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栗山良夫君
議事進行。僕はきょうの
大蔵当局の腹がまえでは、この
委員会に臨まれる腹がまえでは、問題はこれ以上平行線で前進しないと私は思います。そういう
判断に立って、大体この
委員会で
大蔵委員の考えというのは、この問題を相当強い意思で審議をし、
調査をしようという
気持であることは、重々私はおわかりになったと思います。きょう。従って、問題の所在点もある程度明らかになりましたから、
大蔵当局はもう一度きょう省に持ち帰って考えを練り直して、そうして次回にさらにわれわれの
調査に協力をせられたい、こういう私は要請をしたいと思います。なぜそういうことを申すかと申しますと、大体税というものは公平でなければいけません。
国民全部に、高の問題より公平ということが大事である。これはもう
大蔵大臣もしばしば言われるところなんです。ところがあなた方がこの書類を
秘密々々だといって
秘密にしておられるために、七十万以下の零細
所得者に対しては、きわめて徴税上不公平になっておる。こういう現実をあなた方はよくおわかりにならなければいけない。これをたまたまこういうことを知っておる人はあるいは工合がよくいくかもしれませんが、知らない人は
大蔵省の徴税方針の思う
通りにやられておる。これはきわめて不公平になっておる。
大蔵省が
秘密にしておるために不公平になっておる。木を拾っても、出してこないのだ、印刷されて出ておるのだから、従ってそういうことを少し知っておる人は、きわめて巧みに
税金の
申告を、行うが、知らない人は末端の大蔵
関係の
公務員の思うつぼになっておるわけです。不公平である。それをわれわれは国会の責任において徴税上公平にしたい、こうい
うその
気持で問題を取りあげておるのですから、従って、その
気持たるや、まさに
大蔵省が常に口にせられる税の公平論にぴたったと一致をするわけです。われわれの考えと一致をするわけです。もう一ぺんよく思い直して——そういう石頭になって、一ぺん
秘密と銘打ったから、未来永劫
秘密であるという、まことに進歩性のないことでなくて、考え直してきてもらいたい、そういうことです。もう
一つ僕の最初お願いしました
資料のうちで、フォームの方は全部揃えて出すということでありますから、これを早く出してもらいたい。
それから第一の
大蔵省が町へ漏れたと認定をしたことにつきましては、厳秘を出すことは困るという話でありますが、しからば東京の
税務署で何年の何月幾日にどういうものを確認した、こういうリストでよろしいから、リストを出していただきたい、こういうことを私はお願いをしておきたいと思います。よろしいですね。なければない、あるならばあるでよろしい、リストを出して下さい。