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磯崎説明員 引き続きまして、私から
輸送関係の
状況につきまして、簡単に御報告いたします。
お手元に書いてございますので、
補足だけいたしますが、
旅客関係につきましては、二十六日の昼ごろの
列車から通したいというふうに考えております。ただ、三十一日までは、万が一のこともおもんばかりまして、
夜行列車だけは
運転をやめたいというふうに考えております。これは
夜行列車をやめました時間でもって後ほど申し上げます
貨物列車を走らせたいということもございますので、両方の目的から、今月
一ぱい夜行列車をやめたい。四月一日から全面的に
所定ダイヤでもって運行したいというふうに考えております。
なお、松山−
高知間でやっておりました
自動車の
臨時夜行便は、三月二十五日発をもって廃止いたし、さらに、当然のことながら、岩原と
大田口の間の
バス連絡は、
開通と同時にやめたいというふうに考えております。
貨物関係につきましては、大
へん先生方にいろいろ御心配にあずかりまして、そこに書きましたような
状況になっております。
宗谷丸、
霧島丸、並びにごく最近就航いたしました第五
和洋丸の三隻による
輸送の
実績が、
上りが十三
運航、
下りが十二
運航ございまして、
輸送トン数が
上りが約二千四百トン、
下りが約千八百トンの
実績がございます。
今後三月二十六日の
開通以後、当然
貨物列車も同日から
運転いたしますが、初め二十六、二十七日の二日間は、とりあえず四
往復運転を計画いたしておりまして、主として現在
高知と
現地の間に抑留いたしております、すなわち、
貨車に積みましたままになっておる
荷物が、約四十車ございます。その四十車をまずはくつもりでおります。これは本来ならば、当然回送すべきものであったものでございますが、
荷主側の
要望によりまして、汽車の通じるまでそのままにしておいてくれという
要望のあったものが四十車でございますが、これがそのまま
貨車に積んだままになっておりますので、これをまず優先的にはきます。そのほかに、御
承知のように
輸送回復と同時に、早出し野菜その他の
相当強い
出荷希望もございますので、四
往復の
貨物列車によりまして、極力現在の
滞貨をはぐ。そして二十八日から平常
運転をいたしたいと思っております。
それから船につきましては、
和洋丸の方は二十七日発まで、現在
霧島丸のかわりの
檜丸は二十八日発まで、すなわち、
開通いたしましても、約三日間は船を使って送りたいというふうに思っております。すなわち、二十八日の
高知発が最後になる
予定でございます。
それからなお今後の問題といたしまして、現在
高知県から
国鉄に対しまして
輸送の
要請がすでにございますもの、
貨車にまだ積んでないもの、
輸送上出ておりますものは、いわゆる
滞貨がけさ現在で二千三百トン、この二千三百トンのほかに、さらに
開通と同時に、過般の当
委員会でも
お話がございましたように、
相当荷物が殺到するというように考えられますので、約五千トン
程度の
滞貨があるということを一応前提といたしまして、
臨時貨物列車並びに
補助機関車を増配しまして、大体対前年度
実績に対しまして六〇%
増程度、すなわち一日約千七百トンベースくらいの
輸送をやっていきたというふうに考えております。こういたしますと、大体一週間でもってこの
滞貨は解消いたすつもりでございまして、その以後は、一日千百トンくらいの
輸送要請でもって、大体
輸送力とマッチするというように考えております。大
へん長い間御迷惑をおかけいたしましたが、以上のような方法でもって、乗客、
貨物とも、今月
一ぱいに大体原状
通りいくということになっております。大
へん長い間御迷惑をおかけいたしました。
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