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1955-03-30 第22回国会 参議院 本会議 第6号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十年三月三十日(水曜日)    午前十時四十七分開議     ━━━━━━━━━━━━━  議事日程 第六号   昭和三十年三月三十日    午前十時開議  第一 捕獲審検所検定の再審査に関する法律の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)(委員長報告)  第二 放送法第三十七条第二項の規定に基き、国会承認を求めるの件(衆議院送付)(委員長報告)     ━━━━━━━━━━━━━
  2. 河井彌八

    議長河井彌八君) 諸般の報告は、朗読を省略いたします。      ——————————
  3. 河井彌八

    議長河井彌八君) これより本日の会議を開きます。  一昨二十八日、議員北村一男君から辞表が提出されておりましたが、昨二十九日、同君は、新潟県知事選挙に立候補いたしましたので、公職選挙法第九十条の規定により、同日、退職者となりました。  右報告いたします。      ——————————
  4. 河井彌八

    議長河井彌八君) この際、新たに議席に着かれました議員を御紹介いたします。  議席第百七番、地方選出議員福岡選出山本經勝君。    〔山本經勝君起立拍手〕      ——————————
  5. 河井彌八

    議長河井彌八君) 議長は、本院規則第三十条により、山本經勝君運輸委員に指名いたします。      ——————————
  6. 河井彌八

    議長河井彌八君) 去る二十三日、石川榮一君は常任委員長選出されたために、国会法第三十一条第二項の規定により、国土総合開発審議会委員を解かれました。  つきましては、この際、日程に追加して国土総合開発審議会委員選挙を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 河井彌八

    議長河井彌八君) 御異議ないと認めます。
  8. 松岡平市

    松岡平市君 国土総合開発審議会委員選挙は、成規の手続を省略いたしまして、議長において指名せられんことの動議を提出いたします。
  9. 阿具根登

    ○阿具根登君 私は、ただいまの松岡君の動議賛成いたします。
  10. 河井彌八

    議長河井彌八君) 松岡君の動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 河井彌八

    議長河井彌八君) 御異議ないと認めます。よって議長は、国土総合開発審議会委員石井桂君を指名いたします。(拍手)      ——————————
  12. 河井彌八

    議長河井彌八君) 日程第一、捕獲審検所検定の再審査に関する法律の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)を議題といたします。  まず委員長報告を求めます。運輸委員長加藤シヅエ君。    〔加藤シヅエ登壇拍手
  13. 加藤シヅエ

    加藤シヅエ君 ただいま議題となりました捕獲審検所検定の再審査に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、運輸委員会における審議経過並びに結果について御報告申し上げます。  現行法は、平和条約第十七条によりまして、日本政府に対し義務づけられました旧捕獲審検所検定の再審査を目的とするものでありまして、その存続期間は、条約発効後三年、すなわち本年四月二十七日限りで失効するものと定められているのであります。改正案につきましての政府提案理由を簡単に申し上げますと、連合国の再審査要求については、条約上期限が定められていないが、一方捕獲事件について、現に連合国より再審査に関連する照会もあり、今後正式の再審査要求がなされる可能性も考えられるので、この際、本法の存続期間を一年延長して、その要請に対する受け入れ態勢を継続し、その間に連合国の出方をみたいということであります。  委員会におきましては、連合国要請による再審査処理状況等につきまして、質疑が行われましたが、詳細は速記録に譲りたいと存じます。討論の後、採決に入りましたところ、本法案は原案通り可決すべきものと、全会一致をもって決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。(拍手
  14. 河井彌八

    議長河井彌八君) 別に御発言もなければ、これより本案採決をいたします。本案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  15. 河井彌八

    議長河井彌八君) 総員起立と認めます。よって本案は、全会一致をもって可決せられました。      ——————————
  16. 河井彌八

    議長河井彌八君) 日程第二、放送法第三十七条第二項の規定に基き、国会承認を求めるの件(衆議院送付)を議題といたします。  まず委員長報告を求めます。逓信委員長瀧井治三郎君。    〔瀧井治三郎登壇拍手
  17. 瀧井治三郎

    瀧井治三郎君 ただいま議題となりました放送法第三十七条第二項の規定に基き、国会承認を求めるの件について、逓信委員会における審議経過並びに結果を御報告申し上げます。  本件は、日本放送協会昭和三十年度収支予算事業計画及び資金計画について国会承認を求めんとするものでありまして、その内容を申し上げますと、まず収支予算につきましては、ラジオ関係においては、前期繰越収支剰余金一億五千万円、収入百十億二千余万円、支出総額百十一億七千余万円でありまして、前年度に比べますと、前期繰越収支剰余金一億五千万円、收入九億九千八百余万円、支出十一億円千八百余万円のそれぞれ増加となっております。受信料収入については、二十九年度と同額の月額六十七円、三ヵ月二百円をもって算定しております。また、テレビジョン関係におきましては、収支総額おのおの十二億千四百余万円でありまして、前年度に比べまして、それぞれ八百余万円の減少となっております。受信料収入については、前年度同様の月額三百円として算出しております。  また、事業計画につきましては、その主眼を、ラジオにおいては聞きとりにくい地域解消老朽設備改善放送番組内容充実等に、テレビジョンにおいては、広島、福岡及び仙台における放送局の建設、既設局の施設の改善並びに放送番組内容充実等においております。  次に、資金計画につきましては、右事業計画に基いて、年度中における資金の出入に関する計画をいたしてあります。右の収支予算等に対し、郵政大臣は、いずれも妥当なものと認める旨の意見を付してあります。  以上、本件内容の大要でありますが、逓信委員会は、政府当局及び日本放送協会の会長及び理事の出席を求めて、詳細綿密な質疑行い慎重審議をいたしたのでありますが、今そのおもなる点を申し上げますと、収支予算等が期日までに国会承認を得られない場合の法的措置の問題、収支予算等早期国会提出により審議期間確保の問題、難聴地域解消の問題、国際放送に対する政府交付金並びに同放送拡充強化に関する問題及び従業員待遇改善に関する問題、特に給与に関する弾力条項についての規定解釈等について熱心な質疑が行われたのでありますが、その詳細は速記録によって御承知を願いたいと存じます。  かく質疑を終え、討論に入りましたところ、永岡委員より、日本社会党を代表して、次の三項の付帯決議を付し、原案に賛成する旨の発言がありました。    付帯決議案   政府並びに日本放送協会は左の事項の達成に努むべきである。  一、収支予算等審議経過にかんがみ速かに放送法改正案を提出すること。  二、国際放送拡充強化をはかること。  三、日本放送協会は、経営の合理化、能率の増進等によって収入増加及び経費の節減を図り、協会従業員待遇に関し善処すること。  というのであります。  かく討論を終え、直ちに採決に入りましたところ、全会一致をもって右の付帯決議を付して、原案通り承認すべきものと議決した次第であります。  以上、御報告申し上げます。(拍手
  18. 河井彌八

    議長河井彌八君) 別に御発言もなければ、これより本件採決をいたします。本件全部を問題に供します。委員長報告通り本件承認することに賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  19. 河井彌八

    議長河井彌八君) 総員起立と認めます。よって本件は、全会一致をもって承認することに決しました。      ——————————
  20. 河井彌八

    議長河井彌八君) 参事報告させます。    〔参事朗読〕 本日委員長から左の報告書を提出した。  自転車競技法等臨時特例に関する  法律の一部を改正する法律案可決報告書      ——————————
  21. 河井彌八

    議長河井彌八君) この際、日程に追加して、自転車競技法等臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)を議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  22. 河井彌八

    議長河井彌八君) 御異議ないと認めます。まず委員長報告を求めます。商工委員長吉野信次君。    〔吉野信次登壇拍手
  23. 吉野信次

    吉野信次君 ただいま上程されておりまする議案につきまして、商工委員会審議経過を説明申し上げます。  御承知通り現行自転車競技法等臨時特例に関する法律は、自転車競技法等国庫納付金制度にかわるべき納入金制度臨時に設けまして、それを財源として自転車産業等振興費に充てるために、去る第十九国会で制定されまして、一カ年の時限立法で本年の三月三十一日に効力を失うことになっておるのであります。従いまして、このままこの法律が何らの措置を講ずることなしに失効いたしますというと、いろいろ矛盾と混乱を生ずるおそれなしとしないので、とりあえず暫定予算期間中、すなわち四月及び五月の二カ月間、この現行法律有効期間を延長しようというのが改正立法の趣旨でございます。  委員会におきましては、いろいろ審議をいたしまして、「自転車競技等射幸行為取締に関する根本の方針いかんというような点につきましても質疑応答があったのでありますが、通商産業大臣から、「六月以降の措置としては十分にこの現行法を再検討した上で、新しい段階に即応した新しい立法措置を講じたい。」こういう御言明がありましたので、委員会としては一応これを了承して、本案はやむを得ざる暫定措置といたしまして、全会一致をもって原案通り可決すべきものと決定いたしました。  右、委員会の結果を御報告申し上げます。(拍手
  24. 河井彌八

    議長河井彌八君) 別に御発言もなければ、これより本案採決をいたします。本案全部を問題に供します。本案賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立
  25. 河井彌八

    議長河井彌八君) 過半数と認めます。よって本案は、可決せられました。  次会は、明日午前十時より開会いたします。議事日程は、決定次第公報をもって御通知いたします。  本日は、これにて散会いたします。    午前十一時四分散会      —————————— ○本日の会議に付した案件  一、議員辞職の件  一、常任委員の選任  一、国土総合開発審議会委員選挙  一、日程第一 捕獲審検所検定の再審査に関する法律の一部を改正する法律案  一、日程第二 放送法第三十七条第二項の規定に基き、国会承認を求めるの件  一、自転車競技法等臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案