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1955-03-28 第22回国会 参議院 議院運営委員会 第3号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十年三月二十八日(月曜日)    午後二時五十分開会   —————————————  出席者は左の通り。    委員長     郡  祐一君    理事            松岡 平市君            加賀山之雄君            矢嶋 三義君            天田 勝正君            三浦 義男君    委員            剱木 亨弘君            榊原  亨君            横川 信夫君            赤木 正雄君            阿具根 登君            菊川 孝夫君            山下 義信君            菊田 七平君   —————————————    議     長 河井 彌八君    副  議  長 重宗 雄三君   —————————————   政府委員    内閣官房長官  根本龍太郎君    文部政務次官  寺本 広作君   事務局側    事 務 総 長 芥川  治君    参     事    (事務次長)  河野 義克君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君    参     事    (記録部長)  丹羽 寒月君    参     事    (警務部長)  佐藤 忠雄君    参     事    (庶務部長)  渡辺  猛君    参     事    (議事課長)  海保 勇三君   国立国会図書館側    館     長 金森徳次郎君    副  館  長 中根 秀雄君    参     事    (管理部長)  山下 平一君   —————————————   本日の会議に付した案件常任委員辞任及び補欠に関する件 ○農林水産政策に関する調査承認要求  の件 ○運輸一般事情に関する調査承認要求  の件 ○郵政事業運営実情に関する調査承  認要求の件 ○電気通信並びに電波に関する調査承  認要求の件 ○建設事業並びに建設諸計画に関する  調査承認要求の件 ○国家財政の経理及び国有財産管理  に関する調査承認要求の件 ○国立国会図書館組織規程の一部改正  の件 ○国立国会図書館建築協議会規程の一  部改正の件 ○国立国会図書館職員苦情処理規程の  一部改正の件 ○参議院傍聴規則の一部改正に関する  件 ○土地調整委員会委員任命につき本院  の承認を求めるの件 ○文化財保護委員会委員任命につき本  院の同意を求めるの件 ○小委員長報告参議院国立国会図書館裁判官訴  追委員会及び裁判官弾劾裁判所の昭  和三十年度暫定予算予定経費要求に  関する件 ○委員会関係経費配分に関する件   —————————————
  2. 郡祐一

    委員長郡祐一君) ただいまから委員会を開きます。  初めに常任委員辞任及び補欠に関する件。
  3. 海保勇三

    参事海保勇三君) 自由党から、地方行政委員北村一男君、法務委員安井謙君が辞任されまして、地方行政委員安井謙君、法務委員北村一男君を指名せられたいとの申し出が出ております。
  4. 郡祐一

    委員長郡祐一君) ただいま報告通り決することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 郡祐一

    委員長郡祐一君) 御異議ないものと認めて、さよう決定いたします。   —————————————
  6. 郡祐一

    委員長郡祐一君) 調査承認要求の取扱いに関する件。
  7. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) ただいま五つの委員会から六件の調査承認要求書が提出されております。お手元に表だけを刷ったのを差し上げてあります。
  8. 郡祐一

    委員長郡祐一君) 調査承認要求一覧表をお手元に配付いたしましたが……。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 郡祐一

    委員長郡祐一君) 御異議ないものと認めて、ただいま報告のありました通り承認することに決定いたします。   —————————————
  10. 郡祐一

  11. 山下平一

    国立国会図書館参事山下平一君) 御審議願います案件は、国立国会図書館組織規程の一部を改正する規程案国立国会図書館職員苦情処理規程の一部を改正する規程案国立国会図書館建築協議会規程の一部を改正する規程案の三件でございます。これらの規程改正は、いずれも国会法改正により、図書館運営委員会議院運営委員会に統合されましたので、これに対応する改正でございます。「図書館運営委員会」を「議院運営委員会」に、「図書館運営委員長」を「議院運営委員長」に改めるのがおもな改正でございますが、ただ理事に委嘱いたします建築協議会委員につきましては、定員の関係理事中から委員長に御指名願うことに改めるものであります。何とぞ御承認願います。
  12. 郡祐一

    委員長郡祐一君) ただいま御説明のありました三件を承認するに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 郡祐一

    委員長郡祐一君) 御異議ないものと認めて、さよう決定いたします。   —————————————
  14. 郡祐一

    委員長郡祐一君) 次に参議院傍聴規則の一部改正に関する件。
  15. 芥川治

    事務総長芥川治君) お手元にお配りしておりまする参議院傍聴規則の一部を改正する規則案であります。内容は第一条中に「警察官吏」とありますのを「警察官」に改め、第六条第二号中の「外套、傘、」を「外とう、かさ」に改め、「かばん、」の下に「えり巻、」を加えた改正であります。院規則改正に伴いまして改正したものでありますが、従来第一国会のときに傍聴規則を本委員会で御承認を願いましたので、本日改正点をお諮りいたしておるわけであります。
  16. 郡祐一

    委員長郡祐一君) ただいま説明通り改正することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  17. 郡祐一

    委員長郡祐一君) 御異議ないものと認めて、さよう決定いたします。   —————————————
  18. 郡祐一

    委員長郡祐一君) 次に土地調整委員会委員任命につき本院の承認を求めるの件並びに文化財保護委員会委員任命につき本院の同意を求めるの件。  官房長官から御説明を願います。
  19. 根本龍太郎

    政府委員根本龍太郎君) 土地調整委員会委員津田広君は、去る一月三十日任期満了となりましたが、衆議院の解散によりまして両議院同意を得ることができないため、土地調整委員会設置法第七条第二項の規定によりまして、一月三十一日付再任いたしましたので、同法同条第三項の規定によりまして、両議院の事後の承認を求めるため本件を提出いたした次第であります。  お手元履歴書で御承知のように、津田君は、大学卒業商工省に入りまして、鉱山局金属局化学局の各局長及び軍需省化学局長等の要職を歴任いたしまして、昭和十九年十一月退官、その後は社団法人瓦斯工業会理事長東京瓦斯株式会社嘱託及び日本熔接鋼管株式会社取締役等就任いたしましたが、同二十六年一月土地調整委員会設置とともに初代の委員に任命され本年一月までその職にあったものであります。同君は過去四年にわたり土地調整委員会委員といたしまして同委員会運営のために尽力いたし、かつ人格が高潔で公共の福祉に関し公正な判断をすることができ、経済に関する学識経験をも有するものでありますので、土地調整委員会委員として最も適任であると存ずる次第でございます。  何とぞ慎重御審議の上、すみやかに御承認願いますよう切にお願い申し上げる次第であります。
  20. 郡祐一

    委員長郡祐一君) 文化財保護委員会委員任命につき本院の同意を求めるの件については、文部政務次官寺本広作君から御説明を願います。
  21. 寺本廣作

    政府委員寺本広作君) 文化財保護委員会委員萬田尚登君が昭和二十九年十二月十日辞任しましたので、その後任として川北禎一君を同委員会委員に任命いたしたく文化財保護法第九条の規定により両議院同意を求めるため本件を提出いたしました次第でございます。  川北君は、お手元履歴書で御承知のように、大正十一年大学卒業後直ちに日本銀行に入り、ニューヨーク代理店監督役附資金調整局の各課長営業局次長、小樽・札幌各支店長を歴任の後、昭和十七年四月資金調整局長となり、総務部長理事を経て、同二十二年五月副総裁就任、次いで同二十四年六月日本興業銀行総裁就任、爾来日本興業銀行取締役頭取として再任を軍ね、その闇経済金融に関する各種委員会等に関与し、又通商産業省、経済安定本部の各顧問、日仏会館常務理事並びに評議員、エカフェ(ECAFE)協会常務理事国土総合開発審議会委員等にも就任、広くわが国経済、文化の向上に尽力して来た者でありまして、文化財保護が広く所有権の尊重、国土総合開発等とも多大の関連を有し、文化財保護産業経済界との公正な調整をはかる必要性が強く要請されている実情にかんがみまして、わが国文化財保存及び活用並びに調査研究に当ることを職務とする同委員会委員として最も適任であると考える次第でございます。  何とぞ慎重御審議の上、すみやかに同意下さるようお願い申し上げます。
  22. 矢嶋三義

    矢嶋三義君 ただいま説明されました両者に資料要求いたしておきます。  まず津田君については、過去におい土地調整委員会会議出席状況がわかるような資料を出して頂きたい。次に川北君については、今出されておる資料を拝見しますと、種々の委員を勤められておるようでありますが、これらの委員としての出席状況がわかるような資料を出していただきたい。  せっかく説明がありましたから二点ほどお伺いしておきたいと思いますが、それは寺木政務次官に伺いますが、この文化財保護委員会委員として現大蔵大臣萬田尚登君が就任されておったわけですが、その後任にやはり金融界日本銀行出身者があげられているようですが、この文化財保護委員会委員金融界出身者とするのは、どういう関連でこういう人選をするのか、念のため承わっておきたいと思います。これが一点。それからもう一点は、ただいまの説明では、文化財保護国土総合開発と密接な関係云々という御説明でございましたが、もうちょっとこの点わかり易く御説明願います。  以上の点を伺います。
  23. 寺本廣作

    政府委員寺本広作君) 川北禎一君が一萬田尚登君の後任に、候補者としてあげられておる関係から、金融界から選んだのではないかというお話でございますが、別に金融界代表という意味でこれを人選したわけではございません。川北禎一君は、これまで、ただいま申し上げました事柄のほかに文化財協会と申しますかの協会の副会長等をいたしておりまして、文化財保護については特に関心を持っておる人でございます。ただ文化財保護に当りましては、いろいろの天然記念物の保存や、そういうことに関連いたしまして電源開発鉱物資源開発文化財保護に関する仕事とが競合する場合がしばしばございまして、そういう場合には、財界出身者がおることが、特にこの文化財保護経済開発関係調整することに非常に都合がよい場合がございますので、文化財保護だけでなく、経済界事情にも広い識見を持っている人を入れたいということで川北君を選んだわけでございます。
  24. 天田勝正

    天田勝正君 私は、資料次会までに要求いたしておきます。津田広君についてでございますが、この土地調整委員会の他の委員はいかなる経歴を持っておられるか。こういう詳しい経歴でなくてけっこうでございます。簡単でけっこうでございますが、次会までにそれを提出していただきたいと思います。というのは、これから質問をいたすのでありますが、それと関連いたしますので、というのは私は、常にこの委員会において、これらの各種委員承認いたします場合注意申し上げておりました事柄は、ほとんどこうしたもろもろの委員というものが、何か退職官吏の救済のごときにおいがする。なるほどこれらの人たちはみんなりっぱでごさいましょう。しかし役人以外であっても、世の中にりっぱな人は多いのであって、どうもそれが必らず役人上りというか、高等官なんかから出たとかいうことが大きな影響を役所へ及ぼしているがごときにおいがいたすのであります。それで実は、この委員会においても前内閣当時から、しばしばそのことは各種委員において問題になりました。割方問題にならないのはこの文化財保護委員会委員で、比較的そういうことは問題にならなかった、そこで私は官房長官にお伺いするのですが、津田君もほとんど役人に終始されたかたでありますけれども、こうして役人ばかりをこれに入れなければならない事情があるのかどうかということをこの際伺っておきます。
  25. 根本龍太郎

    政府委員根本龍太郎君) 総括的に申し上げますと、政府といたしましては、なにも退職官吏を特に優遇するという方針でやっているわけではございません。今回の津田君の問題なんかにつきまして申し上げますと、本委員会としましては、鉱業又は採石業一般公益又は農業、林業その他産業との調整をはかるためのこれが任務を持っておるのでございます。従いましてこういう方面の経験者が特に望ましいという観点からいたしまして、候補といたしました津田君は先ほど御説明申し上げましたように、四年間にわたってこの任務に一生懸命に精励され、非常に適当な人であるという意味においてこの業務の本質からいたしまして適任であると思いまして再任方と申しますか、お願いした次第でございます。
  26. 矢嶋三義

    矢嶋三義君 本日のところはこの程度にとどめて、次会に改めて諮られたいと思います。
  27. 松岡平市

    松岡平市君 先ほど矢嶋君並びに天田君から要求された資料と一緒に、両委員会委員給与関係についての資料を同時に提出して頂きたいと思います。それだけ私はお願いいたします。
  28. 郡祐一

    委員長郡祐一君) 只今矢嶋委員天田委員松岡委員からそれぞれ要求がありました通り至急資料を御提出願います。  矢嶋君の御意見の通り会派にお持ち帰り願いまして、次会に決定することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  29. 郡祐一

    委員長郡祐一君) 御異議ないものと認めて、さよう決定いたします。   —————————————
  30. 郡祐一

    委員長郡祐一君) 次に参議院国立国会図書館裁判官訴追委員会及び裁判官弾劾裁判所昭和二十年度暫定予算予定経費要求に関する件並びに委員会関係経費配分に関する件。  庶務小委員長から御報告を願います。
  31. 菊川孝夫

    菊川孝夫君 ただいま議題となりました案件のうち、先ず参議院国立国会図書館裁判官訴追委員会及び裁判官弾劾裁判所昭和三十年度暫定予算予定経費要求について御報告いたします。  御承知のように今回の暫定予算は、四、五月の二カ月分でありまして、それぞれお手元に差上げております資料通り、当初予算の十二分の二をそのまま計上したのでありまして、全く事務的な経費内容としたものであります。なお国立国会図書館及び裁判官訴追委員会関係につきましては、このたびの国会法改正に伴いまして、今回から本委員会におい審議することとなったものであります。  以上、本件につきましては、本日の庶務関係小委員会において審査の結果、原案通り異議がないものと決定いたしました。  次に委員会関係経費配分に関する件でありますが、これは国会法改正に伴う新委員会に対する配分をいかにするかということであります。庶務関係小委員会におきましては、本件については、今年度も残り少いものでありますので、実質的に従来と同種の委員会に引続き残額を配分することに決定いたしました。  以上をもって御報告を終ります。
  32. 郡祐一

    委員長郡祐一君) ただいまの御報告に御質疑ございますか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  33. 郡祐一

    委員長郡祐一君) 別に御質疑がございませんければ、庶務関係小委員長報告通り決定することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  34. 郡祐一

    委員長郡祐一君) 御異議ないものと認めて、さよう決定いたします。  本日は、これをもって散会いたします。    午後三時九分散会