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1980-10-03 第93回国会 参議院 公害及び交通安全対策特別委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
五十五年十月三日(金曜日) 午後二時四十二分開会
—————————————
昭和
五十五年十月三日議長において本
委員
を左 のとおり
指名
した。
石本
茂君 大石 武一君 加藤 武徳君
金井
元彦
君
亀長
友義
君
坂野
重信
君
山東
昭子
君
関口
恵造
君
内藤
健君 平井 卓志君 藤井 丙午君
増岡
康治
君
森下
泰君
山崎
竜男
君
坂倉
藤吾
君
田中寿美子
君
高杉
廸忠君
戸叶
武君
山崎
昇君
小平
芳平
君
中野
鉄造
君
馬場
富君 沓脱
タケ子
君
中村
鋭一
君 江田 五月君
—————————————
出席者
は左のとおり。
委員長
山崎
昇君 理 事
山東
昭子
君
増岡
康治
君
坂倉
藤吾
君 沓脱
タケ子
君
中村
鋭一
君 委 員
石本
茂君
金井
元彦
君
亀長
友義
君
坂野
重信
君
関口
恵造
君
内藤
健君
森下
泰君
山崎
竜男
君
田中寿美子
君
高杉
廸忠君
戸叶
武君
小平
芳平
君
中野
鉄造
君
事務局側
常任委員会専門
員 今藤 省三君
—————————————
本日の
会議
に付した案件 ○
特別委員長互選
○
理事選任
の件 ○
公害
及び
環境保全
並びに
交通安全対策樹立
に関 する
調査
(
派遣委員
の
報告
)
—————————————
〔
戸叶武
君
委員長席
に着く〕
戸叶武
1
○
戸叶武
君 ただいまから
公害
及び
交通安全対策特別委員会
を開会いたします。 本
院規則
第八十条により、年長のゆえをもちまして私が
委員長
の
選任
につきその議事を主宰いたします。 これより
委員長
の
選任
を行います。 つきましては、
選任
の
方法
はいかがいたしましょうか。
増岡康治
2
○
増岡康治
君
委員長
の
選任
は、
主宰者
の
指名
に一任することの
動議
を提出いたします。
戸叶武
3
○
戸叶武
君 ただいまの
増岡
君の
動議
に御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
戸叶武
4
○
戸叶武
君 御
異議
ないと認めます。 それでは、
委員長
に
山崎昇
君を
指名
いたします。(拍手)
—————————————
〔
山崎昇
君
委員長席
に着く〕
山崎昇
5
○
委員長
(
山崎昇
君) 一言ごあいさつを申し上げます。 前国会に引き続きまして
委員長
に
選任
されました。
委員各位
の御
協力
をいただきましてその任務を遂行いたしたいと存じます。よろしく御
協力
をお願いいたします。
—————————————
山崎昇
6
○
委員長
(
山崎昇
君) それでは、引き続き
理事
の
選任
を行います。 本
委員会
の
理事
の数は六名でございます。
理事
の
選任
につきましては、先例により、
委員長
の
指名
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
山崎昇
7
○
委員長
(
山崎昇
君) 御
異議
ないと認めます。 それでは、
理事
に
山東昭子
君、
増岡康治
君、
坂倉藤吾
君、
馬場富
君、沓脱
タケ子
君、
中村鋭一
君を
指名
いたします。
—————————————
山崎昇
8
○
委員長
(
山崎昇
君)
公害
及び
環境保全
並びに
交通安全対策樹立
に関する
調査
を議題といたします。 先般当
委員会
が行いました
委員派遣
について、
派遣委員
の
報告
を聴取いたします。
坂倉
君。
坂倉藤吾
9
○
坂倉藤吾
君
委員派遣
の
報告
を申し上げます。
山崎委員長
、
馬場理事
、
内藤委員
、
戸叶委員
及び私、
坂倉
は、去る九月十八日から二十日までの三日間の日程で、
岩手
県及び
青森
県において
公害
及び
環境保全
並びに
交通安全対策
の
実情調査
を行いました。 第一日は、
盛岡
市で
公害
・
環境
及び
交通安全行政
の
概況
について
県当局
から
説明
を聴取、あわせて
北上川清流化対策
についての
要望
を受けました。次いで
地元
の
自然保護団体
の
代表
と懇談した後、
雫石
町の
葛根田地熱発電所
を視察いたしました。 第二日は、
十和田八幡平国立公園
を視察、次いで
東北縦貫自動車道
の黒石−
青森
間を視察した後、
青森
市で
公害
・
環境
及び
交通安全行政
の
概況
について
県当局
から
説明
を聴取しました。 第三日は、
むつ小川原開発現地
を視察した後、
三沢
市で
地元
の
自然保護団体
の
代表
と懇談し、
調査
を終えました。 以下、その
概要
を
報告
いたします。 まず第一は、
葛根田地熱発電所
の
環境保全対策
についてであります。 この
地熱発電所
は
葛根田川
の上流、
十和田八幡平国立公園
の区域内にあり、
全国
で六番目の
地熱発電所
として去る
昭和
五十三年から運転を行っています。
地下
千メートルないし千六百メートルの所に噴出する
地熱流体
を十一本の
蒸気生産井
を通じて採取し、これを
汽水分離器
にかけて
蒸気
と
熱水
に分離して
蒸気
だけをタービンに導いて発電させる
方式
で、出力は五万キロワット、
年間発生電力量
は三億五千万キロワットアワーとなっています。
地熱発電所
の適地はその多くが
自然公園
内にあることから、
立地
による
景観破壊
が常に問題になりますが、この点について当
発電所
では、
位置選定
についての配慮、
敷地面積
の
極小化
、
工作物
の高さの制限、
塗装色
の工夫などによって
景観
を損ねることをできるだけ避ける
対策
を講じています。また、
蒸気
と分離された
熱水中
には三ppmの砒素を含むため、これを
公共用水域
に流出させず、十五本の
還元井
によって
地下
七百メートルの
深部
へ直接還元しています。一方、使用された
蒸気
は
復水器
で冷却され、一部は再び
復水器
用の
冷却水
として使用され、一部はPH調整を行った後
葛根田川
に放流しています。
岩手
県と
地元
の
雫石
町は、この
発電所
の
蒸気部門
を担当する
日本重化学工業株式会社
及び
発電部門
を担当する
東北電力株式会社
との間で、
熱水
を
地層深部
へ還元することのほか、
水質
、
大気
、騒音、
地下水
の
変化等
十一項目について観測を行い
報告
すること、特に
水質
については
法定排水基準
より厳しい
基準
によること等を
内容
とする
環境保全協定
を結んで対処しています。現在までのところ
還元熱水
の地上再湧出はない、
地下水
の水位は保持されている、その他の
協定値
も維持されているとの
説明
がありました。 なお、
東北電
と
日重化
の両社は二期
計画
として五万キロワットの
増設
を検討しており、現在それにかかわる
環境影響調査
を行っているとのことでありますが、これに対して
地元
の
自然保護団体
からは、全体
計画
としての限界を明らかにしないままなし崩し的に拡張を進めて行くことは、
周辺
の
自然環境
への
影響
、
景観破壊
、
還元水処理
などの点から問題があるとの
指摘
がありました。
石油代替エネルギー
の一つとして最近特に脚光を浴びている
地熱開発
でありますが、全体の
エネルギー需要見込み量
に占める
地熱開発
で賄える量の割合を見きわめるとともに、
立地
に伴う種々の
環境破壊
及び
自然災害誘発
の
危険性
などの損失を十分に検討した上での対応が必要と思われます。 次に、
十和田八幡平国立公園
の
管理
にかかわる二、三の
問題点
について申し上げます。 その一は、
公園
の
利用
に伴う
自然破壊
の問題です。
八幡沼周辺
の特異な
景観
を形づくる湿地は、夏に集中的に訪れる
利用者
の踏み荒らしによって
裸地化
が進んでいます。
現地
の
国立公園管理事務所
では踏板を整備して
保全
に努めていますが、
自然保護団体
は
監視体制
の強化と
利用規制
を求めています。また、
有料道路八幡平アスピーテライン
の
沿道周辺
でアオモリトドマツの立ち枯れが目立っていますが、
原因
は
道路開削
に伴う
地下水脈
の
変化
や風の
変化
によるものと思われる、との
説明
がありました。自然を求める人間のための便利なアクセスの
開発
が自然の
破壊
を招く一例であり、
利用
と
保護
の両立の困難さを示す問題であります。 その二は、
国立公園
内の
駐車場
の
有料化
の問題です。
国立公園
内に
環境庁
が設置する
駐車場
は従来無料で供用されてきましたが、
駐車場
の
利用料金収入
によって
公園
の
維持管理
や
美化清掃事業
の充実を図ること等を目的として
財団法人自然公園美化管理財団
が昨年六月に設立され、現在七
地区
に支部を設けて
駐車場
の
管理運営
を行っています。
十和田地区
では
休屋北
、南の二つの
駐車場
を昨年七月から
有料化
しており、昨年のシーズン中に約二千四百五十万円の
収入
を得、これから約九百四十八万円を
維持管理
に、また、百二十万円を
美化清掃事業
にそれぞれ支出するなどの実績を上げています。
自然保護
に
利用者負担
を導入した初めての試みですが、
有料化
に対する
利用者
の不満は、昨年の発足当初は多少あったが現在はない、とのことであります。 その三は
十和田湖
の
汚染
についてです。七、八年前まで
透明度
二十メートル、
全国
二位を誇っていた
十和田湖
も、旅館、食堂などの
排水
が
原因
で年々
汚染
が進み、現在は
透明度
も十二ないし十五メートル
程度
、
全国
五位に落ちています。
青森
、秋田両
県当局
では湖の
周辺
にある百十五基の
屎尿浄化槽
の
維持管理
について
監視指導
を行うとともに、新
増設
に際しては
排水
を直接湖に流入させないため
くみ取り式
または
地下浸透方式
にするよう
指導
していますが、十分な成果は上がっていません。両県では
抜本対策
として
特定環境保全公共下水道
の
建設
を
計画
し、六十二年の
供用開始
を目指して本年度から
事業
に着手することになっております。 次に、
むつ小川原開発
に伴う
環境保全対策
について申し上げます。 去る四十四年の新全総決定に対応してこの
地区
の
工業開発構想
が浮上し、四十七年には鉄鋼、造船その他を網羅した膨大な第一次
基本計画
を策定しましたが、その後諸情勢の
変化
により、規模を大幅に縮小して五十年に第二次
基本計画
として決定しました。これは
一期計画
で
石油精製
五十万バレル
パー日
、
石油化学
八十万トン
パー年
、
火力発電
百二十万キロワット、二期
計画
を踏まえた全体
計画
ではそれぞれ百万バレル、百六十万トン、三百二十万キロワットとし、六十年前後に
一期計画
の一部
操業開始
を想定しているものであります。
用地買収
は九六%を果たし、
移転住民
の新住区は完成し、現在、
道路造成
、
むつ小川原
港の
建設
などが行われており、去る八月からは
石油国家備蓄基地
の
建設
が始まっています。しかしその他の
企業
の
立地
については現在のところメドは立っておりません。 五十一年に
環境庁
が提示した
環境アセスメント実施
についての指針に基づき、
青森
県は
アセスメント報告書
を取りまとめ、
現地
の二十会場で
説明会
を開催するなどの手続を経て、五十二年八月に「第二次
基本計画
に係る
環境影響評価報告書
」として決定しました。それによると、たとえば
大気
については、
年間
の
汚染物質排出量
を
一期計画
で
硫黄酸化物
四万五千トン、
窒素酸化物
二万五千トン、
一酸化炭素
千八百トン、全体
計画
でそれぞれ八万二千トン、四万六千トン、千九百トンと推定し、
各種
の
防除対策
を講ずることによって、
環境基準値
をそのまま当てはめて設定した
環境保全目標
を維持できる、としています。また、現在
建設
中の
石油備蓄基地
については
環境影響報告書
に従って
個別アセスメント
を
事業主体
に実施させた、一部の学者から
指摘
された
建設地
の真下を
活断層
が通っている
可能性
があるとの問題については支障のあるような
活断層
はないと判断をしている、また、
むつ小川原
港の沖合いに設ける
大型タンカー用
の一点
係留ブイ
の
安全性
に対する危惧については北海の荒海を含めて世界の二百七十カ所で使われており、技術的に問題はないとの
説明
がございました。
アセスメント報告書
に示された
環境保全水準
を実際にどのようにして確保し得るかは今後の大きな課題ですが、他の
企業
の
立地
の見通しが立っていない現段階では事実上当面の差し迫った問題とはなっていません。この点に関連して
地元
の
自然保護団体
からは、工事中あるいは
操業開始
後
アセスメント報告書
の
内容
を遵守させることを担保するため違反に対する
制裁措置
を含めた法律または条例の制定が必要である、等の
指摘
がございました。 最後に、
東北縦貫自動車道
の
安全対策
について申し上げます。 昨年九月に部分開通した東北自動車道の
青森
−
大鰐弘前間
三十五・八キロの
区間
では
積雪寒冷地
の
実情
に即した
各種
のきめ細かな
安全対策
がとられています。すなわち、二十数台の
除雪車
を用意して五センチの
積雪
があれば直ちに出動する
体制
をとっているほか、
料金所付近
にロードヒーティングを施す、
切り土部分
の
なだれ防止
のため斜面に段をつける、
地吹雪防止
のための植樹、除雪した雪を積んでおくため
道路端
に二−三メートルの
余裕幅
を設ける、
道路標識
の
着雪防止
のため五%手前に傾斜させるとともに熱線を入れる、等であります。一方、
警察
は現員三十九名から成る
高速道路交通警察隊
を設け、
県下
初めての
高速道路
であることから、
高速道路
の正しい
通行方法
とマナーの実践を習慣づけ、
交通事故
の
未然防止
を図ることを
基本方針
として
指導
・取り締まりに当たっています。一日の
交通量
二千五百台
程度
のこの
区間
で開通時から本年八月二十日までに発生した
事故
は総計六十八件、そのうち
人身事故
は十件で死亡はゼロでございますが、時期的にはやはり冬の吹雪や路面が
積雪状態
のときに多発をしております。
概要
は以上のとおりですが、そのほか、
岩手県知事
から、
北上川清流化事業
の新
中和処理施設
の国による
維持管理
、及び
建設費等
にかかわる県の
財政負担
の軽減を求める
要望書
が提出をされております。この
要望書
、並びに
盛岡
市及び
三沢
市において
自然保護団体
から寄せられた
意見
の
要旨
をあわせて別途
報告書
として
会議録
の
末尾
に掲載したいと存じますので、
委員長
がよろしくお取り計らいくださるようお願い申し上げます。 以上です。
山崎昇
10
○
委員長
(
山崎昇
君) ただいま
坂倉
君から発言のありました
要望書等
の取り扱いについてお諮りいたします。
岩手県知事
から提出されております
要望書
及び
自然保護団体
から寄せられた
意見
の
要旨
は、本日の
会議録
の
末尾
に掲載いたしたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
山崎昇
11
○
委員長
(
山崎昇
君) 御
異議
ないと認め、さよう取り計らいます。 それでは、
派遣委員
の
報告
はこれをもって終了いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後二時五十九分散会
—————
・
—————