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政府委員(
加藤泰守君) ただいまいろいろ
調査団を派遣しておりますけれども、その
調査団は、主として、
アメリカ軍が現在使っておるいろいろな
施設を引き継いで、まあ民生上の空白ができないようにするにはどうしたらいいかということ、及び、まあ、それ以外に、できるだけ、
復帰に伴いましていま緊急に何かやらなければならぬものがあるかないかというようなことを主にして
調査しているわけでございます。
返還になり一ましたら、今度はむしろ、
復興のための基本的な
調査ということになるのは当然であろうと思います。そういう
意味におきまして、その
調査の進展に伴いまして、既定経費の中で予算がもし使えるものがございますれば、その予算に基づくいろいろな
施設の拡充なり何なりということが当然行なわれるかと思います。そういうような
段階で、いろいろまあ旧
島民の
方々にも協力していただけるようなあれがございますれば、その
方々には、あちらに行っていただいて協力していただくと、こういうことになりますので、帰島そのものはあるいはその時点にもう始まると、こういうことになるのではないかと思うわけです。ただ、大々的にやはり帰島していただくというふうになりますたは、食糧の問題とか、あるいは水の問題とか、あるいは電気の問題とか、そういうような問題につきまして、やはり国あるいは都のほうで
責任を持って保障できるようなそういうことが、ある
程度やはり目鼻がつかないと、帰っていただくこともできかねるのではないか、そういうふうに
考えますので、そこらあたりを勘案いたしまして帰島
計画を進めていきたい、そう思っているわけでございます。