
我が国
の知恵と
経験
を生かした
国際交流
、
国際協力
の戦略的な
推進
、
行政改革
や
地方再生
の着実な
推進
などの
課題
にも積極的に取り組みます。 私は、今後とも、
国民
の皆様の強い期待を真摯に受け止め、
スピード感
と
緊張感
を持って様々な
取組
を力強く進めてまいりたいと考えております。引き続き、
関係各位
の御
指導
と御鞭撻をいただきますように心よりお願いを申し上げます。
関口昌一
6
○
委員長
(
関口昌一
君) 次に、
平成
二十年度
文部科学省関係予算
について、
池坊文部科学
副
大臣
から
説明
を聴取いたします。
池坊文部科学
副
大臣
。
池坊保子
7
○副
大臣
(
池坊保子
君)
平成
二十年度
文部科学省関係予算
につきまして、その概要を御
説明
申し上げます。
平成
二十年度
予算
の編成に当たっては、
教育再生
や
科学技術
・
学術
の
振興
、さらに、
スポーツ
、
文化芸術
の
振興
などの
施策
を総合的に展開するため、
文部科学予算
の
確保
に努めてきたところでございます。
文部科学省所管
の
一般会計予算額
は五兆二千七百三十九億円、
エネルギー対策特別会計
は一千四百七十四億円となっております。 以下、
平成
二十年度
予算
における主な
事項
について御
説明
を申し上げます。 第一に、
初等中等教育
の
充実
を図るための
関連施策
を総合的に進めることとしており、中でも、
教員
の
子供
と向き合う時間を
拡充
するため、千人の
定数増
を含む
教職員定数
の
改善
など
義務教育費国庫負担金
に一兆六千七百九十六億円、
退職教員
や
社会人経験者
など
外部人材
の
活用
に二十九億円、
地域
全体による
学校教育
に対する
支援体制づくり
を行う
学校支援地域本部事業
に五十億円を計上しております。 また、
教員給与
の見直しについては、
教員給与体系
のめり張り付けを行う一方、
基本方針
二〇〇六に基づく
人材確保法
による
教員給与
の
優遇措置
の縮減に取り組むこととしております。 このほか、
平成
二十一年度
導入予定
の
教員免許更新制
の円滑な
実施
に向けた
事業
、
いじめ問題等
への
対応
など
生徒指導
に関する
施策
、
教育水準
の
向上
を図るため全国的な
学力調査
の
実施
、
充実
した
教育
を支える
環境
の
整備
の一環として
特別支援教育
の
推進
を図ることとしております。 さらに、
学校施設
の
耐震化等
、直面する諸
課題
に積極的に
対応
できる
学校施設づくり
を
推進
するため、一千五十一億円を計上しております。 第二に、
学校
、
家庭
、
地域
の
教育力
の
向上
を図るため、
家庭教育支援チーム
による
子育て
に関する
情報
や
学習機会
の
提供
、
相談体制
の
充実
など、きめ細やかな
家庭教育支援
に十五億円を計上するとともに、
放課後等
の
子供
の安全、
安心
な
活動拠点
を
確保
する
放課後子どもプラン
を引き続き
推進
するため七十八億円を計上し、また、
子供
の
心身
の健康を守り、安全、
安心
を
確保
するため、
学校すこやかプラン
などによる
健康教育
や
青少年
の
意欲
を高める
体験活動
を
推進
することとしております。 第三に、新たな
状況変化
に
対応
した
大学改革
を
推進
するため、
国公私立大学
を通じた
大学教育改革
の
支援
の
充実
などに六百八十億円を計上するとともに、
国立大学等
における
教育研究
の
充実
と
活性化
を図るために
国立大学法人運営費交付金
として一兆一千八百十三億円、また、第二次
国立大学等施設緊急整備
五か年
計画
に基づき、重点的、
計画的整備
の
推進
を図るため五百十九億円を計上しております。 第四に、
私学助成
について、私立の
大学
や
高等学校等
に対する
経常費補助
に総額四千二百八十七億円を計上するなど、
私学
の
振興
を図ることとしております。 第五に、
奨学金事業
の
拡充
を図るため、
貸与人員
で七万五千人を増員し、百二十一万九千人に貸与するため、
事業費
で九千三百五億円を計上しております。 第六に、
国際教育交流
・
協力
を
推進
するため、
大学
の
国際化
と
留学生交流
の
推進
に四百二十一億円を計上するとともに、G8
大学サミット等
の
国際会議
の
開催
や
外国人
の
生活環境適応
のための
教育
の
充実
を図ることとしております。 第七に、豊かな
スポーツ環境整備
を
推進
するため、
ナショナルトレーニングセンター
の
整備推進
を始めとする
我が国
の
国際競技力
の
向上
、生涯
スポーツ社会
の
実現
及び
子供
の
体力
の
向上
を図るために百九十億円を計上することとしております。 第八に、
文化芸術
による
国づくり
の
推進
について、国宝、
重要文化財
の
緊急保存修理
など
文化財
の
保存整備
、
活用
に三百七十億円を計上するとともに、
こども
の
文化芸術体験活動
を始めとする
文化芸術創造プラン
、「
日本文化
の魅力」
発信プラン
、
文化財
の
国際協力
の
推進
及び
文化芸術拠点
の
充実
を図ることとしております。 第九に、
科学技術
の
分野
における
次世代
を担う
人材
への投資の
充実強化
を図るため、
イノベーション創出
の担い手となる
若手
、
女性研究者等
への
支援
の
強化
に八百五十八億円を計上するとともに、
子供たち
への
理数教育
の
充実
など、
初等中等教育段階
から
研究者育成
まで一貫した総合的な
人材育成施策
を
推進
することとしております。 第十に、
基礎研究
の
充実
と
研究環境
の
整備
を図るため、
科学研究費補助金
を始めとした
競争的資金
について三千七百八十八億円を計上するとともに、
世界トップレベル
の
研究拠点
の
形成
、
基礎研究
からの
技術シーズ
の
創出
、
産学官連携
の戦略的な展開、
地域イノベーションシステム
の
強化
、
科学技術
の
国際活動
の
戦略的推進
などに取り組むこととしております。 第十一に、
国家基幹技術
などの着実な
推進
を図ることとし、
宇宙輸送システム
の
整備等
に四百五億円、
次世代スーパーコンピューター
の
開発等
に百四十五億円計上しているほか、昨年、
京都大学
において、
ヒト
の皮膚から作り出すことに成功した、
iPS細胞研究
を含めた
再生医療
の
実現化プロジェクト
に二十億円を計上するなど、各
分野
の
研究開発
を戦略的に
推進
することとしております。 以上、何とぞよろしく御
審議
くださいますようお願い申し上げます。 なお、これらの
具体
の
内容
につきましては、お手元に資料をお配りいたしておりますので、
説明
を省略させていただきます。
関口昌一
8
○
委員長
(
関口昌一
君) 以上で
所信
及び
予算説明
の聴取は終わりました。 本日はこれにて散会いたします。 午後一時二十五分散会