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1962-01-17 第40回国会 参議院 議院運営委員会 第5号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
三十七年一月十七日(水曜日) 午前十時二十三分
開会
—————————————
出席者
は左の通り。
委員長
宮澤
喜一
君
理事
鍋島 直紹君 岡 三郎君 米田 勲君 天田 勝正君 小平 芳平君 杉山 昌作君
委員
天埜
良吉君 鹿島 俊雄君 北畠
教真
君
佐野
廣君
松野
孝一君 中村
順造
君
—————
議長
松野
鶴平
君 副
議長
平井 太郎君
—————
事務局側
事務総長
河野
義克
君
事務次長
宮坂
完孝
君
議事部長
海保 勇三君
委員部長
岸田 寛君
委員部
副
部長
若江 幾造君
記録部長
佐藤
忠雄君
警務部長
渡辺 猛君
庶務部長
小澤 俊郎君
管理部長
佐藤
吉弘
君
管理部
副
部長
浅井亀次郎
君
渉外部長
森 純造君
法制局側
法制局長
斎藤 朔郎君
—————————————
本日の会議に付した案件 ○
開会式
に関する件 ○
参議院
、
国立国会図書館
、
裁判官訴
追
委員会
及び
裁判官弾劾裁判所
の昭 和三十七年度
予定経費要求
に関する 件
—————————————
宮澤喜一
1
○
委員長
(
宮澤喜一
君) これより
議院運営委員会
を
開会
いたします。 まず、
開会式
に関する件を
議題
といたします。
本件
につきましては、
理事会
において
協議
いたしました結果、本日午前十一時から、お
手元
の式次第により
開会式
を行なうことに意見の一致をみたのでございます。右の点御
了承
のほどお願い申し上げます。 次に、
事務総長
に
式辞案
の
朗読
をお願いいたします。 〔
事務総長朗読
〕 第四十回
国会開会式式辞
(案) 天皇陛下の御臨席をいただき、第 四十回
国会
の
開会式
をあげるにあた り、衆議院及び
参議院
を代表して、
式辞
を申し述べます。 現下の
国際情勢
の推移にかんが み、われわれはこの際、諸外国との 親交を深め、
人類共通
の念願である 世界平和の達成に寄与するととも に、当面する幾多の重要な問題に対 処して、経済の
充実
、貿易の伸張、
国民生活
の安定その他諸般の施策を 強力に推進し、ますます国家の繁栄 を図らなければなりません。 ここに、
開会式
を行なうにあた り、われわれに負荷された重大な使 命にかんがみ、
日本国憲法
の精神を 体し、おのおの最善をつくしてその 任務を遂行し、もって
国民
の委託に こたえようとするものであります。
宮澤喜一
2
○
委員長
(
宮澤喜一
君) ただいま
朗読
のございました
式辞案
につきまして、御
了承
をいただくことに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
宮澤喜一
3
○
委員長
(
宮澤喜一
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。
—————————————
宮澤喜一
4
○
委員長
(
宮澤喜一
君) 次に、
参議院
、
国立国会図書館
、
裁判官訴追委員会
及び
裁判官弾劾裁判所
の
昭和
三十七年度
予定経費要求
に関する件を
議題
といたします。
本件
につきましては、昨年以来、
理事会
及び
庶務関係小委員会
において
種々協議
が行なわれ、数次の
折衝
を経て結論を得たものでございますが、この際、便宜一括して
事務総長
から御
報告
を願うことにいたします。
河野義克
5
○
事務総長
(
河野義克
君) 本院、
国立国会図書館
、
裁判官訴追委員会
及び
裁判官弾劾裁判所
の
昭和
三十七年度
予定経費要求
の詳細につきましては、お
手元
の
資料
により御承知願うことといたしまして、以下、便宜私からその
主要事項
について、一括して御
報告
申し上げます。 まず、本院の
予定経費要求
について申し上げますと、その
歳出要求総額
は二十二億八千三百二十万四千円でありまして、これを前年度
予算額
と比較いたしますと三億八千四百六十二万一千円の
増加
となっております。
要求額
の
内訳
を申し上げますと、その第一は、
国会
の
運営
に必要な
経費
、すなわち、
議員関係
の諸
経費
及び
事務局
、
法制局
の
所掌事務
を処理するため必要な
経費
二十一億三千六百四十四万八千円であります。右は、前年度と比較して三億三千七百五十万五千円の
増加
となっておりますが、そのおもなものは、一、昨年十月の
議員歳費
、
職員給与等
の
増額改定
に伴う
自然増
、二、
議員関係
の諸
手当
、
旅費等
を改定するため所要の
経費
を見込んだこと、三、
明年度
において
議員秘書
の
退職手当制度
を創設するため必要な
経費
を計上したこと等がそのおもなものでございます。なお、
明年度
における
議員
の
海外派遣
に必要な
経費
といたしましては、
外貨節約
の方針に沿い、前年度より一〇%強の減額となっております。第二は、
営繕工事
に必要な
経費
として一億四千百七十五万六千円を計上いたしておりますが、これは
議員会館
の新営に伴う
初年度経費
一億三百六十五万三千円及び麹町
議員宿舎
の
増築費
二千百四十一万五千円がそのおもな
内容
でございます。また、
予備金
は、前年度同様五百万円を計上いたしております。 以上、本院の
明年度予算
につきましては、昨年末以来数次の
折衝
を通じまして、
宮澤委員長
並びに
庶務関係小委員
の各位、特に
佐野
小
委員長
以下に非常な御尽力をいただきましたことを御
報告
申し上げますと同時に、私といたしましても、ここに衷心より感謝の意を表する次第でございます。 次に、
国立国会図書館
の
予定経費
でありますが、その
総額
は八億一千七百四十万一千円でありまして、前年度に比較いたしますと、二億八千八百三十二万九千円の
減少
となっております。この
減少
は、
本館
の第一期
工事
が一応完成したのに伴いまして、庁舎の新営に要する
経費
が二億四千三百七十七万二千円
減少
しているためでありまして、
管理運営
に要する
経費
といたしましては五千五百四十四万三千円の
増額
となっております。以下
重点項目
につきまして、その
内容
を簡単に申し上げます。第一は、
国会
の
国政審議
に対する
奉仕体制
の
強化
に必要な
経費
一千五十九万七千円で、前年度に比較して九十七万三千円の
増加
となっております。
増加
のおもなものは、
調査資料
の
刊行費
、
立法資料
の
購入費等
であります。第二は、従来から特にその
充実強化
に努めて参っている
科学技術関係資料
の
整備充実
に必要な
経費
一億二千八百八十六万二千円で、前年度に比較して三千十四万七千円の
増加
となっております。
増加
のおもなものは、
資料
の
購入費
、
目録類
の
印刷費等
であります。第三は、
国際的図書館協力業務
を推進するに必要な
経費
五百四十七万七千円でありまして、前年度よりも百四万八千円の
増加
となっております。そのおものなものは、
国際政交換図書
の
運搬費
であります。その他、わが国の
中央図書館
として、行政、司法の各部門及び全
国民
に対し、新しい
図書館奉仕
を提供するための
経費
が
増額
されております。次に、
施設費関係
の
経費
としては、四千百六万九千円が計上されておりますが、この
内訳
は、
本館
の第一期
工事
の手直しに必要な
経費
でありまして、
書庫棟
内の床の仕上げ並びに
資料運搬機械
、エレベーターの増設、その他
工事関連事務費等
が含まれております。以上が
国立国会図書館
の
昭和
三十七年度
予定経費要求
の
内容
の概要でございます。 次に、
裁判官訴追委員会
並びに
裁判官弾劾裁判所
について申し上げます。
裁判官訴追委員会
の
要求総額
は、九百七十一万七千円でありまして、前年度
予算額
に比較いたしますと八十二万六千円の
増加
となっております。この
経費
は、
裁判官訴追委員会
における
委員長
の
職務雑費
及び
事務局職員
の
給与
に関する
経費
並びに
訴追事案
の審査に要する
旅費
その他の
事務費
であります。
裁判官弾劾裁判所
につきましては、その
要求総額
は千九十九万九千円でありまして、前年度より七十七万五千円の
増加
となっております。その
内訳
は、当所の
運営
に必要な
裁判長
の
職務雑費
、
裁判員
の
調査旅費
、
事務局
の
人件費
、
事務費
並びに
裁判官弾劾法
に基づく
裁判官
の
弾劾裁判
に直接必要な
旅費
、
庁費等
であります。
裁判官訴追委員会
及び
裁判官弾劾裁判所
につき、前年度に比し
増加
となっておりますもののうち、おもなものは、いずれも
委員長
、
裁判長
の
職務雑費
及び
委員旅費
の
定額改定
に必要な
経費
の
増加
並びに
給与改定
に基づく
人件費
の
増加
によるものであります。 以上が
昭和
三十七年度の
予定経費要求
のおもな
内容
であります。
理事会
、
庶務関係小委員会
におきましては、御
協議
の
経果
、ただいま御
報告
いたしましたとおりの
内容
をもって
予定経費要求書
を提出いたすことに相なった次第であります。 以上御
報告
申し上げます。
宮澤喜一
6
○
委員長
(
宮澤喜一
君)
本件
につきましては、ただいま御
報告
のございましたとおり
了承
をいたしたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
宮澤喜一
7
○
委員長
(
宮澤喜一
君) 御
異議
ないと認めます。 本日はこれにて散会いたします。 午前十時三十一分散会