○占部秀男君 ただいま
議題となりました
日本電信電話公社法の一部を
改正する
法律案について、逓信
委員会における
審議の
経過並びに結果を御
報告申し上げます。
本
改正案は、
日本電信電話公社が、その業務の
運営上必要がある場合には、政令で定める事業の範囲において郵政大臣の認可を受け、かつ、予算の定めるところにより、公社の委託を受けて公衆電気通信業務の一部を行なうことを主たる目的とする事業、及び、公社の公衆電気通信業務の
運営に特に密接に関連する業務を行なうことを主たる目的とする事業に、投資できるようにしようとするものであります。
逓信
委員会におきましては、郵政省及び
日本電信電話公社各当局に対し、詳細にわたり
質疑を行ない、慎重
審議をいたしたのでありますが、その
質疑のおもなる点を申し上げますと、投資の必要性並びに投資による通信政策への影響、投資し得る事業の範囲、船舶電話の取り扱いを直営としない
理由、日本船舶通信株式会社の概要、他
機関からの融資によって処置できないか等等であります。
かくて、
質疑を終了し、
討論に入りましたところ、
日本社会党を代表して久保委員、日本共産党を代表して須藤委員より、それぞれ
本案に反対、
自由民主党を代表して
鈴木委員より、
本案に
賛成する旨の
発言があり、
討論を終え、
採決の結果、多数をもって
原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。
以上御
報告申し上げます。(
拍手)