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1966-06-27 第51回国会 参議院 本会議 第35号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和四十一年六月二十七日(月曜日)    午前十時三十四分開議     —————————————議事日程 第四十一号   昭和四十一年六月二十七日    午前十時開議  第一 首都圏及び近畿圏近郊整備地帯等整備のための国の財政上の特別措置に関する法律案内閣提出衆議院送付)  第二 製菓衛生師法案衆議院提出)  第三 駐留軍関係離職者等臨時措置法の一部を改正する法律案衆議院提出)  第四 戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  第五 戦傷病者等の妻に対する特別給付金支給法案内閣提出衆議院送付)  第六 自動車損害賠償保障法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  第七 小型船造船業法案内閣提出衆議院送付)  第八 恩給法等の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  第九 昭和四十年度における旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法等の規定による年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  第一〇 昭和四十年度における公共企業体職員等共済組合法に規定する共済組合が支給する年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  第一一 防衛施設周辺整備等に関する法律案内閣提出衆議院送付)  第一二 借地法等の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  第一三 執行官法案内閣提出衆議院送付)  第一四 冷害被災農家経済安定のため、救農土木事業実施促進に関する請願  第一五 長野県松代地震対策に関する請願(二件)  第一六 自動車燃焼装置等整備に関する請願  第一七 消費者米価並びに国鉄運賃その他公共料金値上げ反対に関する請願(二件)  第一八 公共料金値上げ反対に関する請願(二件)  第一九 諸物価上昇防止措置促進に関する請願  第二〇 公共料金引下げに関する請願  第二一 学校警備員設置に関する請願(二十五件)  第二二 養護教諭必置等に関する請願(九十八件)  第二三 幼稚園教員給与国庫負担に関する請願(二十三件)  第二四 高等学校すしづめ解消教職員定数の増員に関する請願(二十四件)  第二五 学校栄養士設置に関する請願(三十二件)  第二六 学校関係建築物に対する避難器具設置に関する請願  第二七 「視聴覚ライブラリー」並びに「高等学校視聴覚教材」の整備費国庫補助に関する請願  第二八 「公立高等学校設置適正配置及び教職員定数標準等に関する法律」の一部改正に関する請願  第二九 公立学校における警備員設置法制化促進に関する請願  第三〇 同和教育推進に関する請願  第三一 へき地教育振興法施行規則附則第二項の暫定一級指定期限延長に関する請願  第三二 「なぎなた」正課教材採択に関する請願(百七十四件)  第三三 公立高等学校学級編制教職員定数改善等に関する請願  第三四 司書教諭即時発令及び学校司書制度法制化に関する請願(三十一件)  第三五 幼児教育振興のため幼稚園教育義務制とするの請願  第三六 千葉加曾曽利貝塚の保存に関する請願(十九件)  第三七 産炭地教育振興に関する請願(三件)  第三八 千葉県松戸市貝の花古代遺跡の保存に関する請願(五件)  第三九 義務教育における毛筆習字必修に関する請願(五十四件)  第四〇 心臓病の子供の教育のため病、虚弱児学校学級増設に関する請願(五件)  第四一 戦傷病者の子女の育英資金等に関する請願(十八件)  第四二 私学振興助成措置に関する請願  第四三 国立夜間(独立)大学設立に関する請願  第四四 国内産牛乳による学校給食制度法制化に関する請願  第四五 重度肢体障害者教育、福祉、更生施設に関する請願(五件)  第四六 肢体不自由養護学校における機能訓練担当者身分確立に関する請願(五件)  第四七 国立看護大学設置に関する請願  第四八 看護教員養成機関設置に関する請願  第四九 看護短期大学教育年限に関する請願  第五〇 中学校の音楽教育充実に関する請願  第五一 学校武道履習要領改善に関する請願(五件)  第五二 郵便事業の正常な運行を期するため日曜配達廃止実現に関する請願  第五三 簡易保険及び郵便年金資金運用範囲拡大余裕金直接運用に関する請願(三十五件)  第五四 電報特別配達区域規程改正に関する請願  第五五 東京都玉川郵便局局舎増築促進に関する請願  第五六 郵便年金積立金運用制度改善に関する請願  第五七 高知県佐川町西佐川地区に無集配特定郵便局設置に関する請願  第五八 神奈川県横須賀市内電話の同一料金化に関する請願  第五九 郵便物の日曜配達廃止に関する請願(三件)  第六〇 大阪府布施市南部地区に無集配特定郵便局設置に関する請願  第六一 仙台法務局築館出張所支局昇格に関する請願  第六二 福岡市所在の刑務所跡地引渡し遅滞による損害補償に関する請願  第六三 地方法務局機構整備拡充に関する請願  第六四 群馬県前橋市内法務省所有地所管替えに関する請願  第六五 鹿児島地方法務局蒲生出張所存続に関する請願  第六六 神戸拘置所尼崎支所を田近野に移転設置反対請願  第六七 結核対策の拡充に関する請願(二件)  第六八 医師、看護婦の充足に関する請願  第六九 病院給食の改善と生活保護基準引上げに関する請願  第七〇 療術業務医業類似行為)の新規開業制度化に関する請願(二十九件)  第七一 保育所拡充強化に関する請願  第七二 戦傷病者に支給する補装具の種目に「義装耳たぶ」を追加するの請願  第七三 全国保健所栄養指導員管理栄養士必置等に関する請願(九件)  第七四 母子栄養強化対策に関する請願  第七五 国立栄養体力研究所(仮称)設置に関する請願(二件)  第七六 環境衛生金融公庫設置に関する請願(二十八件)  第七七 国立岐阜療養所災害補償等に関する請願(十件)  第七八 国立らい療養所栗生楽泉園入所患者療養生活改善、向上に関する請願  第七九 調理師の免許、登録、試験の制度に関する臨時行政調査会並びに地方制度調査会の第二次答申反対に関する請願(四件)  第八〇 部落解放に関する請願  第八一 政府関係機関労働者労働条件に関する請願(三件)  第八二 陸中海岸国立公園地域拡張並びに下北半島の国定公園指定に関する請願  第八三 国立足利療養所結核ベット縮小反対等に関する請願  第八四 栄養士法第五条の二の第二号改正に関する請願(百四件)  第八五 深夜興行禁止に関する請願(六件)  第八六 ストリップ劇場許可反対に関する請願  第八七 ハンセン病療養所患者作業賃日用品費増額及び不自由者看護職員切替えに関する請願(二件)  第八八 千葉県沼南町所在の精神薄弱児施設桐友学園助成に関する請願(二件)  第八九 失業保険制度を改善し農民に適用する等の請願  第九〇 アルコール中毒者治療施設増設及び整備拡充に関する請願(四十件)  第九一 戦没者慰霊顕彰並びに遺家族援護対策強化に関する請願  第九二 同和対策審議会答申完全実施に関する請願(二十七件)  第九三 衛生検査技師法の一部改正に関する請願(九件)  第九四 心臓手術に要する供血制度改善に関する請願(五件)  第九五 心臓病の子供に対する育成医療助成拡充に関する請願(五件)  第九六 衛生検査技師国家試験地方自治体移譲反対に関する請願(二件)  第九七 農林水産業に対する失業保険適用に関する請願  第九八 簡易水道事業に対する助成強化に関する請願  第九九 引揚医師の免許及び試験の特例に関する請願(十三件)  第一〇〇 少年非行対策に関する請願(八件)  第一〇一 最低賃金法改正に関する請願  第一〇二 日雇労働者健康保険改善及び老後の保障に関する請願  第一〇三 生活保護法実施要領に関する請願  第一〇四 環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律の一部改正に関する請願(六十件)  第一〇五 社会保険診療報酬支払期日法制化に関する請願  第一〇六 人命尊重に関する請願  第一〇七 緊急失業対策法に基づく事業運営実態調査とその対策に関する請願  第一〇八 下肢障害者の福祉、更生に関する請願(六件)  第一〇九 老人福祉施設設立認可に関する請願  第一一〇 長野県茅野市立病院がん研究に対する追試検討に関する請願  第一一一 バーテンダーの国家試験実施に関する請願(八件)  第一一二 医業健康保険組合医療費国庫補助に関する請願  第一一三 日雇労働者健康保険法改悪反対に関する請願     ————————————— ○本日の会議に付した案件  一、日程第一 首都圏及び近畿圏近郊整備地帯等整備のための国の財政上の特別措置に関する法律案内閣提出衆議院送付)  一、日程第二 製菓衛生師法案衆議院提出)  一、日程第三 駐留軍関係離職者等臨時措置法の一部を改正する法律案衆議院提出)  一、日程第四 戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  一、日程第五 戦傷病者等の妻に対する特別給付金支給法案内閣提出衆議院送付)  一、日程第六 自動車損害賠償保障法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  一、日程第七 小型船造船業法案内閣提出衆議院送付)  一、日程第八 恩給法等の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  一、日程第九 昭和四十年度における旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法等の規定による年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  一、日程第一〇 昭和四十年度における公共企業体職員等共済組合法に規定する共済組合が支給する年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  一、日程第一一 防衛施設周辺整備等に関する法律案内閣提出衆議院送付)  一、日程第一二 借地法等の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  一、日程第一三 執行官法案内閣提出衆議院送付)  一、積雪寒冷単作地帯振興対策審議会委員の選挙  一、産炭地域振興臨時措置法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  一、風俗営業等取締法の一部を改正する法律案衆議院提出)  一、国民年金法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  一、児童扶養手当法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  一、重度精神薄弱児扶養手当法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  一、性病予防法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  一、日本万国博覧会の準備及び運営のために必要な特別措置に関する法律案内閣提出衆議院送付)  一、地方公営企業法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  一、内閣法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  一、審議会等の整理に関する法律案内閣提出衆議院送付)  一、果樹農業振興特別措置法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  一、野菜生産出荷安定法案内閣提出衆議院送付)  一、入会林野等に係る権利関係近代化の助長に関する法律案内閣提出衆議院送付)  一、農業災害補償法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)  一、農産物価格安定法の一部を改正する法律案衆議院提出)  一、住宅建設計画法案内閣提出衆議院送付)  一、日本勤労者住宅協会法案衆議院提出)  一、雇用対策法案内閣提出衆議院送付)  一、日程第一四乃至第一一三の請願及び地方公務員互助団体掛金所得税法上「社会保険料」として取扱うことに関する請願外五百二十五件の請願  一、委員会の審査及び調査を閉会中も継続するの件     —————————————
  2. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 諸般の報告は、朗読を省略いたします。      ——————————
  3. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) これより本日の会議を開きます。  日程第一、首都圏及び近畿圏近郊整備地帯等整備のための国の財政上の特別措置に関する法律案内閣提出衆議院送付)を議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。地方行政委員長岸田幸雄君。    〔岸田幸雄登壇拍手
  4. 岸田幸雄

    岸田幸雄君 ただいま議題となりました「首都圏及び近畿圏近郊整備地帯等整備のための国の財政上の特別措置に関する法律案」につきまして、地方行政委員会における審査経過並びに結果を御報告申し上げます。  本法律案は、首都圏及び近畿圏近郊整備地帯等整備または建設のため、その整備計画等に基づいて行なわれる国の直轄事業または国庫補助事業のうち、基幹的な施設整備にかかわる事業につきまして、関係都府県及び関係市町村に対しまする国の財政上の特別措置を定めようとするものであります。  本委員会におきましては、提案理由説明を聴取した後、特別措置内容整備計画等の現況その他につき、熱心に審査をいたしましたが、その詳細は会議録によってごらん願いたいと存じます。  質疑を終局し、討論に入りましたるところ、別に発言もなく、採決の結果、本法律案全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。  次いで、各派共同により、本案施行に関して、整備計画等の早急な策定または調整、適切な産業・人口の集中防止対策確立財政上の特別措置強化等を望む旨の附帯決議案が提出せられ、採決の結果、これまた、全会一致をもって本委員会決議とすることに決定いたしました。  以上御報告申し上げます。(拍手
  5. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。  本案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  6. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。      ——————————
  7. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 日程第二、製菓衛生師法案、  日程第三、駐留軍関係離職者等臨時措置法の一部を改正する法律案、  (いずれも衆議院提出)  日程第四、戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案、  日程第五、戦傷病者等の妻に対する特別給付金支給法案、  (いずれも内閣提出衆議院送付)  以上四案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。  まず、委員長報告を求めます。社会労働委員長千葉千代世君。    〔千葉千代世登壇拍手
  9. 千葉千代世

    千葉千代世君 製菓衛生師法案は、菓子製造業務に携わる者に「製菓衛生師」の免許を与えて、衛生知識の涵養と資質向上とをはかろうとするものであります。  中学卒業後一年の養成課程を経た者に試験を課し、合格者を「製菓衛生師」とすることになっております。免許は、業務に従事するための資格要件ではなく、名称を独占させるだけのものとされております。  駐留軍関係離職者等臨時措置法の一部を改正する法律案は、一昨年の日米共同声明により、米軍基地が縮小されるに伴って生ずる離職者について、その再就職を促進する特別措置を定めるものであります。  三十九年一月以降における離職者のうち、再就職の意思と能力を持つ者に対して、「就職促進手当」を支給しつつ、特別の「就職指導」を行ない、他方、これらの離職者を雇い入れる事業主に対して、「雇用奨励命」の支給を行なうことを内容としております。  以上の二法律案は、衆議院提出法案であります。  委員会は、両法律案いずれについても、全会一致をもって、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。     —————————————  戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案は、五つの関連した法律改正がまとめられている法案であります。  改正対象となる五つ法律は、今次大戦の戦後処理としての援護について定めるものでありまして、戦傷病者に対しては、療養給付障害給付を行ない、戦没者遺族に対しては、遺族給付と弔慰のための特別給付支給し、また、未帰還者留守家族に対しては、留守家族手当支給すること等を、おもな内容とした法律であります。  改正法律案は、適用対象として、満州等における動員学徒を取り入れるほか、遺族給付特別給付受給者を広げる等、援護対象範囲拡大をはかること、障害給付について支給事由の緩和をはかること、準軍属と軍人との間に存する差を障害給付遺族給付に関して縮小すること、葬祭費用額の引き上げをはかることなどを、おもな内容といたしております。  委員会においては、国民が払った犠牲に対して、援護が公平にあまねく行なわれるべきであることを中心として、質疑が行なわれました。  採決の結果、全会一致衆議院送付案どおり可決すべきものと決定いたしました。  採決後、藤田藤太郎君から、各派を代表して、委員会における論議の趣旨に徴し、原爆被爆地防空業務に従事中死亡し、または傷害をこうむった者には、特に援護を急ぐべきである旨の附帯決議案が提出され、これまた、全会一致委員会決議とすることに決しました。  戦傷病者等の妻に対する特別給付金支給法案は、下半身の労働能力を失った状態以上の不具廃疾状況にある戦傷病者等の世話をしている妻に対して、特別給付金支給することを定めるものであります。  特別給付金は、十年償還の、無利子、十万円の記名国債をもって交付することとされております。受給者は約三万三千人と見込まれております。すでに三十八年に、戦没者の妻に対しては二十万円の特別給付金支給されていることにかんがみ、委員会は、全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上御報告申し上げます。(拍手
  10. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。  まず、製菓衛生師法案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。   〔賛成者起立
  11. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。      ——————————
  12. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 次に、駐留軍関係離職者等臨時措置法の一部を改正する法律案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  13. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 総員起立と認めます。よって本案全会一致をもって可決せられました。      ——————————
  14. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 次に、戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案、及び、戦傷病者等の妻に対する特別給付金支給法案全部を問題に供します。両案に賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  15. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 総員起立と認めます。よって両案は全会一致をもって可決せられました。      ——————————
  16. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 日程第六、自動車損害賠償保障法の一部を改正する法律案、  日程第七、小型船造船業法案、  (いずれも内閣提出衆議院送付)  以上両案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  17. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。  まず、委員長報告を求めます。運輸委員長江藤智君。    〔江藤智登壇拍手
  18. 江藤智

    江藤智君 ただいま議題となりました二法案について、運輸委員会における審査経過及び結果を御報告申し上げます。  まず、自動車損害賠償保障法の一部を改正する法律案について申し上げます。  本法律案は、最近激増しつつある原動機付自転車による事故被害者保護をはかるとともに、賠償保障制度整備を行なおうとするものでありまして、その要旨を申し上げますと、  第一は、政府の再保険事業に関する規定適用を除き、新たに、原動機付自転車本法対象車両に加えたことであります。  第二は、異なる保険金額自動車の併存する事態を防止するため、政令で所要の措置を講ずることができることとしたことであります。  第三は、本法対象車両から小型耕うん機を除外したことであります。  第四は、政令で定める自動車について、農業協同組合及び農業協同組合連合会自動車損害賠償責任共済事業を認めたことであります。  なお、小型耕うん機の除外と責任共済制度の新設は、衆議院修正にかかるものであります。  委員会におきましては、政府からの提案理由に引き続き、衆議院議員田邉國男君から、修正部分趣旨説明を聴取した後、熱心な質疑が行なわれましたが、そのおもなる点は、原動機付自転車政府の再保険事業対象から除外することの可否、自動車事故被害者に対する相談所アフターケア施設設置等保護対策推進責任保険経理状況運営に対する指導方針等でありますが、詳細は会議録に譲りたいと存じます。  かくて、質疑を終了いたしましたところ、日本社会党吉田委員より、公明党浅井委員との共同提案による修正案が提出されました。  修正案要旨は、  第一に、小型耕うん機については、強制保険対象外とするが、政府保障事業等規定は、これを適用すること、  第二に、原動機付自転車政府の再保険事業対象車両とすること、  第三に、責任共済対象は、この法律で定める全部の自動車とすること、  第四に、行政庁は、責任共済に関しては、大蔵大臣との協議等を要しないものとすること、であります。  次いで、原案及び修正案を一括して討論に入りましたところ、日本社会党相澤委員修正案賛成岡委員原案反対日本共産党岩間委員原案修正案とも反対、自由民主党の金丸委員原案賛成修正案反対意見がそれぞれ述べられ、採決に入りましたところ、吉田委員浅井委員共同提案による修正案賛成少数をもって否決され、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、小型船造船業法案について申し上げます。  本法案は、小型船造船業における造船技術の適正な水準を確保することにより、その健全な発達をはかるため、小型船造船業登録制とし、また、事業場ごとに一定の学歴または実務経験を持つ主任技術者を配置させる制度を設けようとするものであります。  委員会におきましては、登録基準に達しない既存造船所に対する育成策主任技術者の確保、木造船所近代化のあり方、生産分野規制等について質疑が行なわれました。  討論に入りましたところ、日本共産党を代表して岩間委員より反対意見が表明され、次いで採決の結果、本法案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上御報告申し上げます。(拍手
  19. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。  まず、自動車損害賠償保障法の一部を改正する法律案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  20. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。      ——————————
  21. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 次に、小型船造船業法案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  22. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。      ——————————
  23. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 日程第八、恩給法等の一部を改正する法律案、  日程第九、昭和四十年度における旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法等規定による年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案、  日程第十、昭和四十年度における公共企業体職員等共済組合法規定する共済組合支給する年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案、  日程第十一、防衛施設周辺整備等に関する法律案、  (いずれも内閣提出衆議院送付)  以上四案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  24. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。  まず、委員長報告を求めます。内閣委員長熊谷太三郎君。    〔熊谷太三郎君登壇拍手
  25. 熊谷太三郎

    ○熊谷太三郎君 ただいま議題となりました四法律案について、内閣委員会における審査経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、恩給関係の法律案改正点は、第一に、昨年恩給扶助料の年額を増額した際における増額分についての年齢による制限を緩和すること。第二に、恩給扶助料の年額の改定に関する調整規定を設けること。第三に、加算年を算入して初めて普通恩給年限に達する扶助料の年額、長期在職者の低額恩給及び長期在職者の旧文官の恩給扶助料について改善措置を講ずること。第四に、不具廃疾の成年の子についての加給、特例扶助料の支給条件の緩和、日本赤十字社救護員の在職期間の通算及び文官の在職年と加算年との通算の措置を講ずることであります。  次に、共済関係の二法律案は、共済組合関係の諸法律について、今般の恩給の改正に準じ、所要の改善措置を講じようとするものであります。  当委員会におきましては、恩給、共済関係の三法律案を一括して審査し、熱心な質疑が行なわれましたが、その詳細は会議録に譲りたいと存じます。  恩給関係の法律案については、一昨日、質疑を終わり、討論に入りましたところ、日本社会党を代表して伊藤委員より、自民、社会、公明、民社各党の共同提案にかかる附帯決議を付して、本法律案賛成する旨の発言がありました。  この附帯決議案内容は、今回設けられた調整規定運用、現行恩給べースの是正、外国政府職員等の在職年及び抑留・留用期間の通算、その他の不均衡是正等について、政府の善処方を要望するものであります。  討論を終わり、採決の結果、本法律案全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定し、附帯決議案全会一致をもって本委員会決議とすることに決定いたしました。この附帯決議に対し、安井総理府総務長官より、その趣旨を検討の上善処する旨の発言がありました。  次いで、共済関係の二法律案について質疑を終わり、討論に入りましたところ、日本社会党を代表して北村委員より、自民、社会、公明、民社各党の共同提案にかかる附帯決議を付して、二法律案賛成する旨の発言がありました。  この附帯決議案内容は、今回設けられた調整規定運用、通算及び加算についての恩給制度との不均衡是正、短期給付についての国庫負担の制度、国家公務員共済組合連合会の民主的運営、男子の退職一時金と通算年金との選択期限等について、政府の善処方を要望するものであります。  討論を終わり、二法律案について一括して採決の結果、全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定し、また、二法律案に対する附帯決議案全会一致をもって本委員会決議とすることに決定いたしました。これに対し、福田大蔵大臣及び郡郵政大臣より、それぞれその趣旨を勘案して検討する旨の発言がありました。     —————————————  最後に、防衛施設周辺整備等に関する法律案は、従来、予算措置により実施されてきた防衛施設周辺対策について、その基本を法律に定め、防衛施設周辺整備等を積極的に実施しようとするものでありまして、障害防止工事の助成、民生安定施設の助成、飛行場周辺の整備、並びに自衛隊の特定の行為により生ずる損失の補償等について、所要の規定を設けることを、そのおもな内容としております。  委員会においては熱心なる質疑が行なわれましたが、その詳細は会議録に譲りたいと存じます。  質疑を終わり、討論もなく、採決の結果、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次いで、八田委員より、本法律案に対し、防衛施設周辺整備に関する基本法として、本法の実効ある運用を期するため、防音工事及び民生安定施設の助成について、その対象範囲及び補助率等につき特に配慮すること等を趣旨とする、自民、社会、公明、民社各党共同提案にかかる附帯決議案が提出され、全会一致をもって本委員会決議とすることに決定いたしました。これに対し、松野防衛庁長官より、その趣旨を十分尊重するよう努力する旨の発言がありました。  以上報報告申し上げます。(拍手
  26. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。  まず、恩給法等の一部を改正する法律案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  27. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。      ——————————
  28. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 次に、昭和四十年度における旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法等規定による年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案、及び、昭和四十年度における公共企業体職員等共済組合法規定する共済組合支給する年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案全部を問題に供します。両案に賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  29. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 総員起立と認めます。よって、両案は全会一致をもって可決せられました。      ——————————
  30. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 次に、防衛施設周辺整備等に関する法律案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  31. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。      ——————————
  32. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 日程第十二、借地法等の一部を改正する法律案、  日程第十三、執行官法案、  (いずれも内閣提出衆議院送付)  以上両案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  33. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。  まず、委員長報告を求めます。法務委員長和泉覚君。    〔和泉覚君登壇拍手
  34. 和泉覚

    ○和泉覚君 議題の二法案について、法務委員会における審議の経過と結果を御報告いたします。  借地法等の一部を改正する法律案は、借地借家に関する紛争を防止し、土地の合理的利用を促進するため、事情変更による借地条件の変更等の裁判の制度を新設し、地代家賃の増減請求、地上権等に関する規定整備する等、借地法、借家法、建物保護ニ関スル法律、民法等の一部を改正しようとするものであります。  執行官法案は、執行吏にかえて執行官を置くこととし、その収入は従来どおり手数料等によることとするも、その職務の内容、事務処理体制、手数料などの経理方法等を改善合理化して、この制度の適正円滑な運用を確保しようとするものであります。  法務委員会においては、二法案について質疑の後、討論には発言なく、次いで順次採決の結果、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上報告いたします。(拍手
  35. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。  まず、借地法等の一部を改正する法律案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  36. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。      ——————————
  37. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 次に、執行官法案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  38. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。  これにて休憩いたします。    午前十一時二分休憩      ——————————    午後六時五十八分開議
  39. 河野謙三

    ○副議長(河野謙三君) 休憩前に引き続き、これより会議を開きます。  この際、日程に追加して、欠員中の積雪寒冷単作地帯振興対策審議委会員一名の選挙を行ないたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  40. 河野謙三

    ○副議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。
  41. 柳岡秋夫

    ○柳岡秋夫君 積雪寒冷単作地帯振興対策審議会委員の選挙は、その手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
  42. 栗原祐幸

    ○栗原祐幸君 ただいまの柳岡君の動議に賛成いたします。
  43. 河野謙三

    ○副議長(河野謙三君) 柳岡君の動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  44. 河野謙三

    ○副議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。よって議長は、積雪寒冷単作地帯振興対策審議会委員に川村清一君を指名いたします。      ——————————
  45. 河野謙三

    ○副議長(河野謙三君) 参事に報告させます。    〔参事朗読〕 本日委員長から左の報告書が提出された。  産炭地域振興臨時措置法の一部を改正する法律  案可決報告書  風俗営業等取締法の一部を改正する法律案可決  報告書  国民年金法の一部を改正する法律案可決報告書  児童扶養手当法の一部を改正する法律案可決報  告書  重度精神薄弱児扶養手当法の一部を改正する法  律案可決報告書  性病予防法の一部を改正する法律案可決報告書      ——————————
  46. 河野謙三

    ○副議長(河野謙三君) この際、日程に追加して、  産炭地域振興臨時措置法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)を議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  47. 河野謙三

    ○副議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。  まず、委員長報告を求めます。石炭対策特別委員長大矢正君。    〔大矢正君登壇拍手
  48. 大矢正

    ○大矢正君 ただいま議題となりました産炭地域振興臨時措置法の一部を改正する法律案について、委員会における審査経過及び結果を報告いたします。  本法案は、現行法が本年十一月十二日までの五年間の限時法でありますけれども、産炭地の疲弊がなお著しい現状にかんがみ、その有効期間をさらに五年間延長するとともに、附則において、産炭地振興審議会の設置期間も、同様、五年間延長しようとするものであります。  委員会におきましては、参考人として産炭地の関係人を招致し、意見を徴するとともに、振興計画の再検討、中核企業の誘致策、石炭企業再建との関連など、産炭地振興に関する過去の実績と今後の諸問題について熱心な質疑を行ないましたが、その詳細は会議録に譲ることといたします。  質疑を終わり、討論なく、採決の結果、全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上報告を終わります。(拍手
  49. 河野謙三

    ○副議長(河野謙三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。  本案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  50. 河野謙三

    ○副議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。      ——————————
  51. 河野謙三

    ○副議長(河野謙三君) この際、日程に追加して、  風俗営業等取締法の一部を改正する法律案衆議院提出)を議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  52. 河野謙三

    ○副議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。  まず、委員長報告を求めます。地方行政委員長岸田幸雄君。    〔岸田幸雄登壇拍手
  53. 岸田幸雄

    岸田幸雄君 ただいま議題になりました風俗営業等取締法の一部を改正する法律案について御報告申し上げます。  本案は、善良の風俗を保持するため、風紀上問題の多い、いわゆるトルコぶろ営業について、その営業の場所を制限するとともに、これらの浴場業並びにストリップ劇場、ヌードスタジオ等の興業場営業について、風俗犯罪等の法令違反の場合に、都道府県公安委員会が営業停止の処分をすることができることなどを、おもな内容とするものでありまして、本委員会におきましては提案理由説明を聴取した後、個室及び提供する役務の態様、取り締まり方針等に関する諸問題について、慎重審査いたしましたが、詳細は会議録に譲ります。  かくて質疑を終局し、討論に入りましたところ、第二院クラブから、浴場業として個室を持つものは、すべて本法の規制の対象とする旨の修正案が提出され、採決の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次いで、各派共同により、実効ある法の運用と取り締まりの徹底を要望する旨の附帯決議案が提出され、全会一致をもって本委員会決議とすることに決定いたしました。  以上報告を終わります。(拍手
  54. 河野謙三

    ○副議長(河野謙三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。  本案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  55. 河野謙三

    ○副議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。      ——————————
  56. 河野謙三

    ○副議長(河野謙三君) この際、日程に追加して、  国民年金法の一部を改正する法律案、  児童扶養手当法の一部を改正する法律案、  重度精神薄弱児扶養手当法の一部を改正する法律案、  性病予防法の一部を改正する法律案、  (いずれも内閣提出衆議院送付)  以上四案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  57. 河野謙三

    ○副議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。  まず、委員長報告を求めます。社会労働委員長千葉千代世君。    〔千葉千世君登壇拍手
  58. 千葉千代世

    千葉千代世君 国民年金法の一部を改正する法律案は、拠出年金の大幅改善を主とし、あわせて、福祉年金について若干の改善を行なうことが内容となっております。  拠出制の老齢、障害、母子、準母子の各年金について、給付額を二・五倍引き上げることとしております。一般の関心が深い老齢年金について見ますと、保険料を二十五年納めた者が六十五歳から受ける場合の額が月額五千円とされております。これに見合う保険料は四十二年一月から月額百円が引き上げられて、三十五歳未満二百円、三十五歳以上二百五十円となり、四十四年一月からさらに五十円を増額することとしているのであります。  福祉年金における給付額の引き上げは月額二百円でありまして、老齢福祉年金を例にとりますと、その額は月千五百円となることになっております。あわせて、所得に基づく支給制限の緩和を福祉年金について行なうこととしております。  その他、拠出制、無拠出制を通じて、障害年令の支給対象となる障害範囲を内部障害にまで広げること等がおもな内容であります。  本制度は、厚生年金と並んで、所得保障制度の大きな柱をなすものでありまするので、委員会の審議は五日間にわたって行なわれました。採決の結果、全会一致をもって衆議院送付案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、藤田藤太郎君から提出された各派共同附帯決議案委員会決議とすることに決定いたしました。  児童扶養手当法の一部を改正する法律案と、重度精神薄弱児扶養手当法の一部を改正する法律案については、内容を取りまとめて申し上げます。  まず、重度精神薄弱児扶養手当の支給対象を、身体に重度の障害を有する児童にまで拡大することとし、したがって、その名称を特別児童扶養手当と改めることといたしております。  そのほか、両手当に関する共通の改善措置として、月額を二百円引き上げ、千四百円の手当額とすること、所得による支給制限について、福祉年金におけると同様の緩和措置を行なうことが定められております。  委員会は、両法律案とも、全会一致をもって衆議院送付案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、両法案について、佐野芳雄君から各派を代表して提出された附帯決議案を、委員会決議とすることに決定いたしました。     —————————————  性病予防法の一部を改正する法律案は、早期顕症梅毒が若年層に多発している現状に対処するため、梅毒の血清反応検査を受けることを婚姻しようとする者に義務づけること、また、血清反応検査に要する費用について、婚姻しようとする者及び妊娠した者に関するものは公費負担とすることを、主たる内容としております。  委員会は、全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上御報告申し上げます。(拍手
  59. 河野謙三

    ○副議長(河野謙三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。  まず、国民年金法の一部を改正する法律案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  60. 河野謙三

    ○副議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。      ——————————
  61. 河野謙三

    ○副議長(河野謙三君) 次に、児童扶養手当法の一部を改正する法律案、及び、重度精神薄弱児扶養手当法の一部を改正する法律案全部を問題に供します。両案に賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  62. 河野謙三

    ○副議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって両案は可決せられました。      ——————————
  63. 河野謙三

    ○副議長(河野謙三君) 次に、性病予防法の一部を改正する法律案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  64. 河野謙三

    ○副議長(河野謙三君) 総員起立と認めます。よって本案全会一致をもって可決せられました。  これにて休憩いたします。    午後七時十二分休憩      ——————————    午後十一時四十分開議
  65. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 諸般の報告は、朗読を省略いたします。
  66. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 休憩前に引き続き、これより会議を開きます。  この際、日程に追加して、  日本万国博覧会の準備及び運営のために必要な特別措置に関する法律案内閣提出衆議院送付)を議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  67. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。  まず、委員長報告を求めます。商工委員長村上春藏君。    〔村上春藏君登壇拍手
  68. 村上春藏

    ○村上春藏君 ただいま議題となりました法案については、現地を調査し、参考人の意見を聞く等、慎重な審査を行ないましたが、詳細は会議録に譲ることにいたします。  採決の結果、全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上御報告いたします。(拍手
  69. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。  本案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  70. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。      ——————————
  71. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) この際、日程に追加して、  地方公営企業法の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)を議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  72. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。  まず、委員長報告を求めます。地方行政委員長岸田幸雄君。     —————————————    〔審査報告書は都合により追録に掲載〕     —————————————     —————————————    〔岸田幸雄登壇拍手
  73. 岸田幸雄

    岸田幸雄君 ただいま議題となりました法律案は、地方公営企業の能率的かつ合理的な経営の促進をはかり、あわせて財政再建に関する措置を定めようとするものであります。  委員会におきましては、質疑を終局し、討論に入りましたところ、日本社会党及び公明党から反対意見を述べられ、採決の結果、賛成多数をもって衆議院送付案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、本案に対する各派共同附帯決議案は、全会一致をもって本委員会決議とすることに決定いたしました。  以上御報告いたします。(拍手
  74. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。  本案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  75. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。      ——————————
  76. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) この際、日程に追加して、  内閣法の一部を改正する法律案、  審議会等の整理に関する法律案、  (いずれも内閣提出衆議院送付)、  以上両案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  77. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。  まず、委員長報告を求めます。内閣委員長熊谷太三郎君。    〔熊谷太三郎君登壇拍手
  78. 熊谷太三郎

    ○熊谷太三郎君 ただいま議題となりました二法案内容審査経過は、会議録によって御承知願いたいと存じます。  採決の結果、二法案は、いずれも全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上御報告いたします。(拍手
  79. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。  まず、内閣法の一部を改正する法律案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  80. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。      ——————————
  81. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 次に、審議会等の整理に関する法律案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  82. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。      ——————————
  83. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) この際、日程に追加して、  果樹農業振興特別措置法の一部を改正する法律案、  野菜生産出荷安定法案、  入会林野等に係る権利関係近代化の助長に関する法律案、  農業災害補償法の一部を改正する法律案、  (いずれも内閣提出衆議院送付)、  農産物価格安定法の一部を改正する法律案衆議院提出)、  以上五案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  84. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。  まず、委員長報告を求めます。農林水産委員長山崎斉君。    〔山崎斉君登壇拍手
  85. 山崎斉

    ○山崎斉君 御報告いたします。  ただいま議題となりました農林関係五法案は、詳細は会議録に譲りますが、委員会において審査の結果、いずれも全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  右御報告いたします。(拍手
  86. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。  まず、果樹農業振興特別措置法の一部を改正する法律案野菜生産出荷安定法案、及び、入会林野等に係る権利関係近代化の助長に関する法律案全部を問題に供します。三案に賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  87. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって三案は可決せられました。      ——————————
  88. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 次に、農業災害補償法の一部を改正する法律案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  89. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。      ——————————
  90. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 次に、農産物価格安定法の一部を改正する法律案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  91. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。      ——————————
  92. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) この際、日程に追加して、  住宅建設計画法案内閣提出衆議院送付)、  日本勤労者住宅協会法案衆議院提出)、  以上両案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  93. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。  まず、委員長報告を求めます。建設委員長松永忠二君。     —————————————    〔審査報告書は都合により追録に掲載〕     —————————————    〔松永忠二君登壇拍手
  94. 松永忠二

    ○松永忠二君 ただいま議題となりました二法案内容及び審議の経過の詳細は、会議録に譲ります。  採決の結果、住宅建設計画法案は多数をもって、日本勤労者住宅協会法案全会一致をもって、それぞれ可決すべきものと決定いたしました。  以上御報告申し上げます。(拍手
  95. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。  まず、住宅建設計画法案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  96. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。手
  97. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 次に、日本勤労者住宅協会法案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  98. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。寺
  99. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) この際、日程に追加して、  雇用対策法案内閣提出衆議院送付)を議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  100. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。  まず、委員長報告を求めます。社会労働委員長千葉千代世君。    〔千葉千代世登壇拍手
  101. 千葉千代世

    千葉千代世君 雇用対策法案の審議の経過は、会議録に譲ります。  委員会は、多数をもって、衆議院送付案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次いで、佐野芳雄君提出の附帯決議案委員会決議とすることに決定いたしました。(拍手
  102. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。  本案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  103. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 過半数と認めます、よって本案は可決せられました。      ——————————
  104. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 日程第十四より第百十三ま
  105. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) これらの請願は、各委員長報告を省略して、各委員会決定のとおり採択することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  106. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。      ——————————
  107. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) この際、日程に追加して、  委員会審査及び調査を閉会中も継続するの件を議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  108. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。  本件は、決算委員長外二十委員長要求のとおり決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  109. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。よって本件は各委員長要求のとおり決しました。      ——————————
  110. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) ここに本国会の議事を終わるにあたり、一言ごあいさつを申し上げます。  本国会は、長期にわたり幾多の重要案件の審議が行なわれましたが、諸君の御協力により円満たる議事運営がはかられましたことは、議長といたしましてまことに喜びにたえません。ここに衷心より敬意を表しますとともに、諸君が民主政治発展のため一そう御活躍あらんことを祈ってやみません。  これにて散会いたします。    午後十一時五十一分散会