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1999-11-19 第146回国会 衆議院 議院運営委員会 第7号 公式Web版

  1. 会議録情報

    平成十一年十一月十九日(金曜日)     午後零時三十分開議衆議院規則第六十七条の二による)  出席委員    委員長 大島 理森君    理事 逢沢 一郎君 理事 遠藤 武彦君    理事 御法川英文君 理事 古屋 圭司君    理事 熊代 昭彦君 理事 佐藤 敬夫君    理事 伊藤 忠治君 理事 東  順治君       大野 松茂君    奥谷  通君       新藤 義孝君    棚橋 泰文君       能勢 和子君    野田 聖子君       宮腰 光寛君    奥田  建君       島   聡君    松崎 公昭君       旭道山和泰君    中野  清君       江崎 鐵磨君    吉田 幸弘君       東中 光雄君    畠山健治郎君     …………………………………    議長           伊藤宗一郎君    副議長          渡部 恒三君    事務総長         谷  福丸君     ————————————— 委員の異動 十一月十九日  辞任         補欠選任   小野寺五典君     宮腰 光寛君   井上 喜一君     吉田 幸弘君   東中 光雄君     辻  第一君 同日  辞任         補欠選任   宮腰 光寛君     小野寺五典君   吉田 幸弘君     井上 喜一君   辻  第一君     東中 光雄君 同日  理事井上喜一君同日委員辞任につき、その補欠として井上喜一君が委員長の指名で理事に選任された。     ————————————— 本日の会議に付した案件  厚生委員会公聴会開会承認要求の件     午後零時三十分開議      ————◇—————
  2. 大島理森

    大島委員長 これより会議を開きます。  公聴会開会承認要求の件についてでありますが、厚生委員長から、国民年金法等の一部を改正する法律案年金資金運用基金法案年金福祉事業団解散及び業務の承継等に関する法律案の各案について、公聴会開会承認要求書が提出されてまいりました。  本件について御協議願います。  逢沢一郎君。
  3. 逢沢一郎

    逢沢委員 自由民主党の意見を開陳させていただきます。  議院運営委員会としては、議長から諮問のありました、厚生委員会で現在質疑に付されております年金制度改革関連法案についての公聴会開会承認要求について、これを速やかに承認すべきものと決定すべきである、そう考えます。  御案内のように、年金制度関連法案は、今国会において重要かつ広範な議案と位置づけ、さきの十六日の本会議趣旨説明総理大臣出席をいただいたわけであります。このような国民各界各層が注視をしているいわゆる重要法案について、国民国会審議に参加できる貴重な制度である公聴会開会はまことに適当なことである、そのように判断をいたしております。したがいまして、厚生委員会からの開催要求について、これを速やかに承認すべきであることを強く求めるものでございます。  以上です。
  4. 大島理森

  5. 佐藤敬夫

    佐藤(敬)委員 ただいま議題となりました厚生委員会公聴会日程設定の件につきまして、民主党を代表して反対の立場から討論を行います。  以下、反対理由を申し述べます。  厚生委員会に付託されていますいわゆる年金法案は、第百四十五国会に提出され、継続審議となっていたものであります。継続審議となった理由は言わずもがなでありますが、これらの法案国民生活にかかわる極めて重要な法案であり、さき通常国会では十分な審議時間を確保できなかったためであります。  今臨時国会に至り、去る十一月十六日の本会議趣旨説明並びに各党の質疑が行われ、一昨日、厚生委員会審議入りいたしました。おととい審議入りしたばかりであります。審議時間は、与党が一時間三十分、野党が二時間三十分、合わせてもわずか、たった四時間の審議を行ったにすぎません。  この年金法案には、年金福祉事業団の廃止や年金自主運用など、重要な課題が多数含まれております。二十一世紀には超高齢化社会を迎えると言われている我が国において、年金が将来どのようになるのかが国民の最大の関心事となっています。したがって、これらの法案については、当然のことながら、慎重かつ十分な審議時間を求めるところであります。当然、厚生委員会ではそのように審議が行われると考えております。  さて、国会法五十一条には、一般的関心及び目的を有する重要な案件について、公聴会を開くことができる旨の規定があります。  問題は、公聴会はそもそも何のために開催されるのかであります。公聴会は、委員会審議を十分に行い、問題点、諸課題が明らかになった時点で開催し、国民意見を十分に踏まえ、委員会審議に反映させていくために行うものであります。厚生委員会はそのような審議状況に到達しているでしょうか。先ほども申し述べましたが、公聴会日程設定までの審議時間はたった四時間であります。  以上の点を考えますと、今回の厚生委員会における公聴会日程設定は明らかに時期尚早であります。  また、公聴会日程設定に当たっての厚生委員長委員会運営は強引かつ横暴であり、公聴会日程設定が正常に行われたとは到底言いがたいものであります。  以上が理由であります。  したがって、私は、この公聴会日程設定には納得できません。断固反対をいたします。
  6. 大島理森

  7. 東中光雄

    東中委員 日本共産党を代表して、一言意見を申し上げます。  今回の年金法の三法案は、日本年金制度全体を抜本的に改悪するという非常に重大な法案であります。その影響するところは、国民各階層すべてにわたるということがあります。  そういう案件でありますから、公聴会を開いて国民意見を十分聞くということは必要でありますが、審議はただいま入ったばかりであります。審議をうんと尽くして、そして争点を明らかにして、その上で、国民意見を聞いてさらに審議を深めるということをすべきであります。  公聴会をやることで、採決への道を急ぐというふうな意図が明らかであります今回の公聴会日設定には、強く反対するものであります。  以上です。
  8. 大島理森

  9. 畠山健治郎

    畠山委員 一言反対討論に参加をさせていただきます。  今回の年金法の改正は、適正化という名の給付水準五%の引き下げ、いわゆる社会保障の後退であり、年金の根幹にかかわる問題でございます。にもかかわらず、審議はまだ入り口、ほんのわずかよりなされておりません。  ましてや、年金福祉事業団解散等々の問題からすれば、責任問題が伴う重大な中身が入っておるわけでありまして、十分な審議を尽くしてもらわなきゃならないはずであります。  よって、公聴会そのものには反対するつもりはありませんが、二十五日の公聴会には断固反対をいたします。
  10. 大島理森

    大島委員長 それでは、厚生委員会からの公聴会開会承認要求の件につきましては、これを承認すべきものと議長に答申するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手
  11. 大島理森

    大島委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。     午後零時三十七分散会