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椎熊委員 御
了解願いたいのは、
会期はきょうとあすだけです。
政府与党にとりまして、
重要事件は今
参議院に送付されたばかりです。これが果して議了するかしないかは政治的に大きな問題です。われわれはたびたび申し上げておりますように、今回の
会期はこれ以上延ばしたくないという考えを持っております。しかるに今朝来、わが党の
首脳部は
自由党と折衝し、
参議院の方と交渉しておりますが、今のところ
参議院で議了できるかできないかという
見通しはこんとんとしてつかないということです。これは
政府にとりましても、
与党にとりましても重大ですから、今手分けをして、
幹部総出で
参議院の
了解工作、あるいは
お願い等に回っておるわけです。これがもし
会期内に
審議未了にでもなるということなら、
政府にとりましても
責任の問題も起りますし、
参議院の一部にも、この二日間の
会期では短かいというはっきりした主張をしておる方もあって、あるいは
参議院側から
会期を延長しなければ
審議できないという議が出ないとも限らぬ情勢です。出るか出ないか、それも
見通しがつかないのですが、こういう段階のときにそういう事態が発生しても、こちらは本
会議がなくなってしまって、御
相談申し上げる機会も何もないということになると、この切迫した
会期の間に非常に重大な政治問題に逢着するので、御迷惑ではございましょうけれ
ども、この種の
状態のときは、
会期末においては常に時間
一ぱい、十二時ぐらいまで待機するということは、
前例等から見ましても当然とは言えませんけれ
ども、お願いして、御
了解のもとに待ってもらっておるような旧来の
慣例もありますし、
慣例はともかくとして、
現実の
状態といたしましては、何も十二時まで待ってくれというのじゃないのですが、おそくとも六、七時ごろまでには
参議院の
状況の判断がつきそうな
状況になるらしいので、その間本
会議を開くことができないような
状態にされてしまうことは政治的に大きな問題になりますから、ぜひごしんぼう願って、御
賛成、御
了承を願いたいのです。