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秋山委員 人事局長の更迭がいろいろ行なわれると思いますけれ
ども、人がかわっても、
人事局長という職制はつながっているはずですね。ですから、こういう問題は、とりもなおさず一貫をして人事局では
承知をしているはずであります。ですから、先ほど来いろいろ申し上げましたようなことも起こってくるわけであって、したがって、前向きということであれば、私は、年々歳々少しずつでも変化が起こってこなければならない、こういうことだろうと思うわけです。しかも、私たちのようにあれもやらなければならない、これもやらなければならない、幅は広いけれ
ども奥行きがないというのじゃなくて、あなた方の場合には、あらまし専門的なんですから、これをほんとうに、あなたが何回か繰り返しておっしゃったように、前向きの姿勢で常時取り組んでいくのだということであれば、先ほどから繰り返しますように、少しずつでも何か変化が起こらなければならない。
ところが、それが起きてこないのが非常におかしい。だから、
努力をしていないのじゃないかと言われても、これはやむを得ないことなんであって、
努力をずっと続けているのだということであれば、これはあまり能力者とは言えないわけですね。失礼だけれ
ども、そう言わざるを得ない、こういうことでなかろうかと思うわけですよ。
だから、先ほど来言いましたように、一方的に、おまえなんかは法律できめられておるのだからいけないのだと言いながら、その反面何としても善処の
方法がない。いま聞けば、そのおもなる問題は、いろいろあろうけれ
ども、主として
財源的な問題だ、こうおっしゃるわけですけれ
ども、
財源というものは使い方なんであって、あなた方がほんとうに人に仕事をやっていただこう、十分なる働きをしていただこう、こういうことを
考えられているならば、当然の結果として、それが優先的に
考えられるべきなんですね。そうでしょう。そうあらねばならないはずであります。私な
ども、小学校時代から今日まで、そういうつもりで処世をしてきたつもりです。
ところが、こういう場を通じていろいろあなた方の話を聞いておると、なかなかそうではない。何とか世の中を渡っていくために、うまいことを言いながら、うろちょろうろちょろごまかしていけばそれで事が済むんだ、こういうふうにしか受け取れないわけですよ。ですから、私はくどいようだけれ
ども、何回となく
質疑を重ねたわけですけれ
ども、そういうことではならないので、あなた方同僚諸君が、もっとこういう問題ではほんとうに真剣に取り組んでいくべきである。同時にまた、
財源が乏しいなら乏しいように、たとえ半月でも一月、ずつでも、毎年毎年それを前進をさしていく、こういうことであれば、これはとうの昔に
人事院勧告が完全に行なわれている、こういうことだろうと思います。ですから、こういうことに向かってあなた方の同僚と相寄り、相話し合って、そういうことにつとめていただかねばならない問題だろうと思います。同時にまた、せっかく
閣議決定とはいいながらも、まだ予算編成が終わったわけじゃありません。ですから、ほんとうにあなた方がそういう心持ちをいまでも捨てておらないならば、当然の帰結として、それを
考え直していただいて、予算編成までに十分検討をして善処をしてもらいたい、私はこういうふうに
考えます。
せっかく
大臣も
見えたので、
大臣にこういう
機会に
お尋ね申し上げたいと思います。聞く
ところによると、御病気をなさってまだ完全ではないということですから、その点も私は気にしないわけではありませんけれでも、お差しつかえのない時間、ひとつごしんぼういただいて、それこそは前向きな姿勢で御
答弁いただければ幸いだと思います。
いま
増子人事局長にいろいろ
質疑を重ねてまいりましたけれ
ども、六人
委員会というものができまして、これは年々のようでありますけれ
ども、これが何回か繰り返されながら今日まできておるわけです。ことしも昨年どおり九月に
決定をしたということでありますけれ
ども、私はそういうことがあってはいけない。できるだけ早い
機会にこの
委員会を開いて、そして
委員諸公の大ぜいの御賛同をいただきながら、
人事院勧告がせっかく出され、
総裁も確信を持って出されておることでもあるし、特にことしは
ILOの八十七
号条約の
批准も行なわれてきているのですから、そのときに迎えたことしの
人事院勧告の
実施ということについては、かなり重大な要素があろうかと思うわけであります。こういうときにこそ、
人事院がおっしゃったように、思い切ってできるだけこれが完全
実施ができるように
努力をしなければ、おそらく未来永劫こうしたものは完全
実施までいき切れないんじゃないか。もっと強く言えば、こういう状態を続けていくのならば、
人事院そのものが要らなくなってくるような気がしないわけでもありません。これが長く続いていくことによって、
職員の
人たちのふんまんはますます強まってくるし、ことしでさえもいろいろ各地で問題が起こりつつあります。そういうさなかですから、私はあえて申し上げたいと思いまするけれ
ども、六人
委員会なり
閣議なりできめる際におきまして、どういう
態度で
閣議に臨まれ、六人
委員会に臨まれてまいったか。そしてまた、
森総務長官は、ことしは何としても一ヵ月繰り上げても八月
実施は行なうべきものであるということを常時新聞紙を通じて発表されていたはずでありまするけれ
ども、それすらも実行できないで九月になった。こういうことを想像ができるわけですけれ
ども、毎年毎年繰り返し行なわれていることの中で、その要素としては、自治
大臣が、
地方財源が乏しいので、できればこれの
実施時期をおくらしていただきたい、こういうことが、常時と言っても過言ではないように言われておったとも聞いておりますが、そういうことを聞くと、私はますます残念さが増してくるわけですけれ
ども、自治
大臣としてこの六人
委員会に臨むときに、どういう
態度で臨み、そしてまたどれほど御
努力をなされ、他の
人たちからもどういう
意見が出たか、これも許される範囲内でけっこうですが、
お知らせをいただければ幸いだと思います。