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赤羽委員 いつまでも補助金をずっと続けるというのは答えにくいと
思いますが、
肉骨粉の処理代が
牛肉の価格に転嫁できるというのはなかなか複雑過ぎる話だと
思いますし、そんなに簡単なことじゃないと
思いますので、知恵を出して、新しいスキームをつくることにまず全力を挙げながら、その知恵が出尽くす前に補助金を安易に切るようなことがないように、ぜひ強くお願いをしたいというふうに思っています。
最後に、今回この
法案の中でも言われるんでしょうけれ
ども、要するに、経営が不安定になっている関連業者、特に、
牛肉販売の事業を行う者、
飲食店営業者等に対しても、その経営の安定を図るために必要な
措置を講ずるものとするというのが、今回の特別
措置法の
一つの大きな目的だというふうに、そう理解をしております。
今回の
BSE問題に関する
調査検討
委員会の報告でも、やはりもう少し
川下にしっかり
対策をとるべきではないか、こういった厳しい報告もあったようですし、
大臣の御答弁でも、私の
質問に対しても、私
ども今財務省に向けて川上
対策じゃなくて
川下対策にももっと重点を置かなきゃならないんだということを言っているとか、問題は先ほど申し上げましたように消費の回復でございますといったことが繰り返し御答弁があったところでございます。
この点について、先ほど
鮫島先生の
質問で
中小企業庁からるる答弁があったけれ
ども、私は、根本的に間違いがあるということを
指摘したいと思うんですよ。要するに、営業が、
小売高というか商売の取引が下がった、売れなくなった、だから金を借りるという発想にはならないんですよ。金を借りるときというのは、設備投資をするとか、前向きなときにお金を借りて、そして前向きなことをやっているから返そうというのが商売人の発想ですよ。売り上げが七割も減している、八割も減している、大変だ、そこで金を借りるというのは、まさに自分の首を絞めることにつながるんだけれ
ども、とりあえず今は自分の首が絞まることだけは避けたい、先送りしようということですよ。
だから、
現場を歩いてみていただければわかると思うけれ
ども、
中小企業庁のセーフティーネットの
保証は大変すばらしい
制度であるけれ
ども、それがフルに機能したかどうかというのは検証する必要があると
思いますよ。金を借りられないような零細
小売店をどうしていくのかといったことがやはり一番大事だというふうに私は
思います。
BSE問題のこのポンチ絵でこの前も農水の
質問をしたんだけれ
ども、やはり、川上に対してはいろいろな知恵が出ているんですね。
BSEマル緊事業ですか、私、こんなこと初めて聞きましたけれ
ども、この
BSE問題で。コストの
部分に家族労働費を含めたなんというのを、だれの知恵だか、びっくりするような緊急事業
対策費なんだけれ
ども、こういったことはやはり
川下にも考えていかないと、本当に救えないと
思いますよ。
ですから、特例融資ができるからといって、それで済むというようなことではなくて、ぜひ、ここに、この新しい
法案にそういったことを目的として掲げられる以上、やはり、物すごく苦しんでいる零細の
小売店のところに実際に足を運んで、どういった
対策が必要なのかといったことを真剣に議論をしていただきたい。
農水省の答弁は、こういう
質問をしますと、二千円のフードクーポン券を五万人に配りましたなんという、総額一億円みたいなことを偉そうに答えるんだけれ
ども、そんなの、効果があったのかないのかということも検証して、本来、こういう
小売業の
人たちがダメージを受けたときにとるべき
対策というのは、ぜひ、今回新しい
法律ができることを契機によくよく考えていただきたい。これは本当に食肉の
小売店の
人たちの切なる声だというふうに
思いますが、最後に、
大臣はもう御退席ですので、副
大臣の御答弁をいただいて、私の
質問を終わりにさせていただきたいと
思います。